椰子・椰子 の商品レビュー
友人にすすめられて読んだ一冊。 不思議でヘンテコな世界。 この世界観、たまらないです。 気になってどんどん読んじゃいました。
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解説のとおり,夢の中なら納得してしまうような世界。 読み終わった日に,この本に出てきそうな いい感じに変わった夢を見た。で,覚えていた。嬉しい。
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「子供をきちんとたたんで押入れにしまってから」 え、たたんで? …えったたんで??(二度見) いや、まあ、 しょっぱなから小6くらいの背丈のもぐらと並んで写真撮るとか、かたつむりが団体演技とか、殿様が町内会長とか、片想いしたり恋人がいたり淡々と忙しい内容なんだけど。 あーでも...
「子供をきちんとたたんで押入れにしまってから」 え、たたんで? …えったたんで??(二度見) いや、まあ、 しょっぱなから小6くらいの背丈のもぐらと並んで写真撮るとか、かたつむりが団体演技とか、殿様が町内会長とか、片想いしたり恋人がいたり淡々と忙しい内容なんだけど。 あーでも、 最初の方から、冬眠明けたら2倍にふくらんだりしてたなあ、子供。
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楽しげではっちゃけた感じ。川上弘美さんには、こんなニコニコ微笑んで読み進められる作品を書いてもらいたい。
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不可思議と言って差し支えない本。もぐらがしゅじんこうだったり、なんとも言えない化け物に恋人がなってしまって、でも全然悲しまない話だったり。 なんかちょっと人間でいるのが悲しくなって、でも毎日は続いていく、ああ良かったあと思える本。面白いです。
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川上ワールド全開のお話に、これまた飄飄とした山口マオの絵がおまけに付いている。ただ、いつもとちょっと違うのは、日記形式をとっていること。各季節の終わりにある短編を除いては、概ねショート・ストーリーズの連作といった趣き。中には、わずか1行「松も取れたので、冬眠に入る」などというTh...
川上ワールド全開のお話に、これまた飄飄とした山口マオの絵がおまけに付いている。ただ、いつもとちょっと違うのは、日記形式をとっていること。各季節の終わりにある短編を除いては、概ねショート・ストーリーズの連作といった趣き。中には、わずか1行「松も取れたので、冬眠に入る」などというThe shortestとも言うべき、ショートショートの限界を突き破ったようなのまである。もちろん、1日ごとの単体で読むものでもなく、トータルに「軽み」の世界を味わうものだ。
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川上弘美の、さらっとしてて、すこし奇妙で、やさしい世界がすきです。この本は不思議な生活をするすると送る女性のおはなしで、梨木香歩の「家守綺譚」みたいなかんじ。「〜を〜した」の「〜」にランダムな日本語を当てはめて、出来た文章から物語を展開させていった、という印象。ことばをひとつひと...
川上弘美の、さらっとしてて、すこし奇妙で、やさしい世界がすきです。この本は不思議な生活をするすると送る女性のおはなしで、梨木香歩の「家守綺譚」みたいなかんじ。「〜を〜した」の「〜」にランダムな日本語を当てはめて、出来た文章から物語を展開させていった、という印象。ことばをひとつひとつ取り出して、いろんな角度からじっくり見つめてみたり、撫で回したりして、ぽんっと文章に落としてみて、みたいに、ことばでたのしく遊んでるんじゃないかなあとおもった。ことばってたのしいよね、愛おしいよね、って無邪気に微笑むこどものような小説。どろどろと疲弊していたこころにするりと潜り込んでくれる。
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年末年始の空いた時間に気軽に読めるライトなものを、と思って買ったのだけど、ちょっとライト過ぎたように感じた。思い返すと山本アユミミとかちょっと好きだし、お正月には合わなかっただけかも。頭は使いたくないし時間もないけどちょっとだけ本を読みたい夜とかに、お風呂で読んだらよさそう。ひと...
年末年始の空いた時間に気軽に読めるライトなものを、と思って買ったのだけど、ちょっとライト過ぎたように感じた。思い返すと山本アユミミとかちょっと好きだし、お正月には合わなかっただけかも。頭は使いたくないし時間もないけどちょっとだけ本を読みたい夜とかに、お風呂で読んだらよさそう。ひとまず眠くないときにもう一度読もうと思います。
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奇妙でユーモラスなうそばなし。ほとんどが川上弘美さんの夢をもとにしてるとのこと。 日常からちょっと離れた、でも荒唐無稽ではないこの空間が、川上さん独特の世界観である。一度はまるとクセになる。
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沢山引用をしてしまいました。川上さんの世界観は、一度味わったらじわじわとクセになります。何でもありで、変なことが起きても納得してしまうような、まさに夢の中を再現した印象です。川上さんの奇妙で不思議で、時々不気味系のお話のBGMには、谷山浩子さんの曲がぴったりだと改めて実感。
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