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“It"と呼ばれた子 幼年期 の商品レビュー

3.8

248件のお客様レビュー

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2010/08/31

ノンフィクションということで、文体は回想というか、経験談を淡々と語り物語風ではない。やはり、体験談である。であるだけに、途中のアンモニアを飲ませたり、風呂場での毒ガスの件などは震撼した。虐待の域をとうに超えているのだ。殴る、ける、餓えさせる、せいぜいこのくらいが常人に考えられる虐...

ノンフィクションということで、文体は回想というか、経験談を淡々と語り物語風ではない。やはり、体験談である。であるだけに、途中のアンモニアを飲ませたり、風呂場での毒ガスの件などは震撼した。虐待の域をとうに超えているのだ。殴る、ける、餓えさせる、せいぜいこのくらいが常人に考えられる虐待のイメージだが。アウシュビッツも真っ青な攻撃にただただ悲しみを禁じ得ない。

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2010/08/02

数年ぶりに再読。 初めて読んだのは確か中学くらいの頃だけど あまりの残酷さとリアルさに衝撃を受けたことを覚えている。 近日ニュースでネグレクトが報道されていて、 この小説(というか事実)はネグレクトとは違う 児童虐待の話だけど想像を絶する話。 あまりにも理不尽で、 心に葛藤を抱え...

数年ぶりに再読。 初めて読んだのは確か中学くらいの頃だけど あまりの残酷さとリアルさに衝撃を受けたことを覚えている。 近日ニュースでネグレクトが報道されていて、 この小説(というか事実)はネグレクトとは違う 児童虐待の話だけど想像を絶する話。 あまりにも理不尽で、 心に葛藤を抱えながらも 何とか立ち向かおうとするタイガーが力強い。 大好きだった家族に家族ともみなされず 「it」と呼ばれるのは言葉を失う。 時期ごとにわかれて出版されていて 少しずつ大人に近づいてく。

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2010/07/11

つらい。。。 実際問題行動を起こす子供にはこのような背景がある場合も多々あるのだということを知り、そして理解しようと思いたい。

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2010/07/28

高校時代に、誰もいない図書室で1人黙々と読んでいたらとんでもない時間になっていた。そういう思い出のある本。泣きます。胸が痛みます。 「それ」と実の母親に呼ばれる少年。食事を与えられず過酷な労働を強いられ、奴隷のように生活する少年。数々の虐待の記録は痛ましいけれど、こう言うことが...

高校時代に、誰もいない図書室で1人黙々と読んでいたらとんでもない時間になっていた。そういう思い出のある本。泣きます。胸が痛みます。 「それ」と実の母親に呼ばれる少年。食事を与えられず過酷な労働を強いられ、奴隷のように生活する少年。数々の虐待の記録は痛ましいけれど、こう言うことが現実にどこかで起きているのかと思うと、辛くても目を背けてはいけない気がします。 一番記憶に残っているのは、お風呂掃除を命じられる場面。母親は「混ぜてはいけない洗剤」を混ぜてバケツに入れておきました。風呂場は鍵が閉められて外に出られない。バケツからは毒ガスがモクモク。目が痛い、息が苦しい。 「殺されてしまう!」そう感じる幼い子供がいるというだけで、辛い。辛い本です。三部作。

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2010/06/06

なぜここまで虐待されなければならないのか… につきる一冊。デイビッドの子供であるがゆえに従わざるをえない無力さ、辛さ、家族の冷たさはもちろん心に残るが、彼の「心の強さ」が一筋の希望となり、際立っていた。

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2015/12/18

ノンフィクション小説。虐待の話、凄いです…。 本屋さんでなんとなくタイトル・表紙に惹かれ最初のページを読んだのがきっかけ。 そのまま買ってしまいました。 読んでみると、あまりに虐待話が凄くて目を背けたくなるような事も。 だけどノンフィクションだし、こういった事を受けている子供もい...

ノンフィクション小説。虐待の話、凄いです…。 本屋さんでなんとなくタイトル・表紙に惹かれ最初のページを読んだのがきっかけ。 そのまま買ってしまいました。 読んでみると、あまりに虐待話が凄くて目を背けたくなるような事も。 だけどノンフィクションだし、こういった事を受けている子供もいるんだよなぁ…とひしひしと実感。 幼年期だけでも充分読めるけど、その後主人公がどうなったのか気になり、少年期・青春編・完結編と読みました。 指南編は、それは虐待されている人がどう生きるべきか、というようなエッセイのようで、これだけ未読。 検索かけて知ったんですが、これ漫画が出てるんですね…この虐待を漫画として読むのはまた苦痛な気が…。 小説でも充分痛々しかったのに…。

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2010/05/03

タイトルに気を引かれた読み始めたんだけど… 普通に笑えない ノンフィクションだし母親の虐待が酷過ぎる!! ”it”なんて人間扱いじゃないし.読んでて腹立たしくなった… でも.それに耐えて頑張ったのがスゴくて泣きながら読んだ本 もし自分だったら頑張って逃げ出すし 生きる意味...

タイトルに気を引かれた読み始めたんだけど… 普通に笑えない ノンフィクションだし母親の虐待が酷過ぎる!! ”it”なんて人間扱いじゃないし.読んでて腹立たしくなった… でも.それに耐えて頑張ったのがスゴくて泣きながら読んだ本 もし自分だったら頑張って逃げ出すし 生きる意味が分からなくなって死んでるかもしれない

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2010/05/24

ガスコンロで焼かれる。塩酸入り洗剤で掃除をさせられる。赤ん坊の汚物を食べさせられる。児童虐待を生き抜いた著書がはじめて明かした、壮絶な日々の記録 「なぜ、ぼくだけがこんな目に?」母親に名前さえ呼んでもらえない。“That Boy(あの子)”から、ついには“It(それ)”と呼ばれ...

ガスコンロで焼かれる。塩酸入り洗剤で掃除をさせられる。赤ん坊の汚物を食べさせられる。児童虐待を生き抜いた著書がはじめて明かした、壮絶な日々の記録 「なぜ、ぼくだけがこんな目に?」母親に名前さえ呼んでもらえない。“That Boy(あの子)”から、ついには“It(それ)”と呼ばれるようになる。食べ物も与えられず、奴隷のように働かされる。身の回りの世話はおろか、暴力をふるわれ、命の危険にさらされ、かばってくれた父親も姿を消してしまう 児童虐待の体験者がその記憶をたどることは、きわめて苦痛と困難をともなうのだ。本書は、米国カリフォルニア州史上最悪といわれた虐待を生き抜いた著者が、幼児期のトラウマを乗り越えて自らつづった、貴重な真実の記録である。(amazonより抜粋)

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2010/03/21

読んでるのがきつい。 子供が虐待を受けているときの気持ちや感覚を知れた。 母が何故虐待するようになったのかを筆者の考察で知りたい。

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2010/03/15

読みだすと止まらなくなる本。一種の怖いもの見たさ。母親の痛烈な虐待に、誰にも潜んでいるものなのかわからないけれど、人間のもっとも暗い部分のようなものが現れていて、本当に恐ろしくなる。 読んだのは中学生当時だったけれど、心から、衝撃的だった。

Posted byブクログ