文房具56話 の商品レビュー
ノスタルジイに溢れた…
ノスタルジイに溢れた串田節にひたっていると、文房具と一般人がより身近にあった(=不便さを我慢しアレンジして使っていた)時代の、モノに対する愛情を感じる。板坂元の文房具ムックなどとともにめくると、楽しさ倍増であること請け合い。
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心優しきマゴさんは文…
心優しきマゴさんは文房具に対する姿勢も真剣。普段何気なく使っている文房具も、どれもこれも素敵なもののような気がしてくる。
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文具に関するエッセイ。旧字混じりなのがレトロで素敵。 クラフト・エヴィング商會の吉田さん達の装幀なのも手に取ったきっかけでした。 万年筆のインクのやりとりを輸血と称してるのがおもしろい。 ヤマト糊は昔は青いガラス瓶で蓋がブリキだったのね~。 画像検索掛けたらレトロかわいいデザイ...
文具に関するエッセイ。旧字混じりなのがレトロで素敵。 クラフト・エヴィング商會の吉田さん達の装幀なのも手に取ったきっかけでした。 万年筆のインクのやりとりを輸血と称してるのがおもしろい。 ヤマト糊は昔は青いガラス瓶で蓋がブリキだったのね~。 画像検索掛けたらレトロかわいいデザイン!復刻限定販売ででも売ったら売れそう。 ペナントナイフは今でも現役で売ってるのね。 小刀は使ったことないですね~。 普段よく使う刃物系文具はカッターとハサミくらい。 あとは鉛筆削りはごくたまに。 レターオープナー(レターカッター)はmidoriのがとても気に入ってるんだけど、刃が付け替え式だったらなお良かった。2年くらい使えれば良い方? 高めのセラミック刃の方ならもっと保つかなぁ。 この本は古書で買った物だけど、半分過ぎたところで屡々にしばしばと鉛筆でルビが振ってあって、わりと頻出する単語だったのでここへ来てやっと調べたんだなとふふっとしたり。 痕跡本というものですね。 昔の日記帳の付録に芸能人住所録というのがあったそう。 人気の企画だったようで、今では考えられないですわ…。 謄写版(とうしゃばん)だけ全然分からなくてググりました。ガリ刷りの事か~! いや、流石に私もやったことはないけど、ガリ刷りならギリ創作物なんかで読んで知ってました。
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文房具が大好きで、題名を見てすぐ読みたい!と思いました 私は文房具の中でもボールペンが大好きです 串田さんの文房具愛がとても伝わってきました! 戦争や震災で燃えてしまったり、文房具が手に入らなくなったりと文房具の歴史も感じました 日本の文房具はすごいクオリティです! 串田...
文房具が大好きで、題名を見てすぐ読みたい!と思いました 私は文房具の中でもボールペンが大好きです 串田さんの文房具愛がとても伝わってきました! 戦争や震災で燃えてしまったり、文房具が手に入らなくなったりと文房具の歴史も感じました 日本の文房具はすごいクオリティです! 串田さんの本はかなり前に書かれたものですが、文房具を愛する気持ちは一緒だ!と嬉しくなりました
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文具エッセイっていうワンテーマのジャンルが特殊で気になった本。良いなと思った項と響かない項とあって、今のテンション的には、まあまあ面白かったといった感想。
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化石と化した、文房具を含めた図鑑です。 ちくま文庫に取り入れられていて、まさに昭和の雰囲気と、紙の匂いがぷんぷんとただよっている 小さいころの教室に迷い込んだような気がして、ちょっとたのしかった一冊でした。 気になったものは、以下です。 ◎帳面は、ノートにあらず、横罫の場...
化石と化した、文房具を含めた図鑑です。 ちくま文庫に取り入れられていて、まさに昭和の雰囲気と、紙の匂いがぷんぷんとただよっている 小さいころの教室に迷い込んだような気がして、ちょっとたのしかった一冊でした。 気になったものは、以下です。 ◎帳面は、ノートにあらず、横罫の場合は、ノートと読んでもいいが、縦罫の場合は、断然帳面である。ノート、ノートブックで良い訳であるが、縦罫の帳面が67冊も溜まってしまえば、もはやノートではない。 ×ぶんまわしとは何者ぞ、コンパスとありました。でもコンパスはコンパスでぶんまわしなどとは初めて聞きました。 ×白墨、自分で買ったことはなく、学校に備え付けだったので、文房具ではない ×緑の光 これは部屋のあかりとりの窓のようです。 ◎手帳 毎年同じのものを使うのがいい、中身にまだふれられていないのは、昔はそういえば、手帳の中身を気にしてなかったと思いだした。現在のようにさまざまな種類が出てくるのは、のちのことなのである。 △吸い取り紙 インクを吸い取るのにいまでもたまにつかっています。 △鉛筆 これは、今は、シャーペンで、0.2,0.3,0.5,0.7,0.9 などととあり格段に進歩している ×下敷 これも学生のころにあったなという懐かしい化石なのです △文鎮 筆硯を使わないので、紙抑えとしては、ありかもしれません。 ×カーボン紙 これも化石なのでは、まだうっているのかな? △鳩目パンチ 一穴であけた穴に金属の輪を通して、圧搾するもの、今はニ穴にビニールパッチで補強している △セロハンテーブ つるつるしているので上からペンで書きにくい。メンディングテープをつかっているのがいい。両面テープともかもいいかも △朱肉 シャチハタになってから、肩身がせまい ×謄写版 いわゆるガリ版、まさに化石 △筆入 これはもうペンケース、あっても、筆箱でしょう ×色鉛筆 赤や青以外で、デザイン関連以外で持っている人いるのでしょうか。サインペンか、ラインマーカーでは。 ◎日記帳 これはいいですね。昔の人はマメなので道具の一つかも。 ◎クリップ ゼムクリップ以外にも、ダブルクリップ、目玉クリップ、山型クリップなどがあり ×算盤 これは電卓でしょう、時代を感じます。5000年の歴史があるとか ポストイット、アロンアルファー、パンチ、ファスナー、クリアフォルダー、バインダー、情報カード などが抜けていて、最近の発明品なのでしょうか。 目次 帳面 ペン先 消ゴム ぶんまわし インキ 万年筆 糊 白墨 小刀 定規 緑の光 鋏 手帳 束見本 画鋲 輪ゴム 吸取紙 鉛筆 下敷 文鎮 封筒 便箋 貝光 カーボン紙 鳩目パンチ スタンプ台 筆 セロハンテープ ホッチキス アルバム 硯 朱肉 ボールペン 七つ道具 ペーパー・ナイフ テープ・ライター スクラップ・ブック 鉛筆削器 机 書棚 抽斗 クレヨン 謄写版 筆入 色鉛筆 文房具店にない文房具 原稿用紙 日記帳 丸筒 状差 クリップ 名刺整理箱 算盤 虫眼鏡 地球儀 文化を守る力 後記 ISBN:9784480036063 出版社:筑摩書房 判型:文庫 ページ数:256ページ 定価:680円(本体) 発売日:2001年01月10日第1刷
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今は使わなくなったもの、読み方がわからない文房具も登場するが、文房具は仕事や生活に常に使われるものであり、作者の文房具への愛情が感じられる。 「文房具はどれもみな物である。物であっても付き合いが深くなると単なる物とは言い難い。」 世の中がデジタル化し、デジタルデバイスでほとんどの...
今は使わなくなったもの、読み方がわからない文房具も登場するが、文房具は仕事や生活に常に使われるものであり、作者の文房具への愛情が感じられる。 「文房具はどれもみな物である。物であっても付き合いが深くなると単なる物とは言い難い。」 世の中がデジタル化し、デジタルデバイスでほとんどのことができるにも関わらず、筆記用具やノート、ペンケース等持ち歩かずにはいられない自分としてはあっという間に読んでしまった本。
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私の生まれた日に出版された本だという事が解り嬉しかった。 子供の頃は実家にここに載っている文房具がまだまだたくさんあったと思う。 串田孫一さんも算盤に乗ってスケートごっこして遊んだとは。 それにしても 文房具、使う人の愛着があって良いなあ。
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20210929読了。 大学時代くらいから存在は知ってたけど、読んだことのなかった本。往来堂書店さんのD坂文庫で気になって購入。 本棚やスクラップ・ブックの項目は、なかなか面白かった。
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文房具にかんする56編のエッセイをまとめた本です。 よくありがちな文房具マニアの蘊蓄ではなく、物書きである著者の仕事場の雰囲気を伝えるような、文房具に対する温かいまなざしが文章のなかに満ちており、おもしろく読みました。
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