姑獲鳥の夏 の商品レビュー
正直、京極堂の講釈は…
正直、京極堂の講釈は私には難しかったですが・・・それでも話しにひきこまれて読みきることが出来ました。
文庫OFF
京極夏彦の代表作『京…
京極夏彦の代表作『京極堂』シリーズの第1弾です、正直読み終わったとき絶句しました、京極堂の解釈は僕には難しすぎて少ししか理解できなかったけど、推理小説の中でも異端で新しい感覚が得られました、一読の価値ありです!
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いつもいつも、本屋で…
いつもいつも、本屋で分厚い文庫を手にとってみては読もうかどうか迷っていた京極夏彦さんの作品に挑戦し始めました。あんなに苦手意識のあった小難しい漢字ばかりの文章もいつのまにか物語に引き込まれて、すらすら読んでいけました。妖怪とか呪いが受け入れられるかという点よりも京極堂の講釈をあき...
いつもいつも、本屋で分厚い文庫を手にとってみては読もうかどうか迷っていた京極夏彦さんの作品に挑戦し始めました。あんなに苦手意識のあった小難しい漢字ばかりの文章もいつのまにか物語に引き込まれて、すらすら読んでいけました。妖怪とか呪いが受け入れられるかという点よりも京極堂の講釈をあきずに読めるかがポイントな気がします。私ははまってしまいました。
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おすすめの一冊
20箇月も身篭ったままの娘。密室から失踪した夫。その奇妙な噂話を聞いた時から、あの夏は始まった……。関口、榎木津、そして京極堂。魅力的なキャラクターが躍動する、シリーズ第1作。必読の面白さ!
yoko
京極夏彦さんは初めて読んだのですが,その情報量の多さと,伏線の回収力に驚きました。人ならざる物が出てくる本はこれまで読んだ事があったのですが,この本に出会って新しい着地方法を見つけました。
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いつか読みたかったシリーズ…過去古本屋さんにおすすめされたり、職場のひとにもおもしろいよーとおすすめされたり。いつか…いつか…と先延ばしにしておりましたがタイミングよく手に入ったので読む。 己より年上の小説を評価するのは難しい ストーリーもキャラクターも設定も面白いんだけど、いま...
いつか読みたかったシリーズ…過去古本屋さんにおすすめされたり、職場のひとにもおもしろいよーとおすすめされたり。いつか…いつか…と先延ばしにしておりましたがタイミングよく手に入ったので読む。 己より年上の小説を評価するのは難しい ストーリーもキャラクターも設定も面白いんだけど、いま読むとものすごーーく不快になる描写がかなりあったりして。気持ちは分からんでもないけど。 でもこの、意味わかんないんだけど超魅力的な感じは物語シリーズのそれで、超面白かった。(おかしい表現ですが、先に物語シリーズと出会ったので…)これがデビュー作…おそろしや。続きも楽しみ。
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新本格ミステリーというジャンルのはじめの一歩にふさわしい本。 こういう感じでやっていきます、文句は全部読んだら聞きます。という感じ。 全部読んだら読んだで夏の蝉の声に全部かきけされてまぁいいか、面白かったし。にさせられてしまう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
まず話の内容より読み終えたことの達成感が凄い。 単純なホラーやミステリーではなく物理的で科学的な作品。 オチは精神異常で死体が見えなかったというそんなことあるか、と言いたくなるような展開だったがそこも結局は最初の京極堂の話と結びついているのが面白い。 無頭児の描写や、恋文と股から血を流す少女の記憶など有り得ないことなのに生々しくグロテスクな描写が卓越していて気分が悪くなった。 最後の姑獲鳥からうぶめに変わるところは涼子は化け物から1人の母として死んでいったのかなと思った
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※このレビューにはネタバレを含みます
とある病院で起きた不可解な2つの謎。妊娠20ヶ月以上も身籠っている妊婦と生まれたばかりの赤ちゃんの失踪事件。2つの事件は関係はあるのか? 主人公サイドは捻くれた陰陽師、人の過去の記憶が見える軽薄な探偵、やさぐれた刑事とキャラクターがたっていたが、語り部の文士関口がなんかウジウジしてて魅力を感じなかった。また京極堂も説明が長いし、探偵の榎木津も能力があるのに役に立たないし、刑事の木場が一番まともだった。ミステリーとしてはトリックがちょっとズルい感じがしたが、怪奇小説としては。おどろおどろしさや陰鬱さの描写は卓越していて、読んでいてこちらも動悸がしそうになり凄い読書体験だった。
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理解されないと思っていた自分の考えが、自分よりも圧倒的に高次に言語化されたことによる共感的な面白さがある。 最初の不必要とも思える会話が実は伏線となっていたのも面白い。 心理描写とトリック、そのどちらもに重点を置いているのにどちらかが霞むわけでもないところにも感動する。 点で見て...
理解されないと思っていた自分の考えが、自分よりも圧倒的に高次に言語化されたことによる共感的な面白さがある。 最初の不必要とも思える会話が実は伏線となっていたのも面白い。 心理描写とトリック、そのどちらもに重点を置いているのにどちらかが霞むわけでもないところにも感動する。 点で見ても線で見ても面白い作品だと思う。 ただ、どこで・誰が・どのように、がややわかりづらいようには感じた。 私の読解力不足な気もするので、再度読みたい作品。
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