ヴィンランド・サガ(4) の商品レビュー
トルフィンとデンマーク王国の王子の邂逅編である。物語としては、第二王子であるクヌートを本隊へと送り届けようとしている。 今回の白眉は、アシェラッドの来歴が詳らかにされたところだろうか。彼が何を狙って動いているのかが明らかになっている。当然、彼の首を狙うトルフィンにとってもこの...
トルフィンとデンマーク王国の王子の邂逅編である。物語としては、第二王子であるクヌートを本隊へと送り届けようとしている。 今回の白眉は、アシェラッドの来歴が詳らかにされたところだろうか。彼が何を狙って動いているのかが明らかになっている。当然、彼の首を狙うトルフィンにとってもこの動向は無視できないところであり、この時点での開陳は上手いところだろう。 とはいえ、物語としては連続して間に入ってしまっているので、ここでは星四つ半相当と評価している。
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イングランド西部セヴァーン川で、ウェールズ方面に親書を送るアシェラッド。 トルケルからの追っ手をかいくぐり、アシェラッドの軍はウェールズへと入る。 ここでアシェラッドの出自が明らかになる。 島国でありながら海の向こうからの侵略を受け続けたイングランドの歴史は、日本のそれとは全く異なる。 そして、ヴァイキングもまた、残虐な侵略者に他ならないのだった。 スヴェン王の息子クヌート、キリスト教の神父ヴィリバルドなど、新しいキャラクターも定着しつつある。
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奴隷に対し救済もなく主人公にそれを罵るような言葉を吐かせる。世話になった老婆の村を焼き捨てたときの主人公の表情がまったく劇的でない。掠奪のシーンを悲劇的にせず坦々と描きその横を主人公に素通りさせる。この人情話や啓蒙話に走らぬトーンが実に重厚である。 背景を描かずとも魅力的なキャ...
奴隷に対し救済もなく主人公にそれを罵るような言葉を吐かせる。世話になった老婆の村を焼き捨てたときの主人公の表情がまったく劇的でない。掠奪のシーンを悲劇的にせず坦々と描きその横を主人公に素通りさせる。この人情話や啓蒙話に走らぬトーンが実に重厚である。 背景を描かずとも魅力的なキャラクタが余りにも多い。そのキャラクタの魅力が遺憾なく発揮される殺陣のシーンは、重厚なトーンとは裏腹に躍動感にあふれ胸が躍る。1巻の無刀取りじみた動作を見せた殺陣で、ぐわっと胸を掴まれた。かっこよすぎです。
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主人公側が村を襲撃し村人を皆殺しにして略奪する部分も きっちりと書ききっている辺りに感心した。 そういった行為が当然のように行われていた時代背景は4巻までで理解できているので、 理不尽さはあるものの受け入れてしまう。
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「知ってるといや野郎がデーン人だってことぐれぇだ」 ちょっとちょっと、ビョルンが怒り狂う姿が目に浮かぶよ。
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運命に翻弄される王子、そしてアシェラッドの人物像が背景が少しずつ見えてきた。それにしても、これまであまり描かれなかったが、村人を皆殺しって記録に残されていないだけで、残酷なことは結構やってるんでしょうねぇ。まぁ、神はいないからな
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クヌートの奪還そしてウェールズ領の行軍がメイン。 行軍行軍また行軍。最後にちょっとだけ略奪。 アシェラッドのルーツについて記述がある。
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お母さん背負ったアシェラッドがかっこいい。 だけどヨーロッパ圏ではおんぶって概念がなかったって聞いたけど・・ トルフィン、すでに背景に。アシェラッドより確実に台詞が少ない。
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プラネテス繋がり 連載誌が変わってもグダグダ感は相変わらず。
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キャラの魅力が少ないとおっしゃる方は多数…でも、私の同族なら悶えるの違いない漫画。キャラの魅力あふれすぎて、1番好きなキャラはアシェラッドにしようかトールズにしようか迷いまくる。…まぁ、1番を決める必要なんてないのだけど(笑)
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