少女椿 の商品レビュー
いい意味でいやーな後味が残る本。 文字数も少なく、読者の想像に委ねる場面も多い。 大人向けの絵本を読んでるのと似た感覚を覚える
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不憫すぎるみどりちゃん この作品を一言で表すとみどりちゃん(主人公)をいじめ倒す胸糞系SM作品と言っても過言ではないでしょう。その不憫っぷりがいいんです笑 そして丸尾先生の独特で狂った世界観が秀逸です。 本作を100人が読んだら10人は好み、90人は合わないかなと思います笑 ...
不憫すぎるみどりちゃん この作品を一言で表すとみどりちゃん(主人公)をいじめ倒す胸糞系SM作品と言っても過言ではないでしょう。その不憫っぷりがいいんです笑 そして丸尾先生の独特で狂った世界観が秀逸です。 本作を100人が読んだら10人は好み、90人は合わないかなと思います笑 読む際は心して読んでください!
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やっと読めた・・・・・・‼ エロ・グロ・ナンセンスの金字塔的本作は、我らが丸尾末広先生の代表作! 12歳の少女みどりちゃんの陰惨でどこか耽美な見世物小屋生活の中で、ワンダー正光の登場をきっかけに、徐々にみどりちゃんの未来が‟混沌”としていく・・・・・・。丸尾先生の圧倒的画力もさる...
やっと読めた・・・・・・‼ エロ・グロ・ナンセンスの金字塔的本作は、我らが丸尾末広先生の代表作! 12歳の少女みどりちゃんの陰惨でどこか耽美な見世物小屋生活の中で、ワンダー正光の登場をきっかけに、徐々にみどりちゃんの未来が‟混沌”としていく・・・・・・。丸尾先生の圧倒的画力もさることながら、みどりちゃんのかわいそうな毎日に、終始目を離すことができない! 少女、絶望、見世物小屋・・・・・・個人的には惹きつけられる要素がとても多いです。 でも、実際に読んでみると、改訂版だからかもしれないけど、そういう描写は抑えられているような気もします(勿論十分多いけど)。これに関しては、同じく丸尾先生の『D.D.Tー―僕、耳なし芳一です』でかなりの耐性がついていたからだとも思いますね。それでもインモラルでカオスな感じは拭いきれていないので、十分きまってますけど(笑)。 あと、意外と想像補填的な箇所もあって、セリフが少なかったり、劇画チックな場面もあったりと、やはり普通の漫画とはいい意味でテンポが全然違う。『トミノの地獄』とか読んでたあたりもやっぱりそうで、この独特の丸尾ワールドが、たまらなくいいんですよね。 まとめると、間違いなくこの『少女椿』が後に与えた影響は計り知れなくて、当時は前衛的かもしれかった本作も、サブカルチャーの中でマンガというものを影で先導する、不朽の名作として、いつまでも君臨し続ける作品だと思います。取り敢えず、読めてよかった!
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エ***ナンセンスの体を取りつつ決して真面目ではなく半分以上ふざけているのが丸尾先生の面目躍如である。本作はその代表作。途中で明らかなパロディギャグが展開され今作がギャグ漫画なのだということを読者に分からせてくれる。
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父が家出し、母に先立たれた12歳の少女みどりは、ひょんなことから見せ物小屋で働くことになる。 狂気にまみれた世界で、みどりを待ち受けるものとは… 陰鬱、エログロ、ショッキング でも美しくて、癖になる そんな作品です。
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この手の漫画は初めて読みましたが、後味残る不思議な作品でした。 正直ストーリーはイマイチ理解出来なかったのですが、癖になります。映画版も拝見しましたが、漫画の方がより不思議な気持ちになれます。
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丸尾末広の代表作にして、最高傑作。 人間の罪深さや、おぞましさを見世物小屋で暮らす少女、『みどり』を主人公として描いている。
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人間ポンプや見世物について調べていると、時々言及がある作品なので読んでみました。 見世物一座の描かれ方を見ると、例えば 『見世物小屋の文化誌』 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20161105/p1 に収録された 『見世物小屋~旅の芸人・人間...
人間ポンプや見世物について調べていると、時々言及がある作品なので読んでみました。 見世物一座の描かれ方を見ると、例えば 『見世物小屋の文化誌』 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20161105/p1 に収録された 『見世物小屋~旅の芸人・人間ポンプ一座』(1997年/カラー/119分) と比べると、大きく違います。 まあ映画は演出もあるだろうし、全ての見世物一座が人間ポンプ一座のようであったとも言えないでしょうが。 『少女椿』の作品についていえば、これは読者を選ぶ作品。 絵は好きなのですが、物語としては私はこういうのは苦手。 しかし読んでおく価値はあるのではないでしょうか。 丸尾末広先生の特異な作風が味わえます。 熱心なファンも多いようで、そういった方々のレビューを読むと楽しいし勉強になります。 (追記) よく考えると、主人公の名前は“みどり”。椿ちゃんじゃありません。 では、なぜタイトルは『少女みどり』じゃなくて『少女椿』になったのでしょうか。 丸尾末広の『少女椿』について少女椿というタイトルはどういう意味なのでしょうか。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14121309324 ↑紙芝居版でも主人公の名前は“みどり”です。だから何で椿なんでしょうか? http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20161227/p1
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映画版を鑑賞。 ・・・・・・・・・・ 父親は家で、母親は病死・・・ 行くあての無くなったみどりは、以前やさしくしてくれた山高帽のおじさんを訪ねます・・・ しかし、そこは赤猫屋という見世物小屋です。 みどりは無理やり見世物小屋にで働かされます・・・ 周りには手の無いも...
映画版を鑑賞。 ・・・・・・・・・・ 父親は家で、母親は病死・・・ 行くあての無くなったみどりは、以前やさしくしてくれた山高帽のおじさんを訪ねます・・・ しかし、そこは赤猫屋という見世物小屋です。 みどりは無理やり見世物小屋にで働かされます・・・ 周りには手の無いもの、両手両足が無いものと・・・ しかし、なかなか客は来ず、お金も貰えず、そのためか周りの者達も椿にあたります。 そのような中、新しく見世物小屋に入ってきたのが西洋マジックの使い手・正光・・・ 正光はみどりちゃんに好意を抱き、みどりも正光に惹かれていきます。 しかし、正光がみどりに対しての感情が大きすぎみどりは正光から離れていこうとします。 そのような中、舞台中に小人といわれ暴れてしまう正光・・・ 翌日、団長は金を持って夜逃げします。 そしてみどりと正光は二人で再出発をしようとしますが、正光が弁当を買いに行っている最中、通り魔に刺され死んでしまうといった内容です。 児童ポルノおよび児童わいせつに関する法律に引っかかり東京国際ファンタスティック映画祭2004を最後に8年間は上映禁止と言われた見れば見るほど不思議な気分になる作品です。 ・・・・・・・・・・ 絵や内容の素晴らしさもあるが、素晴らしいのはやはりその世界観。 単純なエログロではなく、一種の寂しさ、優しさ、ノスタルジーを感じさせる。 異形のものたちはみどりにひどい仕打ちをするのに、なぜかしら憎みきれず。 みどりも最後にはそこに懐かしさを感じ、それゆえにか「死んでしまえ!」と憎しみをぶつける。 個人的には、包帯男やふたなり少女の存在ももっと見てみたかった。 幻術師・ワンダー正光のもたらした安息が、もっと続けばよかったのにな……と思う。 原作も読むこと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
元祖キワモノ漫画。 見世物小屋ってもう存在しないからか、インモラルですごく惹かれる。みどりの住む一座の怠惰で退廃的な雰囲気は、サーカス団ではありえない。寺山修司の「田園に死す」を思い出した。 すごいのは画面のどぎつい構成。一枚絵や見開きはゾンビ映画のポスターみたいな迫力。メリハリが効いた、読者の目に焼き付くような白と黒のうずまきは、話の筋もふくめて正に見世物小屋チック。 わけわかんないラストは、椿の首がぽとんと落ちる感じで、このわけわかんない漫画に合っていると思う。人生ってそんなにうまくいかないものだし。
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