絶対安全剃刀 の商品レビュー
神懸かり的な作品集。全てを理解することはおそらく出来ない。 「田辺のつる」が傑作。 10年ほど前にどうしても読みたくて、古本屋をはしごして入手。
Posted by
「田辺のつる」について、タカハシマコの「タイガーリリー」経由で知り、読む。 衝撃的作風。 少女のかわいらしさだけでない、淡さや切実さや恐ろしさをこんなに淡々と表現できるとは。 コマ割やカメラ位置や空白の使い方のすごさに驚く。 漫画表現に地平線を見た。
Posted by
私は死んで、ゆらゆらと知らない人の部屋を覗き、押し入れの奥からその人の古い写真集を見つけだしぼんやりと眺めています、誰の過去だって私にそっと寄り添ってくれるから好きです、私は私が死んだことに気づくのは、この写真集を見終えたあとでした
Posted by
再読 5年位前に通販で購入。たぶん読んだんだろうけど、自分の好みに合わなくてあまり印象がない。名作といわれるが趣があるというのはこの本のことかと思う。手放すつもりで再読するが惜しい気もしてきた。
Posted by
寡作漫画家の一人でもある高野文子の80年代初頭の短編集。 漫画という表現の文学。 個人的に好きなのはコメディ要素の強い『アネサとオジ』シリーズ。 いろんな作家が描いた漫画を数え切れない程読んだが、『玄関』で描かれた大波を超える作画の「海」は未だに見たことがない。 だぶついた...
寡作漫画家の一人でもある高野文子の80年代初頭の短編集。 漫画という表現の文学。 個人的に好きなのはコメディ要素の強い『アネサとオジ』シリーズ。 いろんな作家が描いた漫画を数え切れない程読んだが、『玄関』で描かれた大波を超える作画の「海」は未だに見たことがない。 だぶついた おもいほど しまつのわるいものはないわ (『午前10:00の家鴨』より)
Posted by
金魚屋古書店という漫画にこの漫画を扱った話があり、その中で「名作揃いの短編集だぞ。20年以上前の作品とはとても思えない。」というセリフがあるのですが、実際に読んでみてまさにその通りだなと感じました。
Posted by
タイトルがかっこいいから憧れていた漫画。 漫画は図書館リクエストできないし友人も持ってないしで、高額だが思い切って購入。渋すぎる1ページ目を見て「あ、失敗したか?」と思ったが、田辺のつる、裏返しの猫、が気に入った。それからことあるごとに読み返し、お気に入りが増えていく。おすわりあ...
タイトルがかっこいいから憧れていた漫画。 漫画は図書館リクエストできないし友人も持ってないしで、高額だが思い切って購入。渋すぎる1ページ目を見て「あ、失敗したか?」と思ったが、田辺のつる、裏返しの猫、が気に入った。それからことあるごとに読み返し、お気に入りが増えていく。おすわりあそべ、玄関、あぜみちロードにセクシーねえちゃん、などなど。何気ない一コマの完成度が高すぎる。もっともっとこの世界がわかるようになりたいんだけど。
Posted by
初めて読んだのは、たしか高校生のとき。一気に好きになった。でも、何年もたったいまの方がもっと好き。同じ作品なのに、なぜかというとやっぱり人間のなんとも形容しがたい感情や、気持ちが描かれているからだと思う。自分が歳を重ねて経験が増え、心が成長するごとに物語が鮮明に輝く。
Posted by
日常のような雰囲気。でもなんかおかしい。 夢のような現実を見ている気分になる。 私には心地よい空間で、とても好き。 ふわふわふわー 読めばわかるさ。 あ、絵がすごい好み。女の子可愛い^^
Posted by
何度か読んでいたけれど、手元に置きたかったので……。 どうしようと追いつけないような、ものすごい何かがあって、でもこの作品群がもつ何かを、わりと僕は追いかけてみたいのです。 全部いいけれど、今日の気分は「はい―背すじを伸してワタシノバンデス」、「ふとん」、「うらがえしの黒い猫」、...
何度か読んでいたけれど、手元に置きたかったので……。 どうしようと追いつけないような、ものすごい何かがあって、でもこの作品群がもつ何かを、わりと僕は追いかけてみたいのです。 全部いいけれど、今日の気分は「はい―背すじを伸してワタシノバンデス」、「ふとん」、「うらがえしの黒い猫」、「午前10:00の家鴨」、「うしろあたま」、「玄関」。
Posted by