綿の国星(文庫版)(1) の商品レビュー
何度かチャレンジするも、数ページ読むと、次のページをめくる気力が失せていき、結局半分も読めていない。 いつかこの作品を読むべき時がきたら再度チャレンジすることとして、本棚に戻すことにする。
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長い間、借りたままだったのをやっと読みました。 なんとなく「今日は大島弓子っていう気分じゃないんだよな〜」と先延ばしにしてしまっていたのですが、こんな長雨に閉じ込められているときに読むとしっくりきます。 『綿の国星』を長らく読まずにきたのはチビ猫のキャラクターがかわいすぎ...
長い間、借りたままだったのをやっと読みました。 なんとなく「今日は大島弓子っていう気分じゃないんだよな〜」と先延ばしにしてしまっていたのですが、こんな長雨に閉じ込められているときに読むとしっくりきます。 『綿の国星』を長らく読まずにきたのはチビ猫のキャラクターがかわいすぎて、甘すぎる気がしていたから。 実際、後半はちょっと甘すぎる感じがするのだけど、子猫を食べてしまった母猫や、死なせるくらいなら食べてしまえばよかったと思う母猫の話、飼い主の老婆そっくりの若猫など、ところどころにドキッとするエピソードが入っている。 人は、猫は、なぜ死ぬんだろう。 死んだらどこへ行くんだろう。 予備校(実際には井之頭公園あたり?)や、夜の竹林や、土砂降りの雨の中、家に帰るチビ猫とか、見開きページにやはり時々ドキっとする場面があります。 チビ猫がずっとかわいいチビ猫のままで、ホワイトフィールドに成長する展開が描かれなかったのは残念。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
仕事の夏の山をこえたので書店をうろうろしていたら、大島弓子さんのコーナーに興味をひかれるタイトルを多く見つけた。 裏表紙の解説などをみて猫のファンタジーだと知って、購入した。 綿の国星、ペルシャ、シルク・ムーン プチ・ロード、ミルクパン・ミルククラウン、カーニバル ナイト。 なんだろう、この感じ、ふわふわ~。 須和野チビ猫、ホワイトフィールド。 昭和53年の連載ということで、線やローマ字など、昭和感がすごい。 一話目はよんでいて疲れてしまったけれど、二話目からは擬人化にもなれ、 笑ってしまったところもあった。 ラフィエルがすごく気になる……チビ猫にはお姫さま要素がある。 先が知りたいし、猫のパーティーをもう少しみたいな。
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何度読んでも味わい深い名作。文庫版は全4巻。 拾われて諏訪野家に来た「チビ猫」は、いつか人間になれると思っていたけれど、銀猫ラフィエルに、猫は猫のままで死んでゆくことを教えられる。そして架空の国、綿の国の話も。思いのままに行動するチビ猫に、周りの人間も猫も振り回されて事件が起こ...
何度読んでも味わい深い名作。文庫版は全4巻。 拾われて諏訪野家に来た「チビ猫」は、いつか人間になれると思っていたけれど、銀猫ラフィエルに、猫は猫のままで死んでゆくことを教えられる。そして架空の国、綿の国の話も。思いのままに行動するチビ猫に、周りの人間も猫も振り回されて事件が起こるけれど、それをきっかけとして成長したり前に進んだりしてゆく。 猫から見た世界は本当はこんな世界ではないのだろうけれど、こうだといいなと思ってしまう、繊細なファンタジーの世界。
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「ハーッ」?……しってる あれはためいき もうつめたてて しがみついて おまけにかみついてしまった あんたやさしいわ わたしなんでもする 猫のときも人間になったときも あんたのためになんでもする!!
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解説の永田萌さんの言葉 「ファンタジーは、どこかにきちんとした現実が裏打されてないと、ファンタジーとしての輝きを発揮することができない。まるっきりのとっぴょうしのない作り話では、心に触れる感動が希薄になる。」 秀逸である。
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チビの眼を通して語られる世界はとてもにぎやかできらきらしている。どこか懐かしい絵柄だと思ってはいたが、幼い頃愛読していた「ちびねこ」の元の作品だったとは!
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子供の頃、雑誌に掲載されていたのを読んで、猫耳にフリルのエプロンのチビがうっすら記憶に残っていた。 高校生の頃、サバのシリーズに出会って夢中で読んで、今はチビ猫もサバもグーグーもみんな大好き! 世界観はサバのシリーズが1番好きかなあ。綿の国星は時々、かわいい絵にシリアスなテーマ...
子供の頃、雑誌に掲載されていたのを読んで、猫耳にフリルのエプロンのチビがうっすら記憶に残っていた。 高校生の頃、サバのシリーズに出会って夢中で読んで、今はチビ猫もサバもグーグーもみんな大好き! 世界観はサバのシリーズが1番好きかなあ。綿の国星は時々、かわいい絵にシリアスなテーマが盛り込まれつつ、シリアスすぎないオチの加減が絶妙。 何度読んでも、好きな世界。
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擬人化・ねこ耳まんがの原点らしい。ねこの目でみるせかいってこんなかな。っておもう、かわいかったり、考えさせられたり。
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何年かぶりに読み返した こんなにも 死が埋まってる お話しだったのか チビ猫の前の"おかあさん"と本当の母猫は何処に? もうわからない そしてパウダーは やがて粉のように飛び散るのか それでも しあわせをみつけながら 生きてくしかない ラフィエルに再...
何年かぶりに読み返した こんなにも 死が埋まってる お話しだったのか チビ猫の前の"おかあさん"と本当の母猫は何処に? もうわからない そしてパウダーは やがて粉のように飛び散るのか それでも しあわせをみつけながら 生きてくしかない ラフィエルに再開する日を待ちながら にんげんにはなれなくても 少しずつホワイトフィールドに近づきながら。
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