strawberry shortcakes の商品レビュー
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痛々しいくらい、女の物語。 様々な記号が鏤められていて、そのどれもが 心に刺さるという意味で、痛い。 高校生の時に映画を観て、なんだこれ、意味わかんね、と思っていたら 最近になって原作の方と出会い、あぁ、こういう世界が描かれていたのか、と納得。 これを映画化するのはしんどいなぁと思います。 キャストは魅力的でしたけれどね! ラストの同居してる二人が別れるシーン、大好きです。 あと「あんたが泣いてくれるなら、生きていける」って台詞。
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四人の女の子それぞれの自分との葛藤のストーリー。 「恋愛」が大きなキーワードだけれど、4人の「恋愛観」は全然違う。 現実にこんな恋愛で悩んでいる女の子がいてもおかしくない、超リアリティーのある痛い痛いラブストーリー。 だって普通の恋愛漫画と違ってこの漫画に出てくる女の子には漫画お約束の奇跡なんて訪れないのだから。 塔子、ちひろ、秋代の葛藤に一緒になって苦しみ、その合間に入る里子の日常に癒されたり・・・ 貴方は誰の恋愛観に共感できますか? 因みに私は秋代の話と塔子の話で涙ボロボロでした。
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魚喃キリコの作品の中で一番好きな作品。わかる。わかる。わかる、と読み進む。魚喃キリコの作品は散文詩のようだ。ストーリーも校正も詩に近い。 僕にとっての彼女の作品は聖書に近い。と、言っても聖書なんて読んだことがないのだけども。 男とか女とか関係ない普遍的なそしてマイノリティの漫...
魚喃キリコの作品の中で一番好きな作品。わかる。わかる。わかる、と読み進む。魚喃キリコの作品は散文詩のようだ。ストーリーも校正も詩に近い。 僕にとっての彼女の作品は聖書に近い。と、言っても聖書なんて読んだことがないのだけども。 男とか女とか関係ない普遍的なそしてマイノリティの漫画。主人公たちが背負う傷がすべて理解できるわけじゃない。けど、今日のようなどうしようもない「独り」の時に読みたくなる。そして、その作品の中に治まりたいと思う。 映画のストロベリーショートケイクスも好きだけど、そして原作ネタと比較してもいい作品だと思うけど(実際に作者が主人公の1人として出演しているわけだし)、漫画には勝てない。 スクリーントーンの入れ方、台詞の入れ方、カット割り。すべてが「傷」。その「傷」がわかる。同調する。 痛い。痛い。「独り」であることを感じる夜に、読みたくなる。
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読む年代、境遇によって、 感情移入する登場人物が変わっていく。 共感する女心。 時々ドスンと的を得た、鋭い言葉。 この毎日が、この日常が、一番ドラマティックなのだ。
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女って生き難い生き物だと思った。 僕が女だったら到底生きていけない。 きっとそんなことを言ったら、 それはあんたが男だからそう思うんだよ。 もし女でもちゃんと生きていけちゃうよ。 とか言ってのけるんだろう。 まず、男と女でジャンル化してる時点で、 別次元の話をして...
女って生き難い生き物だと思った。 僕が女だったら到底生きていけない。 きっとそんなことを言ったら、 それはあんたが男だからそう思うんだよ。 もし女でもちゃんと生きていけちゃうよ。 とか言ってのけるんだろう。 まず、男と女でジャンル化してる時点で、 別次元の話をしているのかも知れない。
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彼女のススメで読んでみた。 女の人って複雑。 理解できなくもない。 満たされない1つ 埋まらない1つ 所有できない1つ それら行動にはいつも 裏側が存在するように思う。 巨大な感情の洪水をうちに秘めた シンプルなラインの装いバランス。 無駄がない詩のようです。 その空...
彼女のススメで読んでみた。 女の人って複雑。 理解できなくもない。 満たされない1つ 埋まらない1つ 所有できない1つ それら行動にはいつも 裏側が存在するように思う。 巨大な感情の洪水をうちに秘めた シンプルなラインの装いバランス。 無駄がない詩のようです。 その空気感は、とても嫌いじゃない。 それぞれ平和な日常の中 それぞれが激しい感情の渦に呑まれ また、それぞれ日常に帰る。
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静かに 深く 衝撃 高校時代かなり影響を受けたし、 確実に私の一部を作っている せつなかったり、痛々しかったり 強くて弱い それから、お気楽な女の子も スペシャルな人のスペシャルになりたいです
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なんてリアルなのだろう。痛さ。切なさ。女が生きてゆくということ。 淡々と低音で語られる。「その痛みは生きていれば当然なのよ」とでも言わんばかりに。 けれど淡々とあっさりしているから、早朝でも深夜でも、生き苦しいときにも、いつだって読める。ちょっと不思議。 摂食障害もちのイラス...
なんてリアルなのだろう。痛さ。切なさ。女が生きてゆくということ。 淡々と低音で語られる。「その痛みは生きていれば当然なのよ」とでも言わんばかりに。 けれど淡々とあっさりしているから、早朝でも深夜でも、生き苦しいときにも、いつだって読める。ちょっと不思議。 摂食障害もちのイラストレーター塔子と「その他大勢」のOLちひろ。狂おしい片想いにもがくデリ嬢秋代。恋に憧れるフリーター里子。 ちひろの「どこにも自分の居場所がない」感に共鳴してしまった。社会にはそれがない、恋人に求めることも叶わない。私は大切なものを手に入れることができたけれど、ちひろにも見つかるといいな。 トイレで塔子をちひろが抱き締めるシーンがすきだ。 あとは、この一冊の中に、里子がいてくれて良かったなあと思います。箸休め的な。救い。
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東京に暮らす4人の女性を描く連作集。 詩情あふれる絵柄と繊細な台詞が一体となり 類書にはない味わい深さを醸し出します。 ここにかかれた8割は、私の実体験とも重なります。
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わかる、感じ。 女。 それぞれの感情をどれも、わかる。 男の人のは一生わからないんじゃないかな、って思うほど。 さらりと読めて、すでに3周読んで、たぶんこれからもまだ読む。
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