strawberry shortcakes の商品レビュー

魚喃キリコ(著者)

2012/02/07

恋人には到底なれないから最高の友人の地位をキープし離れられないように必死なのが痛々しい。しかしいくらお仕事で色々な男と寝てみても「代わりの男」なんていらない主人公にホロリときてしまう。この執着いっぱいの重い愛を受け止める男は残念ながらあまりいないだろうけど。短編集の中で私はデリヘル嬢の子が一番印象深かった。

2011/12/10

たぶん，読むときの自分の状況で共感できたり，げーって思ったり．
そんな女の子たちのお話☆
たまにこれを読んだ男の子たちはどう思うんだろう．
きっと重いとかそんな言葉で苦笑するのかな ．．．

なんかすっごく心に残るセリフがあるけど，よく考えたらとてもとても重い気がするのでー・・・ナイショにしておこう．

じぶんとおんなじ名前の女子が登場する．
それだけでもうなんか憎めなくなっちゃう．

2011/12/07

図書館にあったもんだからとりあえず借りてみた。
近所のビレッジバンガードの自作帯紹介で「ショートケーキ…ではなく、お酒とともに！必須！！」みたいなの書かれてて、珍しく飲みたい気分じゃなかったのにビール飲みながら。
4人（？）の女性の恋愛模様の端々が、ずきずき自分に突き刺さる。「これ私やん！」て。
読み終わったら、なぜか涙でてきた。
これは、買います。

2011/09/30

みんな好き。
塔子もちひろも秋代さんも里子も好き。（秋代さんはなぜかさんづけしてしまう）

私的ラブなセリフは里子のセリフ。
「たまげた。あれだけウンコウンコゆってたクセに。…なんか今ムッショーにかわいく見えた」
そんなセリフをいう里子がムッショーにかわいく感じた。

2011/09/03

自分を持った生き方も、自分を持てない生き方も、同じように悩んで拠り所があって人生になっていく。

比べるために四人の女性の話を入れたのかなと思ったけど、魚喃さんの今までの漫画によく出る感じの四人だし、魚喃さんの分身のように思ってしまう。

2011/08/21

女性のリアルだと思うけど、自分とはちょっと違うかなあずれるかなあという感じ。でもちひろの気持ちなんかはよく分かるなあ…里子が好き…

2011/08/21

陰鬱な動機
刹那の感情
偏った愛情

そんな言葉が魚喃キリコ作品には似合う

現代の女の子を
彼女の瞳という名のファインダーで見た世界がそこに

2011/07/27

高校生の頃に魚喃さんの作品をよく読んでいて、最近再読。

魚喃さんの作品には、「どうしようもない人々」が出てくる。
元からどうしようもなかったのではなく、一生懸命日々を送っているはずなのに、いつの間にか「どうしようもなくなってしまった」人々。

高校生の頃は自分には関係のない遠い世界の話として捉えていたけれど、社会に接するようになるにつれて、魚喃さんの描く世界と自分が今いる世界は紙一重だと思うようになった。
不幸な偶然で歯車が狂えば、人は誰でも「どうしようもない」状態になってしまう。

また五年後に再読してみたい作品。

2011/06/18

ショートケーキ色をしたマーブリングのデザインが可愛い。​魚​喃​キ​リ​コ​珠玉の一冊。4人の女性が主人公。他の短編集にも出て来た子もいます。
売れっ子イラストレーターとルームシェアをするOL、恋がしたいレンタルショップ店員、叶わない片思いをするデルヘル嬢。
​魚​喃​キ​リ​コ​さん本人が出演された映画版もあります。もちろん原作の方が絵もストーリーも何倍もすてきですが。「恋がしたいレンタルショップ店員」の話が割と現実的で和みました。

2011/05/27

４人の女性の話。

いろいろやるせない感じだけれども、あー魚喃さんだなあという感じ。
”リアルな女性の恋愛”というあおり文がつくのだろうな。
個人的にはやはりすごく好みです。