特攻の島(1) の商品レビュー
ハイデガー哲学に溢れている本。結末を読まない限り評価は下せませんが、この著者はよく毎回毎回精神を極限まですり減らすテーマに挑むな、と本当に感心してしまいます。
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先日、回天基地のある大津島に行って来ました。のどかな島に60年前には、特攻の人間魚雷の基地があったかと思うと、今の時代の平和がありがたみを感じますね。そんな島の見学をしたばかりなので、早速その時代を描いた漫画を読みました。 まだ1冊目と言うことで、どんな感じの話の展開になるのか...
先日、回天基地のある大津島に行って来ました。のどかな島に60年前には、特攻の人間魚雷の基地があったかと思うと、今の時代の平和がありがたみを感じますね。そんな島の見学をしたばかりなので、早速その時代を描いた漫画を読みました。 まだ1冊目と言うことで、どんな感じの話の展開になるのかわかりませんが、楽しみにしています。この本には回天を作った仁科中尉が出てきますが、実在の人物のようです。絵を描いていた渡辺と言うのも実在かな?当時の写真には渡辺少尉と言うのが載っていました(予科練生なので少尉って事はないか??)。 ただし、仁科中尉にしてもこの漫画のように長髪じゃないでしょう(笑)。このあたりの長髪と口の聞き方が、当時の様子から本当だったのかどうか疑問ですが、そうしないと「見る」楽しみがなくなるでしょう。このあたりは漫画として楽しむ方がいいでしょう。 しかし、仁科中尉(最後は少佐だったのかな?)のご遺族は、戦後、「回天のようなものを作ったからうちの息子が死んだんだ」と罵られたとか。分かるような気もしますが、そう言わないといけない持って行き場のない憤りが誰にでも生まれてしまうのが、戦争の悲劇なのかもしれないです。
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