地獄星レミナ の商品レビュー
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これは伊藤潤二作品の中でもかなり異質ではないか。SFホラーというかコメディというか。世界観が壮大すぎて理解がなかなか追いつかなかった。巻末の億万ぼっちは面白かった。
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かなりワンアイデアものだが、力技でなんとか完成されている。 ホームレス氏の大活躍ぶりには笑うしかない。 スピン回転する地球、という衝撃の場面設定。
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地球が終わるときは本当にこんなもんなんだろうな。 今回はレミナだった。というだけ。何もなくても何かに怯え、慌てふためき、結局は人がおかしくなってぶつかって相討ちで何も無くなる。 地獄星はレミナじゃなくて地球だよ。レミナには人間の目と口があるとこも考えさせられる。人間って頭良くて頭...
地球が終わるときは本当にこんなもんなんだろうな。 今回はレミナだった。というだけ。何もなくても何かに怯え、慌てふためき、結局は人がおかしくなってぶつかって相討ちで何も無くなる。 地獄星はレミナじゃなくて地球だよ。レミナには人間の目と口があるとこも考えさせられる。人間って頭良くて頭悪い。登場人物、全員重要。 絵が非現実的(すごいーすごすぎるー)なのに、登場人物が「あるある」(ここぞというとき逃げたり、意外な人が人情とか正義とかあったり。)なことでリアルに感じる。 億万ぼっち 綺麗なものにはトゲや裏があったり、信じたものに裏切られたり、人は見かけじゃなかったり、一番身近な人を愛したり憎んだり、その形も様々だったり、集団で動くことの安心感と先行きの不安感と孤独と。
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レミナ美しすぎ。 最後なんの謎も解明されないまま終わりましたが、こういう終わりもありだと思います。 地獄星レミナは何だったのか。レミナとの関係性は。目的は。一切わかりません。でも、そういうのって何だったのかな!?って考察するのもまた楽しいです。 最後の最後に人柄のよさそうなカップルと子供を一緒に連れて行って仲良さそうにしているのを見るとこの絶望的な状況でもなんだかハッピーエンドになりそうな終わらせ方だと思いました。伊藤先生大好きです。
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すっっっっごい面白かった。よくこんな話思いつくなぁと思う。しかもこんだけ荒唐無稽な話を作品としてしっかり完結させてるのが本当にすごい。そして毎度のことだがこの人はとにかく作画、特に描き込み方が半端じゃない。点描で描いてある漫画なんてなかなかお目にかかれないんじゃないだろうか。そし...
すっっっっごい面白かった。よくこんな話思いつくなぁと思う。しかもこんだけ荒唐無稽な話を作品としてしっかり完結させてるのが本当にすごい。そして毎度のことだがこの人はとにかく作画、特に描き込み方が半端じゃない。点描で描いてある漫画なんてなかなかお目にかかれないんじゃないだろうか。そしておよそ今まで見たこともないようなようなシーンの連続で絵的にも全く飽きさせない。レミナを追いかけて世界中の人が集団で空を飛ぶシーンとかおもしろすぎる。この人の作品はたしかにジャンル的にはホラーとも言えるけどエンタテインメント性がすごく高くてとにかく発想がぶっ飛んでる。これこそ漫画って感じ。本当におもしろかった。
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群集心理の恐ろしいことよ‥。「億万ぼっち」は一風変わった話で面白かった。これくらいの長さでストンと収まるものが好きかも。
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「宇宙とパニックが怖い」 レミナ星が地球を食べに来る。 そして、乱衆と化す人々。 独特な筆致で描く伊藤潤二を愛でよう。 「億万ぼっち」も掲載。
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何でこう伊藤順二さんの描く女の子はこんなに魅力的なんでしょう。 ず~っと見惚れていたくなってしまいます。麗美奈ちゃん。 たくさんの人が麗美奈ちゃんのファンになっちゃう気持ちも分かります。 でも、溺愛と憎しみは本当に表裏一体。 人間って狂うと怖いな。 よく「もし明日地球が滅びるとしたら何をしますか?」って質問があるけれど、私は地球最後の日が来たときに果たして心穏やかにいる事が出来るのだろうかと思ってしまった。 美しい麗美奈と美しい地球。 それを食い尽くそうとする狂った人々と惑星レミナ。 なんか対な感じがします。 あと『億万ぼっち』もひしひしと忍び寄る狂気がゾクゾクとして良い感じです。 何回も書くけれど伊藤潤二さんが描く女の子はとても綺麗で魅力的です。 作品自体はかなりグロいけれど。
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ホラー漫画家の鬼才伊藤潤二がSFを描いたらこうなった!という不思議漫画で、伊藤潤二作品の中でも異色の作品。はっきり言って荒唐無稽。ホラーを描く気は本来なかったと見え、別に恐ろしい生きもの、幽霊、化物などは一切出てこないSF作品なのだが、そこは伊藤潤二作品だけあって、生理的にぞっと...
ホラー漫画家の鬼才伊藤潤二がSFを描いたらこうなった!という不思議漫画で、伊藤潤二作品の中でも異色の作品。はっきり言って荒唐無稽。ホラーを描く気は本来なかったと見え、別に恐ろしい生きもの、幽霊、化物などは一切出てこないSF作品なのだが、そこは伊藤潤二作品だけあって、生理的にぞっとするような描写、人間の醜さ全開。 ただ、伊藤潤二作品の面白いところは恐怖と笑いが混在しているところで、この作品も気味が悪いながらもどこか滑稽さを持ち合わせている。滑稽さと恐怖はどこか表裏一体なのかもしれない。 それにしても星が舌をベロンと出すとか。。。逆にマトモなSF作家には絶対考えつかないアイディアですね。 同時収録の短編「億万ぼっち」の方はまさに伊藤潤二らしさ全開の作品。ラジオで「みんなあつまろう、あつまろう、億万ぼっち、億万ぼっち」という謎の放送が流れ出した頃から、複数人の死体がひとつに縫い合わされた猟奇的な死体が見つかる、その死体の縫い合わされた数がどんどん増えて行って、、、というお話。縫い合わされた死体の生理的な気味の悪さ。。。 こちらも秀逸。こちらの方が本来の伊藤潤二らしく好きな作品です。
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