百億の昼と千億の夜(文庫版) の商品レビュー

萩尾望都(著者)

2011/06/06

子供の頃、最初にこの本を開いた時は、壮絶な内容に怖くて泣いてしまった。時々読み返すと、当時はわからなかった事柄が分かるようになっている。古典作品、宗教、哲学、自然科学の様々な知識が積み重なって、彩られているこの作品の奥深さには舌を巻く。同時に自分自身の知層（笑）の蓄積と確認出来て、少し嬉しくなる。これがまた原作だと異なった側面を現すと聞き、いつか読んでみたい小説の一つ。

2011/05/27

１０年は昔に買ったものなのにいまだに読み返すたび、あーそういうことかと発見がある。
この面白くもややこしい内容を漫画化した望都先生はさすがです。

2018/06/05

キリスト教や仏教、著名な宗教は終末的救済を説いているが、なぜ目の前にいるものを苦しみから救おうとはしないのか。終末とはなにか。未来にある救済とは何か。
疑問を持った阿修羅の闘いは、時空を超え、宇宙へ。

2011/02/11

イエスの扱いが酷くて笑った。クレーム来てもおかしくないレベルなのに、納得してしまったな～。色々考えさせられる本でした。
原作も是非読んでみたい！

2010/11/14

阿修羅王の役割・視点。裏切り者ユダの役割・視点。悪のレッテルを貼られてしまったプレイヤーに親近感がわいてくる。

2015/09/27

一言で言えば、世界は理不尽なプログラミングをされている、というお話。

萩尾望都は、寂しいシーンを本当に寂しく描ける稀有な作家。それと、他では絶対見られないくらいに下衆なキリストがちょっとツボだった。

さくっと読む分には面白かったが、正直、光瀬龍の設定と疾風怒濤の展開に、中々ついていけないところがあった。

2010/10/08

光瀬龍先生の小説を読むきっかけになった、コミックを紹介します。
当時は、チャンピオンコミックスから全２巻が刊行されました。

今は、文庫版として秋田文庫から全１巻として刊行されています。

いつのまにか愛蔵版も刊行されたようですが、今は絶版なのですね。

2010/09/14

中学生（？）くらいの頃読んで、私の思考に相当影響を与えてくれました。目に見えるものがすべて「本物」なのか？奥行きが深く、そして、萩尾望都の表現力がスゴイです。

2011/09/18

夏なのでSF♪　意味不明？？帰宅途中、人身事故で止まった電車内でイッキ読み。いや、イッキではいけないか・・・・何度も何度も読んでみても、迷う。結論などないのだ。ああ、しかし、そっか、光瀬龍では読んでいなかったなぁ。夏の課題図書、ということでトライしよう。頭の中では、萩尾望都さんの作品で完結しているけど、そうでした、原作未読だ。なんて考えながら、やっとこさっとこ帰宅したら、TVで「サマーウォーズ」むむむ、なんだかおもしろいぞ。仮想空間と現実世界の密接な関係。こうゆう世界になってきてるのか。「バレエメカニック」や「プラ・バロック」など、最近自分が体験した仮想空間モノを想うと、自分のついていけなさに愕然とする。宇宙とは無限とは存在とは、ああ、深遠なる永遠のテーマ。答えがない分、こちらの世界のほうが親しみを感じてしまう・・・はぁ〜

2010/07/27

まだ一度しか呼んでいないのですが、

分かりかねるとこが多すぎる壮大な話なので

また読み直してみたいと思います。