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百億の昼と千億の夜(文庫版) の商品レビュー

4.3

69件のお客様レビュー

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2012/02/20

漫画版は再読。原作(小説)はSFを読みなれていない私にとってはSF特有の用語などが難解で、イメージが浮かびにくかったけど、絵として表現されているとスッと世界に入り込めた。難解さが減った分、苦しみや絶望が表現としてストレートに伝わってくる。原作ではあまり日の当たらない存在のユダが重...

漫画版は再読。原作(小説)はSFを読みなれていない私にとってはSF特有の用語などが難解で、イメージが浮かびにくかったけど、絵として表現されているとスッと世界に入り込めた。難解さが減った分、苦しみや絶望が表現としてストレートに伝わってくる。原作ではあまり日の当たらない存在のユダが重要な人物になってるのも良い脚色。

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2012/01/29

人から一年ほど借りていたがようやく読めた。 読むだけで訳わからなくて疲れるのに、最後の一文で更にどっと疲れる。 そして阿修羅が美形

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2012/01/19

昔、マンガ雑誌に連載されているのを読んだことがある。最終話がものすごく印象に残っていて、2年ほど前に文庫の元本を買った。でも、なかなか読み進むことが出来なかった。地元の公立図書館で、なんと、マンガ版(萩尾望都)のハードカバーを見つけて読んでみた。記憶はずいぶん美化されていたのが分...

昔、マンガ雑誌に連載されているのを読んだことがある。最終話がものすごく印象に残っていて、2年ほど前に文庫の元本を買った。でも、なかなか読み進むことが出来なかった。地元の公立図書館で、なんと、マンガ版(萩尾望都)のハードカバーを見つけて読んでみた。記憶はずいぶん美化されていたのが分かった。思ったより突っ込みどころがあった。それでも、やはり、最後の場面は記憶どおり。普段は目を向けないようにしているものに直に触れたような気持ちになった。SFの面白さの本質が表れたものであり、哲学的である。 人間は、自分の手の届かない「無限」が大好きなんだろうな。

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2020/07/15

スケールが大きすぎて、最初から最後まで、話しの内容についていけない状態が続いた。登場人物からして、プラトン、キリスト、釈迦から始まって、阿修羅、弥勒菩薩、転輪王、まで果てしなく広がっていき、しかもそれらのキャラクターが時代や空間を超えて戦ったり語り合ったりするから、もうわけがわか...

スケールが大きすぎて、最初から最後まで、話しの内容についていけない状態が続いた。登場人物からして、プラトン、キリスト、釈迦から始まって、阿修羅、弥勒菩薩、転輪王、まで果てしなく広がっていき、しかもそれらのキャラクターが時代や空間を超えて戦ったり語り合ったりするから、もうわけがわからないほどの混沌さだ。 この、スケール感から、一体この先どこまで話しが深くなっていくんだろうと楽しみだったのだけれど、どんどん意味がわからない内容になっていき、終わっても結局何だったのかよくわからなかった。 色々な登場人物が出てきた中で、主役は阿修羅王なのだろうと思う。性別も年齢も不詳だけれど、表情が常に変わり続け、一番純粋な動機で、激しく行動をしているような気がする。

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2011/11/30

昨日届いた弟の遺品。彼が萩尾望都を持ってたのは意外でした。 この百億千億は、我が家のどこかに原作が転がっています。私、一時期光瀬龍好きでね。高校の図書館にあった光瀬龍は制覇しました。 何はともあれ百億千億。 息子が「死ぬのが怖い」と言い出した時に、手塚治虫の『ブッダ』を勧められた...

昨日届いた弟の遺品。彼が萩尾望都を持ってたのは意外でした。 この百億千億は、我が家のどこかに原作が転がっています。私、一時期光瀬龍好きでね。高校の図書館にあった光瀬龍は制覇しました。 何はともあれ百億千億。 息子が「死ぬのが怖い」と言い出した時に、手塚治虫の『ブッダ』を勧められたのを思い出しました。しかし作者、仏教にはシンパシーを感じてるようですが(違うかな)、クリスチャンが読んだら怒るんちゃうん?という感じは否めません。 とはいえ面白かったです。一気に読みました。

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2011/11/03

持ってるのは文庫じゃなくて大きなハードカバーだけれど、とりあえず。初めて読んだのはたぶん中学生ぐらいのときで理解できず。山岸涼子の「日出処の天子」で弥勒菩薩をみて、これを思い出して再読し、面白さに気付いた次第。さらに光瀬龍の原作を読んで理解を深め、それを見事に描写しているという凄...

持ってるのは文庫じゃなくて大きなハードカバーだけれど、とりあえず。初めて読んだのはたぶん中学生ぐらいのときで理解できず。山岸涼子の「日出処の天子」で弥勒菩薩をみて、これを思い出して再読し、面白さに気付いた次第。さらに光瀬龍の原作を読んで理解を深め、それを見事に描写しているという凄さに気付いた。また読みたいと思い続けながら、なかなか果たせない。

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2020/10/12

10代の頃、タイトルと光瀬龍、萩尾望都の名前にひかれて読んだもののよくわからず、漫画ではじめて途中挫折。 今回3度目の再読。 地球になぜ生命が生まれたのか。 森羅万象なぜ起こり、人は世界は、どうなってゆくのか。 神とは?宗教とは?創造主とは? これは宿命? 壮大なスケールとその世...

10代の頃、タイトルと光瀬龍、萩尾望都の名前にひかれて読んだもののよくわからず、漫画ではじめて途中挫折。 今回3度目の再読。 地球になぜ生命が生まれたのか。 森羅万象なぜ起こり、人は世界は、どうなってゆくのか。 神とは?宗教とは?創造主とは? これは宿命? 壮大なスケールとその世界観には、読んでいて圧倒されてしまう。 正直、まだ理解できたとは言いがたし。また読み返してみたい。

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2011/08/16

運命と対峙する勇気・覚悟がないと、この物語はかけない。 とても怖く、過酷な作業だっただろうと思う。 読めば読むほど、手塚を思い出させる。 マンガ家の憧れもあっただろうし、それくらい懸けていたのだろうとも思う。

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2011/07/02

宗教と時空、因果と輪廻、この世の不思議を、誰もが「なぜ?」と一度は考えた謎を、阿修羅が追う。思春期に読んだのですが、ファンタジーでありながら哲学的な要素も含まれている作品だと思いました。今読んでも楽しめると思います。

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2011/06/13

何度も読み直しているのに登録していなった。昨日再読。小学2年の時に読んで衝撃を受けずーっと忘れられない本だった。特に阿修羅が。でも大人になって読み直したらこんなの理解して読んでなかったのだろうな…と思った。

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