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ボーイズ・オン・ザ・ラン(1) の商品レビュー

4.2

44件のお客様レビュー

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2009/10/04

『土下座』か『決闘』か。『負け組』か『勝ち組』か。『中年』か『少年』か。『いい人』か『獣』か。選択せよ、その人生。ー田西敏行27歳。流されて、三十路目前。走り出すなら今しかないぜ、ボーイ。

Posted byブクログ

2009/10/04

最近好きな作家さん。仕事も恋もまるでダメな男(27)の遅い青春ストーリーです。表情の豊かさ、実際にありえそうなリアリティ(でもちゃんと漫画らしさはある)が好み。コミックス派なので続きが楽しみです。ところどころに挿入されている青山君の表情がこれからの展開に何かありそうでちょっと怖い...

最近好きな作家さん。仕事も恋もまるでダメな男(27)の遅い青春ストーリーです。表情の豊かさ、実際にありえそうなリアリティ(でもちゃんと漫画らしさはある)が好み。コミックス派なので続きが楽しみです。ところどころに挿入されている青山君の表情がこれからの展開に何かありそうでちょっと怖い。

Posted byブクログ

2009/10/04

アイタタタ・・・である。読んでると身につまされてしまい、笑うに笑えない自分がいる。かって自分が抱いていた妄想と自分の置かれていた現実とが目の前に具現化されていることに気付き、思わず自分の気付かない内にどっかのビルの7と1/2階に自分の頭ん中に入れる扉が作られて自分の頭ん中覗かれま...

アイタタタ・・・である。読んでると身につまされてしまい、笑うに笑えない自分がいる。かって自分が抱いていた妄想と自分の置かれていた現実とが目の前に具現化されていることに気付き、思わず自分の気付かない内にどっかのビルの7と1/2階に自分の頭ん中に入れる扉が作られて自分の頭ん中覗かれまくりですか・・・とか疑う程だ。ここまでやられちゃしょうがねぇ。俺を辱めた慰謝料はあきらめるから、せめてアイデイア料だけでもおくれよ。とか、そんな風に思う輩が果たして何人いることか・・・27歳。非童貞も経験不足(玄人童貞?)。未だに家族と同居。見た目は冴えないものの、キモいという程ではない。想いを寄せる同僚の女の子(八重歯っ子)とはマトモに喋ることも出来ず、ただ遠くから視線を送るだけ。気弱。内気。妄想癖有り。中小企業勤務で低収入。低所得。先行きの見えないままその場で足踏みし続ける様な人生・・・う〜ん、切なし。冒頭からインパクト有りだ。想いを寄せる同僚の女の子と飲み会で初めてマトモに喋った〜と喜んだ帰りに一人テレクラへと足を運び、やっと会えた女は髪から粘土臭のするデブ女。一緒にレンタルルームへと行き、いざセックスする運びになった際にデブ女に性欲の湧かない主人公は「タダでセックス」「ある意味巨乳」などと自分に言い聞かせる・・・って、オイオイ、何もそこまでしてまでやらなくても・・・というなんとも言えない馬鹿馬鹿しさ、可笑しさを匂わせつつも、一方では、そこまでしてでもやりたい。しなければならない。という一種の強迫観念にも似た自我(性欲)の暴走を抱えてしまった、その哀れさ。その悲壮感・・・・読んでて少し泣きそうになる。正に"おかしさに彩られた悲しみのバラード"((C)原将人)だ。その上で、想いを寄せる相手と互いのお気に入りの少女漫画とエロビデオとを交換し合う。女の子の自分への反応(感情)をメールのやりとりから読み取り、その言葉に一喜一憂する。夜道を手を繋いで歩く。何もしないと約束してラブホテルに入るー何もしないと約束して一緒にお風呂に入る・・・って、なんだこのエピソード、このシチェーション・・・いやもう一時期の桂正和かと。読んでて身悶えてしまう程に思春期を迎えた健全なボンクラ男子中学生が思い描く成人漫画一歩手前の(ちょっとHな青年漫画じみた・・・って、そのまんまか)希望的観測を多分に含んだ純な妄想まんまじゃないですかっ!!と。そんな突っ込みをしながらも、その想いを寄せる相手に許されるというシチェーションが生み出す極上の快楽と幸福感に浸っている内にアララ・・・と冒頭に張られたテレクラデブ女の衝撃の伏線が回収されるかぁ。。。で1巻終了・・・・いや、ここまで来て落とすなよ。続きが気になるよ・・・と、まぁハマってますな。かなりツボに来てます。一部では主人公が想いを寄せる女の子の思考と行動とにリアリティがない…などという批判も有る様ですが、まぁ無問題。前述した通り、ある種の妄想をリアルに具現化したシチェーションを描く為の核としての存在がこの女の子だと捉えれば、途端に読み手がかって抱いていたであろう妄想と一致する、という点におけるアリティには溢れますから。そういった意味合いではかなり読み手を選ぶ作品であるかもしれないが・・・・

Posted byブクログ

2009/10/04

なんだか癒される。 けど、そういう内は、まだまだ俺はダメ男なんだろう。 なんだかそんな気がする。

Posted byブクログ