恐るべき子どもたち(文庫版) の商品レビュー
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ジャンコクトーの小説版を読みたかったのだけど、図書館で間違って予約してしまった。絵が綺麗(当たり前)だし、主要人物たちの関係性はわかりやすかった。登場人物たちの肉体的な関係をあえて詩的にぼかして描いているのか、本当にないのか、どっちなんだい!と思っています
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高校生のころジャン・コクトーの原作(訳は東郷青児だった)を読み、 大学生のころ萩尾望都による漫画を読み、 二十代中盤でジャン=ピエール・メルヴィルによる映画を見た。 今回読み返して気づいたのは、本作もやはり時間の経過が重要な話なのだということ。 少年期少女期の終わり頃から話は始まり、青年期への橋を、渡るんだか・渡らないんだか・渡りたいんだか・閉ざされていたんだか・渡れないんだか・お道化て渡る真似だけするんだか。 しかし時間は無情に過ぎる。 時間が過ぎるからこそ振り返ったときの郷愁は倍加する。 ところで澁澤龍彦はこの漫画化を読んだのだろうか。 発表が1979年。 澁澤は1987年まで生きているから、知らないことはないのではないか。
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ジャン・コクトーの同名のタイトルをもつ小説をマンガで表現した作品で、エリザベートとポールが主人公の姉弟の物語です。 無邪気であるからこそ残虐な「恐るべき子どもたち」である姉妹は、高らかに笑い声をあげながらおたがいを傷つけたり、傷つけられてはばかることなく涙を流したりします。 ...
ジャン・コクトーの同名のタイトルをもつ小説をマンガで表現した作品で、エリザベートとポールが主人公の姉弟の物語です。 無邪気であるからこそ残虐な「恐るべき子どもたち」である姉妹は、高らかに笑い声をあげながらおたがいを傷つけたり、傷つけられてはばかることなく涙を流したりします。 『トーマの心臓』をはじめとする作品で、古き良き時代のヨーロッパを幻想的な筆致でえがいてきた著者が、コクトーの世界観をマンガで表現しており、そうした意味でも興味深く読むことができました。著者の比較的初期の作品で、やや線が硬いところもありますが、かえってそこに独特の緊張感を感じとることができるようにも思います。
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原作の世界が温度を持って広がっているような印象を受けた。小説を読んだとき腑に落ちなかった部分がすっと入ってきた。
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◆萩尾望都の描く繊細なポールに美少女エリザベート、そして黒髪のダンジュロス。もう、悪いわけがないよね。秩序を拒む混沌の愚かな愛とその破滅……うっとりです。◆岩波既読。続けて岩波・光文社新訳の読み比べに移ります。
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コクトーの原作を読んだのはいつだったか....。 理解できなかった描写や心情がよくわかった。 さすがですとしか言いようがない.....。 ただただ悲しいお話。 悪者はひとりもいず、過剰すぎる感受性ゆえの悲劇的結末。 シェルターという存在が迎えるひとつの結末のお話。 ダルジュロスが...
コクトーの原作を読んだのはいつだったか....。 理解できなかった描写や心情がよくわかった。 さすがですとしか言いようがない.....。 ただただ悲しいお話。 悪者はひとりもいず、過剰すぎる感受性ゆえの悲劇的結末。 シェルターという存在が迎えるひとつの結末のお話。 ダルジュロスが大人になっても絶対的な存在として少しだけ登場したことに興奮した。ダルジュロスもこの兄弟と同じ出自に思えるからだ。
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姉弟のこじれた兄弟愛を描いた一冊。 姉は弟の気をひこうとやっきになり、弟は姉に当たり散らしたり自慢ばかりしてる。でもそういう行動を通して、お互いがお互いを保っている。 そんな中2病をえんえんと引きずっている2人が、行き着くところまでいき、姉のふとした言動で、ずっと続くと思っていた...
姉弟のこじれた兄弟愛を描いた一冊。 姉は弟の気をひこうとやっきになり、弟は姉に当たり散らしたり自慢ばかりしてる。でもそういう行動を通して、お互いがお互いを保っている。 そんな中2病をえんえんと引きずっている2人が、行き着くところまでいき、姉のふとした言動で、ずっと続くと思っていた夢のような世界はがらがら崩れていく。 ありえない話なのに、どこかこういう度を超えた関係、やりとりに対する憧れみたいなものがあって、なんだか共感する。
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ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」を漫画化。 原作を読んでいないので内容については何も書かないでおきます。 舞台を観ているかのような臨場感、空気感にのまれそうになりました。 頭がどこかにトリップしてしまうような感覚。 これは萩尾先生にしか出せないと思います。
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コクトーと萩尾先生って組み合わせが最強。 萩尾先生のおかげでダルジュロスの良さが分かった気がする。 自分の価値観だけで生きてるってすごいと思う反面怖いなあ。
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ジャン・コクトーの名作「恐るべき子供たち」を漫画化したもの。コクトーの小説の透明な空気感を言葉と絵で顕せる・・・この才能。 小説嫌いな方でもコクトーの世界観を体験できる貴重な漫画。 および、コクトーファンにも、ぜひ読んでほしい一冊。
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