エルメスの道(文庫版) の商品レビュー
まさかのエルメス社公式マンガ。昭和の少女漫画風タッチが上品さを引き立てる。エルメスといえば、どうしてもあの有名な高級バッグのイメージが強くて敬遠していたが、本書でブランドの歴史を知り、イメージが変わった。パリの本店へ足を運んでみたいとさえ思った。馬具からはじまり、社会のニーズの変...
まさかのエルメス社公式マンガ。昭和の少女漫画風タッチが上品さを引き立てる。エルメスといえば、どうしてもあの有名な高級バッグのイメージが強くて敬遠していたが、本書でブランドの歴史を知り、イメージが変わった。パリの本店へ足を運んでみたいとさえ思った。馬具からはじまり、社会のニーズの変化に合わせながら信頼を積み上げていったエルメス。エルメス氏の息子であるエミール・モーリス・エルメス氏には先見の明があった。馬具から小物へと分野を広げ、革のバッグにはじめてジッパーをつけた話や、シャネルの衣類のジッパーを当初エルメスが加工していたなど話は大変興味深い。幾度の戦争があったにもかかわらず、その技術を守り通して現代まで残っていることが嬉しい。このマンガを読んでからエルメスを好きになってしまった。
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読了したのは、おそらく2014年ごろだと思われる。その年に、東京国立博物館でエルメスの展示会が開催された。それがきっかけで、エルメスに関心をもった記憶がある。内容ははっきりとは覚えていないが、とても分かりやすく、関心した記憶がある。
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2000年に出版された中公文庫の漫画です。スポーツとブランドの関係を研究されている方から聞いて前々からその存在は知っていましたが、やっと読みました。きっかけは北海道在住の方と雑談をしていて、ある皮革製品のブランドが日本のエルメスとして世界に羽ばたけるのではないか?という話からずっ...
2000年に出版された中公文庫の漫画です。スポーツとブランドの関係を研究されている方から聞いて前々からその存在は知っていましたが、やっと読みました。きっかけは北海道在住の方と雑談をしていて、ある皮革製品のブランドが日本のエルメスとして世界に羽ばたけるのではないか?という話からずっと積ん読だった本書を思い出した次第。しかしあのエルメスがよくマンガでその歴史を語るという決断をしたと思いました。検索していたらELLEの記事に「エルメスによる企画のもと初版を出版したのは、日本の“マンガ”という表現方法に着目していた当時の社長、ジャン=ルイ・デュマのひらめきがきっかけ。日本独自の表現方法でもあり、日本文化として伝承されているマンガを用い、エルメスの歴史や価値観を一般的に広く伝えることを目的にマンガの制作を発案した。作者には、日ごろから乗馬をたしなみ、馬体や馬術競技の知見もある漫画家の竹宮惠子氏が選ばれ、エルメスが創業以来守り続けている伝統、美意識、卓越した職人技に感銘を受けた竹宮氏が、1837年のブランドの創設から160年あまりにおよぶ歴史を一冊のマンガにまとめあげた。そうして誕生したマンガ『エルメスの道』は、それまで社史を一切発刊してこなかったエルメスの歴史がわかる唯一の出版物として、瞬く間に反響を呼ぶことに。」そうか、ブランドの総帥の”ひらめき”がきっかけなのか…当時のエルメスが市場としての日本を大切にしていたことがわかります。そしてこの出版と同じタイミング、2000年に京都精華大学マンガ学科の教授に就任していた竹宮恵子のマンガの可能性を社会化するムーブメントとのシンクロも感じます。この文庫版のあと新版でその後の歴史も足されたものも出版されたらしいので、それも読んでみます。
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エルメスの公式社史で直接エルメス社から依頼があり制作されたとのこと。 馬具の職人から始まり現代の老舗ブランドとなるまでの歴史が、18世紀以降の世界史の流れとともにエルメス社も浮き沈みがあって今日まで続いている。革製品にファスナーを付けたのはエルメスが初めてだったということにもびっくりした。代々よき職人、経営者に恵まれ、お抱えの職人も使い捨てにせず大切に雇用してきたからこそ今日の老舗ブランドの地位があるのだ。自分が現職の間だけ会社が成長していればよくて、社員はできる限り非正規ばかりにしてコストカットし、会社の売り上げだけ延ばせばいいと考えている経営者の皆様によーく読んでいただきたい社史である。満足度★★★+0.7
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これめちゃ良かったなぁ。エルメスというブランドの本質がどこにあるのかがよくわかる。ブランドとは何か、会社とは何かを考えさせられる。 エルメスの商品を使うというのは、その歴史を纏うってことなんだなぁ
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エルメスが社史をコミックで。エルメスらしいといえばらしい。前エルメスジャポン社長の斎藤さんが対談で言っていたので、読んでみた。エルメス家の歴史だし、本社の協力がある本なので、いいことと苦労話が多いが、ブランドを理解するのに役立つ。手仕事展をバーチャルでやっていたということなのかも...
エルメスが社史をコミックで。エルメスらしいといえばらしい。前エルメスジャポン社長の斎藤さんが対談で言っていたので、読んでみた。エルメス家の歴史だし、本社の協力がある本なので、いいことと苦労話が多いが、ブランドを理解するのに役立つ。手仕事展をバーチャルでやっていたということなのかも。エルメスでは新入社員必読の本だと聞く。ブランドというモノを理解するにはいい参考書だと思う。
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エルメスの依頼によって描かれたというのが意外だった。歴史やエルメスの哲学は良くまとまっていてわかりやすいが、絵が少し少女漫画っぽすぎると感じた。
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ここまで伝統や職人の技術を強調する物語となると、本当にビジネス史ではなく文化史としての社史だなぁ。 読みやすかった。
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エルメス入社研修の時にも読むそうです! エルメスは秘密主義ですので、 社史について、ここまで詳しくかかれているものは中々ないそうです。 ちなみにマンガです。かなり読みやすく 1時間もあれば読めます。
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パリの馬具屋に過ぎなかったエルメスは、いかにして世界的ファッションブランドとなったか。 エルメスからの依頼で描かれたため、多少「よいしょ」の香りも感じられるが、分かりやすく丁寧にエルメスの社史がまとめられている。 どんなにファッションブランドとして巨大になっても、馬具作りを止め...
パリの馬具屋に過ぎなかったエルメスは、いかにして世界的ファッションブランドとなったか。 エルメスからの依頼で描かれたため、多少「よいしょ」の香りも感じられるが、分かりやすく丁寧にエルメスの社史がまとめられている。 どんなにファッションブランドとして巨大になっても、馬具作りを止めないという姿勢が素敵。職人気質への憧れがくすぐられます。 また、エルメス社から提示された執筆者の条件が「馬に乗れる人であること、馬が描ける人であること」だったというエピソードもこだわりあってかっこいい。
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