秘密。 の商品レビュー
様々なジャンルの作家さんたちの「秘密。」をテーマにしたアンソロジー 数ページで完結する短編なのだが、 それぞれの物語、出来事へのA面とB面を綴っていて面白い。 吉田修一の「ご不在票」は・・・・少し辛い。 短編だからこそ ドラマ仕掛けで粋だったのは 森絵都の「彼女の彼の特別な日...
様々なジャンルの作家さんたちの「秘密。」をテーマにしたアンソロジー 数ページで完結する短編なのだが、 それぞれの物語、出来事へのA面とB面を綴っていて面白い。 吉田修一の「ご不在票」は・・・・少し辛い。 短編だからこそ ドラマ仕掛けで粋だったのは 森絵都の「彼女の彼の特別な日」 有栖川有栖の「震度四の秘密」は男と女知らないでいた方がいいこともあるよね。 本当に短い文章で展開していくので、通勤通学の電車の中で読みやすい1冊です。
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短篇集。一つの物語を2つの角度から描く。面白いな。 作者ごとの読み味、色、感触があって、楽しめる。 森絵都はなんだかとても可愛い話。小川洋子は一行目からそのワールドに入る感じ。伊坂幸太郎は、実は今まで読んだことなかったのだけど、ちょっと他のも読んでみたくなった。そして、堀江敏幸は...
短篇集。一つの物語を2つの角度から描く。面白いな。 作者ごとの読み味、色、感触があって、楽しめる。 森絵都はなんだかとても可愛い話。小川洋子は一行目からそのワールドに入る感じ。伊坂幸太郎は、実は今まで読んだことなかったのだけど、ちょっと他のも読んでみたくなった。そして、堀江敏幸は、いつもの穏やかな佳品。 あっと言う間に読んでしまいました。
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ひとつのストーリーを別主人公の視点で綴る12編。短いのはあまり好きではないけれど、好きな作家さんがたくさんだったので、それだけで楽しめました。小川洋子さんの「電話アーティストの恋人」がいちばん好き。
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1つの出来事が2つの視点から対をなして構成されている ショートショートに近い作品たちです。 色んな「想い」に触れられます。 小川洋子さんの「電話アーティスト」が何とも切なくて好きです。 こんな想いの表現方法もあるのかと、その深さに感動。 波風立てずに、大切に守られた想いにウルっと...
1つの出来事が2つの視点から対をなして構成されている ショートショートに近い作品たちです。 色んな「想い」に触れられます。 小川洋子さんの「電話アーティスト」が何とも切なくて好きです。 こんな想いの表現方法もあるのかと、その深さに感動。 波風立てずに、大切に守られた想いにウルっとしました。 堀江敏幸さんの「黒電話」や井坂幸太郎さんの「ライフ」も好きだなぁ~
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ストーリーをA面、B面とか2方向から書かれる方式はおもしろいと思った。 でも各ストーリーが短すぎて、論ずるまでもなく終わってしまう。 もう少し長かったらもっと楽しめた気がする。
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ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った短編集 このテーマ自体おもしろいと思って手に取りましたが、 うん、すごくよかった 行き帰りの電車で読み切れたくらい1話ずつが短い それぐらいの短さが、ささいな秘密を描くのにはちょうどいいのかなぁと 人間の行動には必ず理由があるん...
ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った短編集 このテーマ自体おもしろいと思って手に取りましたが、 うん、すごくよかった 行き帰りの電車で読み切れたくらい1話ずつが短い それぐらいの短さが、ささいな秘密を描くのにはちょうどいいのかなぁと 人間の行動には必ず理由があるんですね
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
A-side とB-side の話が2~3頁いろんな作家で。 全体的にいまいちだな。 今まで読んだことのある作家で、これを読んだから印象が変わったっていうのはないな。 ということは、作家の個性がちゃんと出ているオムニバスということか。 良かったの。 有栖川有栖、堀江敏幸、三浦しおん、森絵都 合わなかったの。つまらなかったの。 吉田修一、唯川恵、北村薫
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1話3~4ページの24編のアンソロジー。 一気に読み切る長編もいいけれど、一話一話ゆったりかみしめながら読む短編もよかった。 自分が世界のだれかとつながっていることを思い出させてくれるテーマでした。 私の好みは、ニラタマA、ニラタマB。
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豪華な作家さん達につられて読み始めた。 ひとつのお話をA面、B面と別視点で書いていて、短編というよりショートショートと言ってもいいくらいの短いお話なのですが、その短さの中に鮮やかにお話ができていて、さすがプロだなあと感心するしかない。 森絵都さんのバーで男女が出会う話と、三浦しを...
豪華な作家さん達につられて読み始めた。 ひとつのお話をA面、B面と別視点で書いていて、短編というよりショートショートと言ってもいいくらいの短いお話なのですが、その短さの中に鮮やかにお話ができていて、さすがプロだなあと感心するしかない。 森絵都さんのバーで男女が出会う話と、三浦しをんさんの俳優さんが彼女に電話をかけるはなしが可愛らしくて好き。 冒頭の吉田修一さんの作品は明暗がくっきりで、短いながらも切ないです。 篠田節子さんの「別荘地の犬」……A面では、心配ではらはらした。
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伊坂さん目当てで購入。 想像以上に短い短編集でびっくりしました。全部あっという間に終わってしまうし、読み応えがないと言ってしまえばそれまでですが、これはこれでありかなとも思いました。あの短さにストーリーを詰め込むのは、皆さんさすがですね。 伊坂さんが好きなので、こういう話し手...
伊坂さん目当てで購入。 想像以上に短い短編集でびっくりしました。全部あっという間に終わってしまうし、読み応えがないと言ってしまえばそれまでですが、これはこれでありかなとも思いました。あの短さにストーリーを詰め込むのは、皆さんさすがですね。 伊坂さんが好きなので、こういう話し手と視点が変わる話は個人的には好きです。第3者的な目で見られる面白さが心地いい。今回みたく、秘密をテーマにしたものなら尚更。 あまりに短編過ぎるので、誰が良かったとかは特に判断できず。読み応えがあるものの合間に、箸休め的に読むにはオススメです。
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