摩天楼の怪人 の商品レビュー
これは石岡くんと出会う前の御手洗の話ですね。 あー、それも伏線だったのか。。。というのと、え、あの話はいったいどうなっちゃったの? というのがあった。
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2015-11-27 155ページまで読んだ。 貸出最大4週間の期間めいっぱい借りたが、読み終わらなかったのでいったん返却する。 2016-01-21 300ページまで読んだ。 貸出期間2週間をうっかり過ぎてしまった。延滞すると延長手続きでないのでまたいったん返却する。 20...
2015-11-27 155ページまで読んだ。 貸出最大4週間の期間めいっぱい借りたが、読み終わらなかったのでいったん返却する。 2016-01-21 300ページまで読んだ。 貸出期間2週間をうっかり過ぎてしまった。延滞すると延長手続きでないのでまたいったん返却する。 2016-01-30 三度目の正直。図書館で借りること3度目にしてようやく読了。最後の謎ときは怒涛の展開で、あっという間に読むことができた。 さすが御大!いやーー、たまげた。おもしろかった。 しかし、途中であったエピソード(地下帝国)って、全然関係ないじゃん!
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綾辻氏の館シリーズでお馴染みのアレを使ったトリックである。しかし、同工異曲であるが、本作のような使われ方ならアンフェアではない。常に目の前にあったのに見えなかったわけで、脱帽せざるを得ない。ところで、御手洗はコロンビア大の助教授で、ノーベル賞候補で、論文は10年先を行き、発達生物...
綾辻氏の館シリーズでお馴染みのアレを使ったトリックである。しかし、同工異曲であるが、本作のような使われ方ならアンフェアではない。常に目の前にあったのに見えなかったわけで、脱帽せざるを得ない。ところで、御手洗はコロンビア大の助教授で、ノーベル賞候補で、論文は10年先を行き、発達生物学が専門だという。無駄に豪華な設定だが、そういうものだと納得するしかない。
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御手洗潔シリーズ。 御手洗がコロンビア大学で助教授をしている頃の話。って、いつ?と調べてみたら、日本で石岡君に会うより前の話だったみたい。若い頃の御手洗だったからなのか、さほど御手洗感はなく(え?)、普通の人っぽい感じだった。内容も、これまでの長編のようなエグい感じはさほどなく...
御手洗潔シリーズ。 御手洗がコロンビア大学で助教授をしている頃の話。って、いつ?と調べてみたら、日本で石岡君に会うより前の話だったみたい。若い頃の御手洗だったからなのか、さほど御手洗感はなく(え?)、普通の人っぽい感じだった。内容も、これまでの長編のようなエグい感じはさほどなく、文章自体が落ち着いていた。島田先生の文章の書き方が変わったのかなぁと思ったくらい。私としては、こちらの方が読みやすくてスイスイと読めちゃうけれども。これまでのアクの強い文章が好みの人にはちょっと落ち着き過ぎている感じはあるかな。ただ、魔法を使ったような不可思議現象を、現実的に可能にさせる謎解きはいつも通り。摩天楼という、館モノとしては随分大きい建物だが、それを活かしたトリックで、面白かった。終盤の冒険譚のようなクダリは手に汗握り、ワクワクした。やっぱり、島田先生の描くストーリーの舞台設定は秀逸だと思う。ちょっと無理?なトリックも、この時代、この場所ならアリかも、と思わせられてしまう、、、。
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東野圭吾「容疑者Xの献身」が直木賞取った時、2票差で次点になった作品ということを知り、読んでみた。ハードカバーで約600ページだが、サクサク読めた。推理小説の大御所であって、さすがだと感心する場面も多く面白い。 突っ込み所も多々ある。 犯人の根底にあるものは、偶然にも「容疑者X」...
東野圭吾「容疑者Xの献身」が直木賞取った時、2票差で次点になった作品ということを知り、読んでみた。ハードカバーで約600ページだが、サクサク読めた。推理小説の大御所であって、さすがだと感心する場面も多く面白い。 突っ込み所も多々ある。 犯人の根底にあるものは、偶然にも「容疑者X」と同じであることには驚きだ。
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御手洗シリーズ。 NYの大女優サリナスが臨終前に告白した殺人の謎を 御手洗が解くミステリ。 うーん、長い。 建築絡みのネタは興味深かったけど いつものように引き込まれることなく、すごく長く感じた。
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今月の7冊目。今年の119冊目。 久しぶりの島田氏。2005年とそれなりに古い。しかし、島田氏のパターンは分かっており、今回もそれより大きくずれることはなかったと思う。悪く言えば、マンネリ化。良く言えばいつもの感じで読めたってことかな。しかし、ちょっとうーんってなる個所も多かっ...
今月の7冊目。今年の119冊目。 久しぶりの島田氏。2005年とそれなりに古い。しかし、島田氏のパターンは分かっており、今回もそれより大きくずれることはなかったと思う。悪く言えば、マンネリ化。良く言えばいつもの感じで読めたってことかな。しかし、ちょっとうーんってなる個所も多かったような気がする。どうなんすかね。
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長かった! 御手洗清。 セントラルパーク・タワーという高層マンションで起こる 不可思議な殺人事件の数々。 大女優サリナスが死の直前に語ったことには 彼女のために怪人ファントムが、彼女の出世に邪魔になる人物を 殺害していったとのこと。 また、彼女自身も停電の日にありえない短時間で殺人を行ったとのこと。 散歩道を記した謎のメモ。 閉鎖された時計塔。 窓に映る怪人の顔。 最終的には、屋上へ。 屋上へ続く散歩道。
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図書館より 晩年を迎えた大女優が死の間際に自らの殺人の罪を告白する。過去の犯罪の真相に御手洗潔が挑む。 ハードカバーで600ページ近くある大作。本格ミステリらしく前半は伏線を張りつつの警察の捜査の様子を描くので少し退屈ですが、女優の殺人の謎はもちろん、時計台を使った派手な殺人、...
図書館より 晩年を迎えた大女優が死の間際に自らの殺人の罪を告白する。過去の犯罪の真相に御手洗潔が挑む。 ハードカバーで600ページ近くある大作。本格ミステリらしく前半は伏線を張りつつの警察の捜査の様子を描くので少し退屈ですが、女優の殺人の謎はもちろん、時計台を使った派手な殺人、高層マンションの窓が一瞬にしてすべて割れた謎などなど、次々と出てくる謎は壮大で興味深いものばかりで解明が気になって読んでいけました。 これで解明がつまらなかったら詐欺だよなあ、などと失礼なことを思いながら読んでいったのですが、大仕掛けを使い、冒険要素もある解決に十分満足できました。 途中少し本編から離れた場面があり、これは何なんだろう、と思ったのですがあとがきを読んで納得。しっかりとだまされてしまったのですが、できればその話もきっちり本編に落とし込んでほしかったなあ、と少し思いました。
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個人的には、島田荘司のことを久しぶりに見直しました。 一番好きな小説家といえばこの人、それは動かないのですが、やはり昔の御手洗潔シリーズのような冴えはもうないかなと思っていたのです。 そこへきてこの『摩天楼の怪人』。 結構な厚みですが、わくわくしてあっという間に読了しました。 思うに、島田荘司はもう『占星術殺人事件』のような大トリックをまったくのゼロから思いつくことはあまりないのではないかと思います。 しかし、現実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、現実の中からミステリアスな要素やトリックを発見してくるその観察眼は冴え渡っているに違いありません。 それは北村薫や加納朋子作品のような「日常の謎」の視点にも通じるものがあると思います。 もっともどんな謎も、現実という大地にリアリティという根を張っているわけですが…・・・。 『摩天楼の怪人』は、アメリカの摩天楼という「現実」から島田荘司が引き出した、比喩的な文明論であると同時に極上のミステリでもあります。
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