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考える脳 考えるコンピューター の商品レビュー

4.4

19件のお客様レビュー

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2024/12/13

脳、ニューラルネットワークの研究のために半導体製造会社から、パームコンピューターを設立し、その資金を使って研究を進めている。 脳は必ずしも超複雑なものではなく、単純な仕組みの連続であるとしているが、そのつながりがまだ解明できていない。一つの視差として挙げている自己連想記憶では、入...

脳、ニューラルネットワークの研究のために半導体製造会社から、パームコンピューターを設立し、その資金を使って研究を進めている。 脳は必ずしも超複雑なものではなく、単純な仕組みの連続であるとしているが、そのつながりがまだ解明できていない。一つの視差として挙げている自己連想記憶では、入力と出力のやり取りがあり一方行ではない、時間的パターンを保持できる。 人間が賢いのが新皮質が相対的に大きいからである。新皮質には6層あり、あらゆる感覚が同じアルゴリズムで処理されていると思われる。パターンを記憶し、必要な時に呼び戻し、現実の行動の際次に何が起こるか予測し行動する。

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2020/12/20

Jeff Hawkins(Palm開発者・HTM理論提唱者・Numenta創設者)が、DeepLearningが注目される前に上梓した本(2004)。ニューラルネットワーク及びAI研究の姿勢(振る舞い至上主義)を痛烈に批判し、知能とは何かを定義せずに研究を進める事はクソ食らえと。...

Jeff Hawkins(Palm開発者・HTM理論提唱者・Numenta創設者)が、DeepLearningが注目される前に上梓した本(2004)。ニューラルネットワーク及びAI研究の姿勢(振る舞い至上主義)を痛烈に批判し、知能とは何かを定義せずに研究を進める事はクソ食らえと。新皮質のメカニズム「記憶による予測」こそが真の知能であると説く。これがHTM理論の枠組みだが、ついに2015年、IBMが本理論に注目してCortical Learning Centerを共同設立するまでに至った。更なる飛躍に期待。

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2018/10/23

著者は、パームコンピューティングのファウンダー。ソフトウエアのスペシャリストがなぜ、脳の研究を始めたのか良くはわからないが、とにかく脳に興味があったらしい。彼によると、現在の人工知能の研究では、人間に匹敵する知性は絶対に作れないらしい。なぜなら、現在のCPUは、1Gヘルツを越える...

著者は、パームコンピューティングのファウンダー。ソフトウエアのスペシャリストがなぜ、脳の研究を始めたのか良くはわからないが、とにかく脳に興味があったらしい。彼によると、現在の人工知能の研究では、人間に匹敵する知性は絶対に作れないらしい。なぜなら、現在のCPUは、1Gヘルツを越える処理速度があるが、人間の脳は200ヘルツ程度。これほどの速度差があるにもかかわらず、人工知能には、魚の頭と尻尾を区別したり、猫と犬の区別が極端に難しい。それはとりもなおさず、アルゴリズムに無理があるから。彼は、人間の脳の新皮質の構造に、彼の解釈を入れ、モデル化し、この周波数の違いと処理対象物の違いをクリアしようとしている。そして、それを新たな人工知能に仕立てようとしている野望はやはり、アントプレナー。

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2017/01/01

ハンドヘルドコンピュータ「Palm」、スマートフォン「Treo」を開発した起業家/エンジニアである著者が脳科学研究所を設立し、脳について仮説を論じている。 脳の皮質構造のなかでも進化的に新しい「新皮質」の動きを中心に視床、海馬などとの連携を含めて説明、新皮質は一時記憶の海馬に対し...

ハンドヘルドコンピュータ「Palm」、スマートフォン「Treo」を開発した起業家/エンジニアである著者が脳科学研究所を設立し、脳について仮説を論じている。 脳の皮質構造のなかでも進化的に新しい「新皮質」の動きを中心に視床、海馬などとの連携を含めて説明、新皮質は一時記憶の海馬に対して永久記憶を持っていて、そこでは外界からの入力だけではなく記憶を使って情報処理を行っていると論じ、ニューロコンピューティングに一石を投じている。 仮説と言いつつも説得力のある論理展開にとてもワクワクしながら読み終えることができました。 ちなみに、本書は2008年の発表ですが、最近(2016年12月)、米Google社傘下の英DeepMind社は、DNNと外部記憶を組み合わせることが重要とみなして研究開発を進めているとか、著者が率いる米Numentaが独自ニューラルネットを実装、性能は既存のDNNを上回るなど記事が発表されています。(以下のURL参照) http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/120200044/122800011/?P=6

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2015/01/12

本の内容は、結構取りつきにくかったため(難解)、読み終えるのに1ヶ月かかった。 しかし、脳のおおよその機能がざっくり理解出来たように思う。「記憶による予測」という動物(特に人間)の得意技を人間がやっている生まれてから経験して記憶として、留められる経験から予測という技をコンピュー...

本の内容は、結構取りつきにくかったため(難解)、読み終えるのに1ヶ月かかった。 しかし、脳のおおよその機能がざっくり理解出来たように思う。「記憶による予測」という動物(特に人間)の得意技を人間がやっている生まれてから経験して記憶として、留められる経験から予測という技をコンピューターに再現させれば、本当の人工知能が出来上がる。なるほど〜、確かにコンピューターは、素早い計算や単純な記憶は出来るが、人間の脳みそのサイズで何十億バイトもの記憶出来る装置が開発されないとコンパクトな人工知能は今のところ出来ない。 この本は2005年の内容なため現在実現されているペッパー、アシモ、ロビー等々人間に近いロボットが開発されている時代が到来していて、著者のホーキンス博士はどうお考えなのか?が聞いてみたい。 人間の脳の能力とそれに繋がっている身体の仕組みは物凄いものなのだなと改めて感じた。 俺の脳は半分壊れ、左半分使えないがこのようなホーキンス博士の先駆者による脳科学がもっと発展し俺の不自由な身体を改善してほしいところ。

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2019/10/14

Palmで有名なJeff Hawkinsが、今レッドウッド神経科学研究所でやっている知能に関する研究。肝は「記憶による予測の枠組み」。日本ではこれに触発された?全脳アーキテクチャという活動がある。 もう絶版なの? 良書なのにもったいない。 2019-10-14 一時期古本にえら...

Palmで有名なJeff Hawkinsが、今レッドウッド神経科学研究所でやっている知能に関する研究。肝は「記憶による予測の枠組み」。日本ではこれに触発された?全脳アーキテクチャという活動がある。 もう絶版なの? 良書なのにもったいない。 2019-10-14 一時期古本にえらいプレミアが付いていたけど、価格が落ち着いたようなので、この機会に購入。 http://www.onintelligence.org/

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2014/03/30

 脳の仕組み、記憶の仕組み、ひいては「知能」の仕組みというものを、納得できるモデルとして示した、ひとことでいって「ものすごい本」。知能を担っている大脳新皮質は、たったひとつの役割しか担っていない……それは「記憶をもとに予測すること」だ、というのがまさに論の核心。この驚くべき仮説に...

 脳の仕組み、記憶の仕組み、ひいては「知能」の仕組みというものを、納得できるモデルとして示した、ひとことでいって「ものすごい本」。知能を担っている大脳新皮質は、たったひとつの役割しか担っていない……それは「記憶をもとに予測すること」だ、というのがまさに論の核心。この驚くべき仮説について、実際の脳の構造から説き起こし、ひとつひとつ「なるほどそう考えると説明がつく」という事例が織り込まれていく。そしてその説明は、「意識」や「創造性」の正体にまで及んでいくのだ。  科学の最先端の分野なのに、平易で読みやすいのも驚き。これは著者が科学者であるとともに「工学的なセンス」の持ち主だからかも。さすがはpalm の生みの親。この仮説にしたがってどのように「本当の人工知能」をつくるか、というところまでたどり着いているところにも夢がある。もしかしたら、「知性を持つコンピューター」が、自分が生きているうちに見られるかも、という希望が湧いてきた。この本を読んでなんらかの具体的メリットが期待できるわけではないが、センス・オブ・ワンダーのあるポピュラーサイエンスの本として今年……いや、近年まれに見る快著だと思う。

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2013/04/01

興味がある(あった)分野である、脳活動をコンピュータで再現する関連の話を分かりやすく纏めてくれた名著。やや機械側に偏っているので、ナショナルジオグラフィックの『華麗なる天才たちの頭脳 (2007)』も見ると良いかも。

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2012/08/31

脳と知性の解明を新皮質に絞り込んで「記憶による予測の枠組み」という明快な考え方を打ち立てているところが着目。そこでは階層構造にループ制御を持ち込むというところにソフトウェア工学的斬新さを感じた。よく知性を持つ機械が人に悪作用するというSFがあるけれど、そんな人間っぽい振る舞いには...

脳と知性の解明を新皮質に絞り込んで「記憶による予測の枠組み」という明快な考え方を打ち立てているところが着目。そこでは階層構造にループ制御を持ち込むというところにソフトウェア工学的斬新さを感じた。よく知性を持つ機械が人に悪作用するというSFがあるけれど、そんな人間っぽい振る舞いには実は旧脳が深くかかわっていて新皮質は純粋に知性のみが活用できるとしていると説くところに著者のビジネスマンとしての特性を感じる。

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2010/09/16

興味深く読めた。知能の鍵は「記憶による予測の枠組み」にあるという仮説。筆者の言うコンピュータの持ちうる知能とは、いわゆる「人間らしい振る舞い」を求めるものではなくて、非常に現実的。これなら近い未来に実現化されるかも、と言う気にさせられる。

Posted byブクログ