ヨーロッパ退屈日記 の商品レビュー
「男の作法」がヨーロッパで書かれたら、こんな感じになるのかな?私の生まれる前のヨーロッパの様子が書かれてます。肉を金属で切って食べることの野蛮さ、みたいなことが心に残ってます。粋でオシャレな著者の生き様に、ひかれます。
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映画監督の時代しか実際は知りません。 ただテレビで『北京の五十五日』を見ていて、おそらくこのエッセイはその頃に書かれたものかと。 まぁ読み手によって気障で嫌味と思う人もいれば、洒脱でお洒落と思い人もいるだろうと思われますが、当方は逃げではないけれどもその真ん中かな。 ただ単純にそ...
映画監督の時代しか実際は知りません。 ただテレビで『北京の五十五日』を見ていて、おそらくこのエッセイはその頃に書かれたものかと。 まぁ読み手によって気障で嫌味と思う人もいれば、洒脱でお洒落と思い人もいるだろうと思われますが、当方は逃げではないけれどもその真ん中かな。 ただ単純にそうだなぁと思うところも、それちゃいますなと思うところもあり、ある意味エッセイの宿命ですが時代が違うかな、と。 それでも読んでいて面白いことは間違いないです、けれど意外に軽く読めるものではないかもしれません。
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読みやすさ ★★★★★ 面白さ ★★★★★ ためになった度 ★★★★ 何回めの通読だろうか。私にとってはバイブルともいえる名作の一つ。スパゲティの食べ方、山口瞳に教わったという校正のこと、クラシック音楽と楽器についてなどなど、粋であるとはどういうことか、この本から多くを学んだ。...
読みやすさ ★★★★★ 面白さ ★★★★★ ためになった度 ★★★★ 何回めの通読だろうか。私にとってはバイブルともいえる名作の一つ。スパゲティの食べ方、山口瞳に教わったという校正のこと、クラシック音楽と楽器についてなどなど、粋であるとはどういうことか、この本から多くを学んだ。60年以上も前に書かれたが、いまだ色褪せない一冊。
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3年前、 高円寺にあるサンカクヤマという古本屋で買った。 伊丹十三が実見したヨーロッパのあれこれ。 本筋を実直に志向する氏のスタイルは、 ともすれば口煩く、お節介にも映る。 が、そこに嫌味やマウンティングを感じないのは、本当、本物の素晴らしさを体験している背景、実際を軽妙な...
3年前、 高円寺にあるサンカクヤマという古本屋で買った。 伊丹十三が実見したヨーロッパのあれこれ。 本筋を実直に志向する氏のスタイルは、 ともすれば口煩く、お節介にも映る。 が、そこに嫌味やマウンティングを感じないのは、本当、本物の素晴らしさを体験している背景、実際を軽妙な語り口で面白おかしく書く氏の明け透けな筆致にある気がする。 今となってはスタンダードとなっているヨーロッパ由来の文化。 食、作法、映画、習慣、言語、etc... 情緒(ジョウショ)の失われていく時代の流れ。 廻っていく混沌の世の中に、本当という碇をおろす。 そのエッセンスを窺い知ることが出来る。 粋に生きる江戸っ子魂。 ハードボイルドな平行線ルック。 ダンヒルのライターの機能美。 フォークに巻かれる3.4本のパスタ麺。 ミルク世紀とプリン。 三船敏郎とジョニーウォーカーの黒帯。 rとlの発音。 退屈日記を前のめりに読む矛盾。
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天が一人に二物も三物も与えることはよくありますが、これもその一例です。 目の付け所、独自の考察、それらの思考がたまたま文字という形態を取ったとしか言えないような、無理のない自然な文章。その上なんですか、あの味のある美しい絵の数々は・・・
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あるマンガ家さんが勧めていたので読んでみた。 伊丹十三の映画もあんまり観たことなかったけど、伊丹十三がフェミニストなどという話から興味を持った。 この作品は初期の頃のものなので、そこまでフェミニストの雰囲気は感じられないものの、若い頃から英語も話せて、絵もかけて、海外の生活にも適...
あるマンガ家さんが勧めていたので読んでみた。 伊丹十三の映画もあんまり観たことなかったけど、伊丹十三がフェミニストなどという話から興味を持った。 この作品は初期の頃のものなので、そこまでフェミニストの雰囲気は感じられないものの、若い頃から英語も話せて、絵もかけて、海外の生活にも適応できて、その時代では考えられないくらい、というか今現在でも、高貴(?)で知的な印象を持った。 早くから海外(西洋)に慣れ親しんでいたからこそ人権感覚が研ぎ澄まされたんだろうなと思えた。
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間に浮気しまくって読み終えた。 開高健が同時代の人だと思うと、当時の若者たちから同じように憧れられる大人でも、その生い立ちや過ごし方が全然違うのが面白い。 伊丹十三は、映画が大好きで本についてはまだ自分は入り口に立ったばかり。 読むと大人の嗜みとして色々やっておきたいことがあるも...
間に浮気しまくって読み終えた。 開高健が同時代の人だと思うと、当時の若者たちから同じように憧れられる大人でも、その生い立ちや過ごし方が全然違うのが面白い。 伊丹十三は、映画が大好きで本についてはまだ自分は入り口に立ったばかり。 読むと大人の嗜みとして色々やっておきたいことがあるものだなぁと思う。でも、ただやるだけぎゃなくて、それを体験し、その体験を生きたものとして自分の中でも育て続けるには、物事ひとつひとつへの向き合う姿勢のようなものが問われるのだなと思った。
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映画監督、俳優、デザイナー、エッセイストと多くの肩書を持つ著者による1960年代のヨーロッパ滞在経験をもとにしたユーモアエッセイ。 語学、車、ファッション、料理、音楽などのさまざまなジャンルにたいしての「こだわり」がメインで、正直、キザで鼻につかなくはないが、不快感はいっさいない...
映画監督、俳優、デザイナー、エッセイストと多くの肩書を持つ著者による1960年代のヨーロッパ滞在経験をもとにしたユーモアエッセイ。 語学、車、ファッション、料理、音楽などのさまざまなジャンルにたいしての「こだわり」がメインで、正直、キザで鼻につかなくはないが、不快感はいっさいない。 本書が書かれた時代を考えると、その粋でオシャレで洗練された感覚には驚きを禁じえない。
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これ良いですねー 伊丹監督独特の視点でヨーロッパを見て感じて素直に書いてらっしゃる笑笑 言い方悪いかもだけれど江戸時代の人が現代に現れて素直に感想を言ってるみたいな感覚?笑笑 この本読んで伊丹監督のことさらに好きになってしまいました。旅に行く飛行機の中でもう一度読み返したい。
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かなり男尊女卑は見られるが、作者の経験に基づいて練られた美意識がよく伝わってくる。あんスタの斎宮が年を経て謙虚さを身につけたらこうなるんじゃないかな…
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