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駿河城御前試合 新装版 の商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2020/02/01

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2007/07/post_c4eb.html

Posted byブクログ

2018/12/09

『シグルイ』の原作本として有名だが としてしか今は知られていない 剣法十一番勝負の個々因縁を語る描写はおしなべて質高く 同じような剣豪もの背景を並べながら飽きさせず 御前試合での決着も素晴らしい ただ連作物語の結局帰結するところが読者好みでないのだろう 同様材料の『甲賀忍法帳』と...

『シグルイ』の原作本として有名だが としてしか今は知られていない 剣法十一番勝負の個々因縁を語る描写はおしなべて質高く 同じような剣豪もの背景を並べながら飽きさせず 御前試合での決着も素晴らしい ただ連作物語の結局帰結するところが読者好みでないのだろう 同様材料の『甲賀忍法帳』と比べ どちらが好かれるかが作品の寿命を決めたのか あるいはサムライとニンジャのファンタジー要件違いなのかもしれないけれども

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2018/01/18

駿府城御前試合での対戦をその因縁を含めて書く、それぞれの試合の短編のような作り。 登場人物が男女のもつれなど因縁を抱き、御前試合に選ばれ、実際対決する流れ。 ドM剣士、蝦蟇男など濃いキャラクターが最後の戦いに見せる姿などは面白く読める。時代小説が好きではない人が読んでも面白いと思...

駿府城御前試合での対戦をその因縁を含めて書く、それぞれの試合の短編のような作り。 登場人物が男女のもつれなど因縁を抱き、御前試合に選ばれ、実際対決する流れ。 ドM剣士、蝦蟇男など濃いキャラクターが最後の戦いに見せる姿などは面白く読める。時代小説が好きではない人が読んでも面白いと思う。

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2017/01/28
  • ネタバレ

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・マンガのシグルイを読んだので、興味があった ・無明逆流れ以外の試合は、あまり面白くないのかなと  勝手に思っていたけど、そうでもなかった  無明逆流れほど、奇想天外な剣術は出てこないけど  どの試合も見どころがあったと思う ・試合で生き残った人が最終的に全員死ぬのは  そこまでやるかと思ったけど ・家名、女性、名誉などが原因で、結局みんな死ぬのね  

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2016/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山口先生の凄さが良く分かる原作 まずキャラ設定からして全然違う。虎眼先生も藤木も誰じゃ!?状態。 一応伊良子が負けて2人が自害という結末は同じなのに、逆流れの破り方もそこに至るキャラの心情もまるで違う。

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2016/02/03
  • ネタバレ

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軽い感じで読めた 因縁のある者同士の試合 同じようなパターン 異性を虜にするような男や女が出てきて 痴情の縺れや些細な(本当に)諍いが原因 流派などは違う漢字をあてていたりするが 「ふくろ竹刀」とか書いてあって違う漢字をあててるのは トラブルを避けるため? 悪魔って江戸時代の言葉なのか疑問に思った まあ、フィクションだからいいか

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2016/01/04

漫画『シグルイ』の原作というので読んでみた。 この本では全部で十一番の真剣試合が描かれているが、漫画の方は最初の一試合を描くのに七年十五巻を要して居る。 この調子で行けば完結に後五十年以上かかるためか、一試合目までで漫画は終わっている。 折角なので全試合描いてもらいたいものだと...

漫画『シグルイ』の原作というので読んでみた。 この本では全部で十一番の真剣試合が描かれているが、漫画の方は最初の一試合を描くのに七年十五巻を要して居る。 この調子で行けば完結に後五十年以上かかるためか、一試合目までで漫画は終わっている。 折角なので全試合描いてもらいたいものだと思いながら原作を読んだ。 非常に面白い。 漫画『シグルイ』では原作の各所に散らばるモチーフや小話を上手く物語に織り込んでいて、見方によっては全十一試合を一試合で表現したと言える。 原作、漫画併せて読み応えがある。 原作が面白く、大幅に脚色された漫画版も面白いなどというものはなかなかない。 それにしても、それぞれの剣士が真剣試合に臨む理由は似た様な物が多く、後半の方は、またこんな理由で、と思わされる。 逆に、それだけに切実で、そういう価値観もあるのかと徐々に感情移入させられてしまう。

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2015/10/16

寛永六年(1630年頃)に行われ、あまりに悲惨な内容のため後に開催事実が隠滅されたとしている、架空の「駿河城御前試合」十一戦+後日談一戦の全十二話の短編集。 多くは、「絶対無敵の技を身に着けた」ものの戦いで、現実とは離れているものの、その技を身に着けるに至る時代設定にあったエピソ...

寛永六年(1630年頃)に行われ、あまりに悲惨な内容のため後に開催事実が隠滅されたとしている、架空の「駿河城御前試合」十一戦+後日談一戦の全十二話の短編集。 多くは、「絶対無敵の技を身に着けた」ものの戦いで、現実とは離れているものの、その技を身に着けるに至る時代設定にあったエピソード(多くは女性がらみ)や、全体通しての古風な表現から、「歴史ものを読んでいる」感が高かった。 特に「身替り試合」が、全体と同じ悲劇話しながらも喜劇要素があったり、また、そもそも道場剣法と戦技との差異という、この本の中ではリアリティのあるベースであったことなどから、もっとも面白かった。 全体的に短くまとめられた話の中で、第十一戦はずいぶん冗長に感じた。また、その後の顛末を描く第十二話は、今までの悲惨を総括するために強引に話を進めているように感じ(急に出てきた「車大膳」って・・)、私にとってはかえって興醒めだった。 全体通しては面白かったが、著者の別作品を近日に読みたい、と思うほどではなかった。

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2014/06/14

歴史小説舐めてたわ。そこらのラノベよりよっぽどいかれてる。 しかし、毎回盛り上げるだけ盛り上げてラストバトルがあっさりなのが残念だった。 内容的には☆3でもいいんだけど、「美少年に散々に自分をぼこらせておいて快感が頂点に達した瞬間に相手を殺すのが最高に気持ちいい」というキャラが...

歴史小説舐めてたわ。そこらのラノベよりよっぽどいかれてる。 しかし、毎回盛り上げるだけ盛り上げてラストバトルがあっさりなのが残念だった。 内容的には☆3でもいいんだけど、「美少年に散々に自分をぼこらせておいて快感が頂点に達した瞬間に相手を殺すのが最高に気持ちいい」というキャラが最高にクールだったので評価を引き上げました。

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2014/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

無惨。暴君忠長の御前試合において悲惨な末路をたどるしかない剣士達。試合で生き残った剣士達ですら死に至る運命をたどるしかない。彼らは御前試合に出た時点で忠長の呪いに囚われてしまったのか。あるいは剣の道を歩み出した時点でのさだめであったのか。  

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