上機嫌の作法 の商品レビュー
不機嫌であることは、なんとなく知的な雰囲気 をまとっているという誤解があります。 よく会社のお偉いさんにいますよね。「俺は現 状には満足してないんだ。もっと上を目指せ!」 みたいなことを言うオジさんのことです。 不機嫌が許されるのは、赤ん坊か天才だけと斎 藤氏は言います。 ...
不機嫌であることは、なんとなく知的な雰囲気 をまとっているという誤解があります。 よく会社のお偉いさんにいますよね。「俺は現 状には満足してないんだ。もっと上を目指せ!」 みたいなことを言うオジさんのことです。 不機嫌が許されるのは、赤ん坊か天才だけと斎 藤氏は言います。 上機嫌であることこそが知性ある人の行為とい えます。なぜなら頭のいい人は「場」を読めま す。 そしてその「場」を不機嫌さでかき回すような 無意味な行為はしないのです。 「場」をコントロールする行為は、上機嫌であ ることが前提なのです。 では上機嫌とは、どんな状態であるのか。ただ ニコニコしていればいいのか。 「常に上機嫌であれ。それはこういう状態です」 という内容が理解できる一冊です。
Posted by
「ふっきり上手」 ①断言力 「……にもかかわらず上機嫌」 一つの事実として確定、肯定し、次にいく ②想像力 ③自分を笑い飛ばす力 自画自賛
Posted by
どちらかというと導火線が短く、不機嫌になりがちな私が読むべき本。上機嫌は技化できるとのことで、呼吸法や人間の三大欲+身体を温めること、身体を使って相槌を打つ、など意外と心構え以外のアプローチも多く、積極的に取り入れていきたい。不機嫌で許されるのは子どもと天才だけとあり、一般人ど...
どちらかというと導火線が短く、不機嫌になりがちな私が読むべき本。上機嫌は技化できるとのことで、呼吸法や人間の三大欲+身体を温めること、身体を使って相槌を打つ、など意外と心構え以外のアプローチも多く、積極的に取り入れていきたい。不機嫌で許されるのは子どもと天才だけとあり、一般人ど真ん中の私はちゃんと自分の機嫌は自分で取らなければ。アンガー・マネジメントの本も読もうかな。
Posted by
本当にできる人は上機嫌。上機嫌は、自分にとっても周りにとっても良いことしかないので、上機嫌でいましょうと言う本。 上機嫌力は自分で高められるので、呼吸を整え、常に上機嫌でいることを心構える。難しいようで簡単だ。
Posted by
例え話が分かりやすくて面白く、スラスラ読めました。 ちょっと不機嫌で物静かな人の方が知性的な感じがし、上機嫌でテンションが高い人はアホっぽく見える。 でも実際は後者の方が物事をうまく進め、周りに人が集まってくるのだ… その通りだと実感し、自分も上機嫌でありたいなと思いました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上機嫌でいる方が人間関係上手くいく、何より上機嫌なので自分が気分がいい。そうなりたいという思いで読み進めました。 齋藤さんは素は不機嫌な人間で、とてつもない不機嫌な時代を乗り越えて上機嫌を技として身につけた、意図的に上機嫌を「やっている」、くせづくと授業や仕事の打ち合わせをすることで不思議と気分も晴れる、との事。 一人でいる時など、日常的な自分の中の不機嫌な思いから救われたかったので、少し思ったのと違うかなと思いましたが、まさに「作法」で、人に対する時に技として身につけていくべきもの、と感じました。 ・気分に巻き込まれた状態から、自分を引き離して見る力 ・会う方会う方上機嫌でいるとだんだん機嫌の持久力が伸びてくる ・東洋では呼吸に集中しすーっと吐いて止まるところでいったん小さく生命が死滅すると考える。吐くことは捨てていくイメージ。呼吸に集中すると細々としたことを考えていられない。捨ててこそいい状態でいられる、一回一回ふっきる練習をするようなもの。 ・上機嫌を維持するポイントは、とにかくだし続けること。人間は回転している状態がちょうどいい。出すとうまく流れる。 ・不機嫌は癖になる、やり始めると結構快感で他の人が気を使ってくれる。しかし、力にはならない。上機嫌な人同士が接触して起こるエネルギーには膨大な可能性がある。 小さな積み重ねで習得していく、このあたりのことが印象に残りました。
Posted by
上機嫌でいようという本 中身が薄い、最初の方をちょっと読むだけで十分かなと感じた。 良いことは言ってると思うけど本としての質は低い なんかこう今の自分が良いという権威付けのために書いてるような感じがある ・上機嫌のいいところ ・色んな人紹介 ・体調管理 ・昔の話 ・ノウハウ的な...
上機嫌でいようという本 中身が薄い、最初の方をちょっと読むだけで十分かなと感じた。 良いことは言ってると思うけど本としての質は低い なんかこう今の自分が良いという権威付けのために書いてるような感じがある ・上機嫌のいいところ ・色んな人紹介 ・体調管理 ・昔の話 ・ノウハウ的なもの あたりを説明するけど、想定の範囲内なばかりで面白いところがあまりない。 本を書くために書いたという感じがする。
Posted by
齋藤孝さんの著書は年に数冊ペースで触れたいと思ってる。「脳内会議」で齋藤孝さんに参加してもらいたいから。 数ヶ月に一度、齋藤孝さんにおいで頂いて語り尽くして頂くような機会が本を手に取ることで得られるのは素晴らしい体験。この感覚を維持することも人生を豊かにする。
Posted by
言ってることはまあ良さそうな気もするんだけど、 特に5章の具体的なメソッドの項になると、 どうしてもブラック企業の合宿研修が思い起こされてしまう。 そういった点、書かれたのが2005年というのもあるだろうけど、認識が古いような印象を受ける。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
そこにある事実や自分を肯定し、切り替えていく。ただテンションを上げたり尊大になるのではなく、あえて上機嫌を保つコツ。考え方やコミュニケーションの作法だけではなく、呼吸法や身体をほぐすなど、マインドフルネスにも近いものを感じた。 良い環境とは常に上機嫌な人が多い環境なんだと、読みながら改めて感じた。 ○人と一緒にいる間は、楽しい時間を過ごすようにお互い努力する ○不機嫌が平気な人は、自分の存在を相手に認めさせたいという自己中心的な考えから脱却できていない ○上機嫌力の根本「ふっきる力(頭の中の悪いイメージを断ち切る)」 ①断言力…現実をはっきり認め、終結確定、肯定し、次に行く「然り。ならばもう一度」 ②想像力 ③自分を笑い飛ばす力…何かをやるとき「自分だからすごい」「自分だからみっともない」とか考えない。みっともなさは、誰であろうと同じ。 ○状況から一旦身を引き剥がし、自己肯定の視点に立つ ○自己卑下をするのは、プライドへの過剰な欲求があるから 認めてくれないなら勝負を降りる、そうすれば負けずに済むという自己弁護の予防線を張っている ○谷川俊太郎「自分をからっぽにしないと詩が書けない」×自分の中から言葉が出てくる「自分の中にいる他者を目指して書いている」 ○淀川長治「どんな人にも、どこかいいところがあるはず」 ○鼻から3秒・2秒ためて・口から15秒かけて細くゆっくり吐く ○無駄のない力を抜いた姿勢を見つける ○機嫌の根本にはからだがある。からだは常にフラットに、オープンに ○相手の言葉を相槌がわりに繰り返す ○2人の間で具体的なアイデアをどんどん出す段階に入ると、空気が盛り上がる。 ○かったるいからやらないでは、循環が起こらない。疲労が蓄積するだけ。 ○知性がある=自分の気分をコントロールできる ばかばかしいと分かっていて尚且つ突き抜けるところが、知性。 ○不機嫌には、次の未来に向かっていく感じがない。不機嫌は癖になるし、力にもならない。
Posted by