西の善き魔女(3) の商品レビュー
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少女趣味な要素があちこち散りばめられている(ような)一方、派閥争いや悪の組織等、仄暗い事情も絡まっており、そのギャップがなかなか特徴的。 勢いに乗って読み進めているこのシリーズ、最後にまとめて感想かこうと思ったけど、3巻に関しては言わせてほしい。 フィリエル!それはない!! (最後の展開について) アデイルはただでさえ悲しんでいるのに、側にいてあげなよって!からの、レイディマルゴットに対して「ハイラグリオンには戻りません」って言ってますけど、、??? もはやもう戻らないんかーい! アデイルと二人三脚でいく覚悟したんじゃなかったんかーい! アデイルは送り出すしかなかったのであろう、その気持ちを思うと、、 しかもそれって結局、自分がルーンを探し出したいからありきで、ルーシス守るのはもはや名目になってるし(いや元婚約者だけど)(命かかってるけど) ルーンが大切なのはわかる!わかるが! 逆に言えば、フィリエルの頭にあるのはそれしかないんだなあ。 これまで、皆がそれぞれフィリエルを支えてきているのに当の本人がそのことが全く見えていない、分かってない、、自由奔放がすぎるのは、もはや自己中なだけ。 これからまた物語がどんどん動き出すだろうけれど、主人公のフィリエルに萎えてしまって、純粋に楽しめるか少し不安になるレベル。
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荻原規子、西洋風ファンタジー、第3弾! 今回は王宮編です。 華やかな貴族社会が描かれるかとおもいきや、なんだか色々な意味で違う方向に…。 フィリエル、きみは大胆だね…。 やっとルーンへの想いを自覚。 それなのにルーンは…。 なんて別れなんでしょう…! 悲しすぎます。 2人のすれ違いが辛いです。 いよいよ世界の「闇」が少しずつ明らかになってくる感じです。 荻原規子ヒロインフィリエルと苦労者(こちらも荻原規子のド正統)のルーンがこれからどうなるのか、続きが気になって仕方ありません。 アデイルとユーシスも…! 4巻も借りてるので、すぐ読みます!
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今回はみんなで王宮へ行く事になり、淑女らしい日々を過ごすフィリエルと、チェスを勉強という名目で王立研究所に入るルーン。女学校よりはどろどろした展開はなかったものの、とうとうルーンが復讐へ向かいそのまま行方不明に。すっかり淑女然としたフィリエルだったけれど、ルーンがいなくなったことで本来の目的を思い出す。はたから見ると両想いなのだけど、まだ二人とも若いですね。アデイルのユーシスの気持ちも少しは報われてほしいし、色々気になります。
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王宮で過ごす日々でしたが、いよいよ女王選抜が始まり、アデイルもライバルであるレアンドラもそれぞれ動いている様子。その中で主人公でもあるフィリエルはやりたい放題。禁止されても男装してルーンに会いに行ったり。 夜会での誤解からユーシスとの恋仲を疑われ、成行き上ユーシスからの求婚とこれまた少女漫画ばりの展開でしたが、どうにもフィリエルの身勝手さが気になって、感情移入は出来ず。フィリエルの自由奔放なところがいいのだろうけれど、全ての人に迷惑かけっぱなしなところが無理なのかも。次巻以降でこれはという魅力を期待しています。 ルーンは、自ら国を統べる者になろうとした現女王の息子である公爵が、ルーンを襲った一派だと知り、女王への障壁として取り除きたいレアンドラと共謀したのか、公爵暗殺者疑惑のまま失踪。 最終的には竜退治に向かうユーシスについて南へ行くことになりましたが、結局アデイルすらもそのままにしていくらしい。どうなる、女王選抜。
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『言いにきたんだ。約束が守れない』 このまま王宮で平和に暮らす展開じゃなくてとてもとても嬉しい。ゾクゾクする別れのシーン。頭の中で「星の在り処」が流れました。ルーネットちゃんマジヒロイン。
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ちょっと全体的に昔の少女漫画みたいなノリだな… ギャグとか、少女たちの趣味や行動が… はまる人にはすごくはまる(萌えそう)んだろうな、と思ったけど、私にはちょっと苦手みたい。
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幼なじみルーンと自分の身を守るため、フィリエルは女王候補アデイルと共に王宮へ上がる。 光輝く宮殿に渦巻くのは、派閥のかけひき、冷酷な謀りごと。 持ち前の勇気と伯爵家の協力で、フィリエルは王宮の光あたる場所を得ようと奮闘するが、ルーンは彼女に背を向けて闇へと姿を消してしまう——胸躍...
幼なじみルーンと自分の身を守るため、フィリエルは女王候補アデイルと共に王宮へ上がる。 光輝く宮殿に渦巻くのは、派閥のかけひき、冷酷な謀りごと。 持ち前の勇気と伯爵家の協力で、フィリエルは王宮の光あたる場所を得ようと奮闘するが、ルーンは彼女に背を向けて闇へと姿を消してしまう——胸躍る長篇ファンタジー、波乱の第三巻。
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図書館借用。取り敢えず三巻まで読んだ。一巻ごとに舞台は変わるけど、行く先々で騒動を起こす主人公。 荻原作品定番の女装の出番が早かったり、手を出すのが早過ぎたり、やんごとなき立場の人が腐女子だったり、男色家現るだったりで、いろいろ詰め込まれてるなと。ティーンの時に読んだらルーンがど...
図書館借用。取り敢えず三巻まで読んだ。一巻ごとに舞台は変わるけど、行く先々で騒動を起こす主人公。 荻原作品定番の女装の出番が早かったり、手を出すのが早過ぎたり、やんごとなき立場の人が腐女子だったり、男色家現るだったりで、いろいろ詰め込まれてるなと。ティーンの時に読んだらルーンがどんな酷い目にあったか全く理解できなかったと思う。
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王都へと乗り込んだロウランド家。 物語が禁忌だったのは、それがそのまま特権階級の教養とされていたからだった。 女学校も怖かったけど、王宮は智謀策略渦巻くさらに怖い場所。 ということはやはり女学校も、そういうことまで学ぶための王宮の縮小図である、と言えなくもない。 ユーシスがマン...
王都へと乗り込んだロウランド家。 物語が禁忌だったのは、それがそのまま特権階級の教養とされていたからだった。 女学校も怖かったけど、王宮は智謀策略渦巻くさらに怖い場所。 ということはやはり女学校も、そういうことまで学ぶための王宮の縮小図である、と言えなくもない。 ユーシスがマントの中で、フィリエルにプロポーズする場面が好き。 あんなセリフ言われてみたいわ……と思ってしまう私は永遠のオトメである。 図らずもその出来事で、フィリエルの、ルーンに対する恋心を自覚することになるのだけれど。 ユーシスが真っ直ぐで良い意味での育ちの良さを感じさせるすごく好きなキャラなだけに、踊らされてるようで、ちょっと不憫ではあるけれど、フィリエルよりアデイルとお似合いだと思う。 フィリエルのほうは心配せずとも、ルーンと結ばれるはずだ。 自分で全部考え決めたら実行する子だから。
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1巻2巻は結構ワクワクしながら読めたんですけど3巻は割と俯瞰的に見てしまいました。 ハラハラするような展開は少なく、どちらかといえば恋愛面でもどかしさを感じるくらいですね。 ファンタジーなのにこうも追体験的に読めないのは何故なんだろうと不思議です。 ただ読みやすさで言えばもちろ...
1巻2巻は結構ワクワクしながら読めたんですけど3巻は割と俯瞰的に見てしまいました。 ハラハラするような展開は少なく、どちらかといえば恋愛面でもどかしさを感じるくらいですね。 ファンタジーなのにこうも追体験的に読めないのは何故なんだろうと不思議です。 ただ読みやすさで言えばもちろんスラスラ読めますし、要所要所で興味をひくエピソードが出るので退屈はしません。 主人公が芯の強い女性で良かったとこの巻で強く思いました。 2013.01.08
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