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韓非子 の商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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2026/02/06

まず、普段古典に触れることがほぼないので、ビギナーズクラシックと銘打ってある本書も非常に難解だと感じた。自分が半分も理解できているか分からないので、現時点の評価を⭐︎3とした。 ただ、逆に言えば半分理解できているか怪しいのに⭐︎3だなと感じるくらい良い内容だったとも感じる。 —...

まず、普段古典に触れることがほぼないので、ビギナーズクラシックと銘打ってある本書も非常に難解だと感じた。自分が半分も理解できているか分からないので、現時点の評価を⭐︎3とした。 ただ、逆に言えば半分理解できているか怪しいのに⭐︎3だなと感じるくらい良い内容だったとも感じる。 ——————- 自分は儒家思想などに見られる礼節や道徳によって統治される世界は現実からあまりにもかけ離れているとそもそも感じていて、言葉選ばずに言うなら自分含め人間って終わっているなと感じる側である。そもそも自分が利や得で動くタイプだと思っているので、自分が存在している時点で道徳的な世界観はないなと。だからそこを論点にしない法家思想は馴染む感覚がある。 人間関係における上下はコミュニティやシチュエーションによって複雑多様化する。だからこそ関わる人間を注意深く見、捉えようとするのは大事だと思うし、御せそうにないなら離れた方がいいと思う。 じゃあ御すために何が必要なんだっけ?は本書の中にもある”術と法”は鍵なのかもなと思う。術は状況に合わせたやり方を、法は明文化されてない原理原則を見える化して、その徹底をする必要があるよねというのが現代的な落とし所なのかな。 個人的な1番大きな学びは法家思想の”信賞必罰”の韓非子的考え方で、支配の為の法なのだけど、それはドラスティックなニュアンスは実は弱く、「必罰は先に来るけど、いつしか信賞しかない世界になり、最終的にはそのどちらもがなくなる」という凪のような考え方だったこと。法家思想自体は利を利用するのに、最終的には利を追求しないというこの感覚。いや、利のない世界こそ幸せというか、最上の利なのかもしれない。 兎にも角にも、理論的な話から現代にも応用できそうな実践的な話まで、勉強になりました

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2025/08/05

法家思想の大成者・韓非子。 荀子の弟子だけに、似てるなぁと思うところもあるけど、儒家の根幹である道徳を完全否定する所が全然違った。荀子は礼に従うけど、韓非子は法に従う。 最後の「自然に従う」道家的思想は突然違う絵を見せられたみたいで混乱した。私は道家思想とは気が合わないので余計...

法家思想の大成者・韓非子。 荀子の弟子だけに、似てるなぁと思うところもあるけど、儒家の根幹である道徳を完全否定する所が全然違った。荀子は礼に従うけど、韓非子は法に従う。 最後の「自然に従う」道家的思想は突然違う絵を見せられたみたいで混乱した。私は道家思想とは気が合わないので余計かもしれない。 人は利のために動くのだからと、韓非子は道徳心を全く認めない。妻子にさえも心を許すなとは…。この人は心が休まることなどないのだろうか。

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2024/09/03

社会の分断や様々な権利主張がインターネット等で露出させる現代は韓非が見た理想的な社会とかけ離れた景色なんだろうな、と思った。 リベラルの傾向が強まる今、韓非の思想に触れるべきだが、どこかソフトの側面で道徳から来る抜かりない「隙」があってもいいのではなかろうか。 ガチガチなのは行き...

社会の分断や様々な権利主張がインターネット等で露出させる現代は韓非が見た理想的な社会とかけ離れた景色なんだろうな、と思った。 リベラルの傾向が強まる今、韓非の思想に触れるべきだが、どこかソフトの側面で道徳から来る抜かりない「隙」があってもいいのではなかろうか。 ガチガチなのは行き詰まってしんどい。

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2024/03/23

韓非子を読むにあたって、事前にある程度知るために読んだ。韓非子そのものを読んだことがないので、良いダイジェストなのかわからない。しかし、ある程度韓非の考え方などの大筋はわかったような気がする。

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2023/12/01

君主による「法」「術」によって国家を統治しようとする「法家思想」の書『韓非子』を、原典から引用しながら分かりやすく解説してくれる入門書。原文の書き下し文で雰囲気を味わいつつ、現代語訳と解説で『韓非子』のエッセンスを掴むことができる。 三章構成になっていて、第一章では、法家思想を...

君主による「法」「術」によって国家を統治しようとする「法家思想」の書『韓非子』を、原典から引用しながら分かりやすく解説してくれる入門書。原文の書き下し文で雰囲気を味わいつつ、現代語訳と解説で『韓非子』のエッセンスを掴むことができる。 三章構成になっていて、第一章では、法家思想を唱える「法術の士」とはいかなる人間かがまとめられる。思想の内容ではなく、その思想家の立場の説明から入るというのが面白かった。 厳格な法による統治を目指す法家思想は、その立場上、大きな政治改革の必要性を説く必要がある。そのため、あらゆる国の君主に、その思想を説くにあたっても、その身に危険が及ぶ可能性がある。 戦国時代という時代背景の中で、法家という立場がどういった立ち位置にいたのかがよく分かった。 第二章では、具体的な法治の手段として君主が用いる「法」「術」「勢」の概念の説明がされる。そして、第三章では、韓非の人間観、世界観、歴史観がまとめられ、その理想が解説される。 個人的には、人間を徹底的に「利」によって動く信頼できないものと捉えて、厳格な「法」とその運用である「術」によって統治していく、という考え方には馴染めなかった。たしかに、人にはそういった側面があるし、大人数を統治するには、「法」の厳格さが必要なのはそうかもしれないが、やはり、人に対する信頼から発する徳治政治的な性善説の方が好感が持てる。 もはや好き嫌いの問題になってくるが、その緻密な法治主義から学ぶことは多かった。小さな先輩後輩関係でも、人の上に立つ人には、一度考えてみてほしいテーマの詰まった本だ。

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2023/10/10

全55篇ある韓非子のエッセンスをざっくり把握。基本的には処世術の内容。全てのビジネス書の原点は韓非子と言ってもいいのではないか。 私は五蠹篇が一番好きでした。「古代は資源が豊かだったが現代は人口が増えたため資源を求めて争うようになった」「昔の王は今の門番より貧しかった」といった内...

全55篇ある韓非子のエッセンスをざっくり把握。基本的には処世術の内容。全てのビジネス書の原点は韓非子と言ってもいいのではないか。 私は五蠹篇が一番好きでした。「古代は資源が豊かだったが現代は人口が増えたため資源を求めて争うようになった」「昔の王は今の門番より貧しかった」といった内容が書かれており紀元前も今も同じことが実感できる。 あと、韓非子は冷徹な考えとよく言われるけど、ネットで見る言説の方が100倍くらいキツい。

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2023/02/05

230205010 法家である韓非子は「利」がどこにあり、どう人が動くかを観ていた。それは今の世の中でもある意味変わらないのかもしれない。

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2022/11/23

性悪説とされる荀子の弟子の韓非子。韓非子は性悪的な発想をさらに進め、法に基づく厳格な統治を主張。 目的のためなら手段を選ばないところがマキャベリを連想させるのだが、読み進めると、ホッブスの権力論、スミス、マルサス、マルクスと経済学ととても近いところがあって、とても興味深い。 ...

性悪説とされる荀子の弟子の韓非子。韓非子は性悪的な発想をさらに進め、法に基づく厳格な統治を主張。 目的のためなら手段を選ばないところがマキャベリを連想させるのだが、読み進めると、ホッブスの権力論、スミス、マルサス、マルクスと経済学ととても近いところがあって、とても興味深い。 これが紀元前に書かれたものとは思えない現代性を持っているな。 もちろん、今読めば、変なところも多いのだけど、まずはもうちょっと学んでみよう。

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2021/06/28

法家思想。 法術の士。 臣下の罪を罰しないのは、君主の罪。 刑と徳を合わせて失えば、国は亡びる。 凡人である君主は、法と術をもって国を治める必要がある。 歴代の君主で病死した者は全体の半数以下、あとはすべて暗殺されている。 人口論と同じ事態が、春秋時代の中国にはあった。 欲望は...

法家思想。 法術の士。 臣下の罪を罰しないのは、君主の罪。 刑と徳を合わせて失えば、国は亡びる。 凡人である君主は、法と術をもって国を治める必要がある。 歴代の君主で病死した者は全体の半数以下、あとはすべて暗殺されている。 人口論と同じ事態が、春秋時代の中国にはあった。 欲望は富とともに大きくなる。(ベンサム) 欲望が力による闘争を生む。それに対抗するには君主の力による支配が必要。道徳では足らない。しかし法と術による支配は、戦乱がなくなり犯罪もなくなる、はず。

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2020/11/03

非常にわかりやすく、とっかかりとしては最適。既にある程度の知識がある人が読むには物足りないかもしれないが、私のように凡人程度の知識レベルならば、変に気合入れて岩波とかちくま学芸文庫とかに手を出すより、まず本書をインプットしてからの方が理解が深まりそう。「わかりやすい=低レベル」と...

非常にわかりやすく、とっかかりとしては最適。既にある程度の知識がある人が読むには物足りないかもしれないが、私のように凡人程度の知識レベルならば、変に気合入れて岩波とかちくま学芸文庫とかに手を出すより、まず本書をインプットしてからの方が理解が深まりそう。「わかりやすい=低レベル」という感じではなく、理解させるための配慮が行き届いていると感じた。結局理想のリーダー像、トップのあるべき姿の実現って永遠の課題なのかな。周囲の思う理想をわかっていても、実際トップに立った時に実現出来るかはまた別の問題。

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