珍妃の井戸 の商品レビュー
「蒼穹の昴」続編 珍妃という皇帝寵妃の死の訳を、4人の外国人が探っていくお話。 事件に関与している人たちの、事情聴取のような会話文となっているので、非常に読みやすいです。 それぞれが言っていることが違うので、こんがらがります(笑)
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構成を工夫した感があったが、蒼穹の昴に比べてひどく見劣りした。 ただし、愛とは何かということを日本の歌に歌われるような陳腐なレベルではなく 考えさせられる事になったのは大きい。すなわち好きと嫌いが裏返しであり、 愛と憎しみが裏返しである。憎しみと表裏一体の愛をことさら語らなければ...
構成を工夫した感があったが、蒼穹の昴に比べてひどく見劣りした。 ただし、愛とは何かということを日本の歌に歌われるような陳腐なレベルではなく 考えさせられる事になったのは大きい。すなわち好きと嫌いが裏返しであり、 愛と憎しみが裏返しである。憎しみと表裏一体の愛をことさら語らなければならない 西洋文明に対して、その概念さえも超越した東洋文明とみることもできるかもしれない。 まあまあでした。
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蒼穹の昴の続編というか、スピンオフというか、サイドストーリーというか(笑) まず蒼穹の昴を読んだ上で読めば、かなり面白いんだと思う。それに蒼穹の昴よりは 全然読みやすいテイストで書かれているから、導入編として読んでも面白いん だろうけど。蒼穹の昴は歴史小説だけど、こっちはミステリ...
蒼穹の昴の続編というか、スピンオフというか、サイドストーリーというか(笑) まず蒼穹の昴を読んだ上で読めば、かなり面白いんだと思う。それに蒼穹の昴よりは 全然読みやすいテイストで書かれているから、導入編として読んでも面白いん だろうけど。蒼穹の昴は歴史小説だけど、こっちはミステリーとしても成立してると 思うし。蒼穹の昴とか中原の虹とか、登場人物も多いし名前も複雑だし、歴史小説だから 入りにくいかもしれないけど、これはそっちよりも全然入りやすいってのいい点かな。
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「蒼穹の昴」の続編というか、でも、話の内容は「蒼穹の昴」とは関係ないので、後日談というか。光諸帝の妃である珍妃を殺したのは誰だろう、という謎を追うミステリー仕立てになっている。さらに「中原の虹」にシリーズとして続く。
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犯人はだれだ だれだ 色々な絡みのある中で、やっぱり心打たれるのは、光緒帝の珍妃を想う深い深い愛。 物語の進行の仕方が面白かった。 「蒼窮の昴」を読んだ後に読まれることをおすすめします。
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蒼穹の昴の続編と言われるが、まったく別の作品と思ったほうがいいだろう。 同じ登場人物でまったく別の作品に仕立て上げるのは素晴しい。
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7人のうち、光緒帝以外は特定の人物を挙げているけど、光緒帝は違った。最後の章の皇帝の証言と珍妃のメッセージには胸が痛んだし、心を動かされた。
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浅田さんの書く女の人はみんなすごく綺麗だ。優美という言葉がよく似合います。 フーキルドチェンフェイ
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蒼穹の昴の外伝。誰が珍妃をころしたか。藪の中系のお話。物語すべてに亘って春児と西太后が染み付いていた。
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読み始めてから思い出したけど、わたし歴史って苦手だったよ…… まぁでも『壬生義士伝』は挫折しそうになりながらも最後まで読んで感動したし!と励ましながら頑張った。 歴史物って言ってもミステリーっぽくて、途中からは先が気になってスルスル読めたけど。 同じ人物に対して「載沢(ツアイヅ...
読み始めてから思い出したけど、わたし歴史って苦手だったよ…… まぁでも『壬生義士伝』は挫折しそうになりながらも最後まで読んで感動したし!と励ましながら頑張った。 歴史物って言ってもミステリーっぽくて、途中からは先が気になってスルスル読めたけど。 同じ人物に対して「載沢(ツアイヅオ)殿下」とか「沢(ヅオ)殿下」とか呼び方が変わるから、誰だか理解するのが大変だったのも読みづらかった理由のひとつ。 頼むから統一してくれ。 話は、過去に実際にあった事件を各国高官がいろいろな人にインタビューしていくって形式。 でもその証言がことごとく違う! どれが本当なのさ!?と先が気になって夢中になるという、浅田さんの目論見にまんまとはめられた感じ。 春児という人がやたら出てくるから、こいつが怪しいのか?と思ったら、この本の基になってる『蒼穹の昴』の主人公らしい。 どうやら読む順番を間違えたみたいだけど、『蒼穹の昴』はめっこり歴史物らしいから、わたしには敷居が高い。 話自体は消化不良な感じで終わる。 でも人の心の美しさ優しさ、そして争いごとのむごさ無意味さ、それから愛。 いろいろなテーマが隠れていて、読み応えたっぷり。
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