共生虫 の商品レビュー
コインロッカー〜のハシといい、この主人公といい、龍さんの描く狂った人はリアリティあるなぁ。 嫌いじゃない。狂ってるけど。 コレ読んだら最後の家族もセットで読んでおきましょう。引き篭もりの人たちにいろんな可能性を示してますから。
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もー一体全体何が何やら。引きこもりの青年がネットを始めて世界に出て行くって話しなんだけども、結局のところ何が言いたいのかさっぱりあたしには分かりません。とはいえ、ネット初期のころはあたしもネットに狂ってて、アンダーグラウンドな世界ばっかり見ていた。エログロが好きな女の子が当時はあ...
もー一体全体何が何やら。引きこもりの青年がネットを始めて世界に出て行くって話しなんだけども、結局のところ何が言いたいのかさっぱりあたしには分かりません。とはいえ、ネット初期のころはあたしもネットに狂ってて、アンダーグラウンドな世界ばっかり見ていた。エログロが好きな女の子が当時はあんまりいなくてみんな親切だったなあ。壊れた人たちがたくさんいて、居心地がよかった気がする。それと、自分だけは特別、自分だけは選ばれた人間だと思う今時の若い子たちの病理がえぐられているような気がするけど気のせいかな。
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衝撃のインターネット文学。 衝撃の引きこもり文学。 そんな小説を2000年に書いちゃう村上龍。 相変わらず早いね。 あくまでも「村上龍的な」引きこもりが、「村上龍的に」外の世界に飛び出していく。 この小説には賛否両論(と言うか村上龍の小説は好き嫌いが毎回ハッ...
衝撃のインターネット文学。 衝撃の引きこもり文学。 そんな小説を2000年に書いちゃう村上龍。 相変わらず早いね。 あくまでも「村上龍的な」引きこもりが、「村上龍的に」外の世界に飛び出していく。 この小説には賛否両論(と言うか村上龍の小説は好き嫌いが毎回ハッキリ別れる)あるが、あくまでも村上龍らしい描き方だった。 と言うわけで、この小説と比べて、実際の引きこもりがどうだとか、インターネットがどうだとかって言う批評の仕方は間違っているし、意味がない。 と思う。 あくまでも村上龍的な小説であった。 この作品の評価と言うのは、それを好むか忌み嫌うかと言う事にある。 みんなも読んで考えよう。 現代に蔓延る病を。
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主人公のウエハラという引きこもりの青年の内部が、本当に巧みに描写されていて、彼のインターネットを使った自分以外との接触による成長(といってしまっていいのかどうか戸惑うが)がこれまた常軌を逸しているのにとてつもなくリアリスティック。ストレートでダイレクトな文体にのってかなり響いてき...
主人公のウエハラという引きこもりの青年の内部が、本当に巧みに描写されていて、彼のインターネットを使った自分以外との接触による成長(といってしまっていいのかどうか戸惑うが)がこれまた常軌を逸しているのにとてつもなくリアリスティック。ストレートでダイレクトな文体にのってかなり響いてきます。あと、この話自体も面白かったけど、興味深かったのはフランス人翻訳家さんの解説!これだから文庫はいいね。
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この作品での村上さんのイカれっぷりは異常。 こんな気色悪い文章初めて読んだよ。 でもそんな村上さんが好きです。 実験的な小説と銘打ってあるが、完成度はかなり高い。
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現代小説ですね。 今更ながら読んでみました。テーマは、ニートとネット社会。ニート=NEETとは Not in Employment, Education or Training。 引きこもりのニート君が、とあるネットの秘密サイトを知ることに。悪意あるネットの住民達に感化されて...
現代小説ですね。 今更ながら読んでみました。テーマは、ニートとネット社会。ニート=NEETとは Not in Employment, Education or Training。 引きこもりのニート君が、とあるネットの秘密サイトを知ることに。悪意あるネットの住民達に感化されて親をバットで・・。そしてその行き着く先は・・。
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ひきこもりがアウトドア派に変わり、日本に警笛を鳴らす話。いわんとすることは大事だと思うがうまくストーリーに馴染めなかった。日本人は現実をみていない。集団が指し示す方向に向かって進むだけだ。確かにその通り。自分で考えて行動しているつもりでもやはり他人の目は気になっているんだろう。つ...
ひきこもりがアウトドア派に変わり、日本に警笛を鳴らす話。いわんとすることは大事だと思うがうまくストーリーに馴染めなかった。日本人は現実をみていない。集団が指し示す方向に向かって進むだけだ。確かにその通り。自分で考えて行動しているつもりでもやはり他人の目は気になっているんだろう。ついでに解説のフランスの翻訳家はおもしろかった笑
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なんか色々複雑。実際にこんな考えを持ってる人は多々いるんやろな〜 『俺はなにをいままで恐がってきたんだろうか…』この一言が妙に印象に残った。
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コインロッカーベイビーズの後、なにげなく買ったもの。 アメリカ行くときの飛行機で読む用に買ったけど、それ用には適してなかったかも。 今後、こういう人が見つかっていくんだろうなぁ。
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出版当時、コレを読んだクラスメイトが 「気持ち悪い」 と一言言い放ったのが、強く印象に残っている。 もう3回くらい読みました。 確かに、気持ち悪いし、主人公ウエハラの頭の中は理解できない。今の世の中を見て、(それももう何年も前の話だし)村上さんは凄い事を書くなーと...
出版当時、コレを読んだクラスメイトが 「気持ち悪い」 と一言言い放ったのが、強く印象に残っている。 もう3回くらい読みました。 確かに、気持ち悪いし、主人公ウエハラの頭の中は理解できない。今の世の中を見て、(それももう何年も前の話だし)村上さんは凄い事を書くなーと、圧巻です。 文中の 「笑いが緊張を解いてしまうとうことをウエハラは知らなかった。小さい頃から滅多に笑うことが無かったし、両親もほとんど笑わない人間だったので、笑いについて知ることができなかった。・・・略・・人間がいつどんなときに笑うのかいまだにわからない」 という箇所が、私にはものすごく、ずっしり重く感じられた。 こんな家族があっていいわけない。 社会とか人間の心理とか、難しいことは分からないし、何も言えないけど、 これだけは分かる。 笑って過ごせる家庭ほど大事なものはない。 私は幸せだと。
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