月は幽咽のデバイス の商品レビュー
S&Mに比べてファンタジー的というか、古典的ミステリーに則った舞台設定が好かないのかなあ。一人一人のキャラクターは素敵なのに、何かがそれを殺している。Vシリーズは、読んでいて何か釈然としない気持ちになってしまう。決して話自体がつまらないわけではないのだが。 良家のお嬢様が拾って...
S&Mに比べてファンタジー的というか、古典的ミステリーに則った舞台設定が好かないのかなあ。一人一人のキャラクターは素敵なのに、何かがそれを殺している。Vシリーズは、読んでいて何か釈然としない気持ちになってしまう。決して話自体がつまらないわけではないのだが。 良家のお嬢様が拾ってきた居候、というおいしい位置にいるんだから、お嬢様が不惑を起こして婚約者といざこざが……の展開を桜井には期待していたのだが、最後まで宙ぶらりんで、ね。 美男子の居候なのに、もったいない…!(古典的な設定はダメだが王道は大好き)
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「今のところは、まぁぎりぎり安全」 Vシリーズ第3作 今回もシリーズキャラの一人、保呂草潤平の悪さが光っています(苦笑) いろんな悪事を働いているようです そしてずる賢いというかスキを見逃しません 相変わらずトラブルを呼び込む天才です 今回もちょっと感心してしまいました 半ばわ...
「今のところは、まぁぎりぎり安全」 Vシリーズ第3作 今回もシリーズキャラの一人、保呂草潤平の悪さが光っています(苦笑) いろんな悪事を働いているようです そしてずる賢いというかスキを見逃しません 相変わらずトラブルを呼び込む天才です 今回もちょっと感心してしまいました 半ばわざとなのかもしれませんが…
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パーティ、月夜、密室、三角関係といったキーワードに 吸い寄せられるように一気読み。 でも、ラストはいちばん苦手な決着の付け方。 どんなふうに解釈したらよいのか。 ヒントが少なくて、もやもやした気持ちになる。 3作読んできて思ったのだけど、保呂草さんみたいなタイプがすごく苦手。
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反則!反則やがな!カラクリとしては成り立ってるけど、ミステリとしては禁じ手みたいなもんだよ!あああ時間損した。
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Vシリーズ。 だんだんこのシリーズの面白さにはまってきました。 最初はS&Mに比べてイマイチかも・・・と思っていたけれど、じわじわときます、このシリーズ。
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『人は常に理由をもって行動するのではない。それにもかかわらず、常に理由を探そうとする。人が関わらない自然現象であれば、そこに、意志や意図を見つけ出そうとすることが、結果的に歪んだ解釈を生み、間違った結論へと人を導くことになる。』 Vシリーズの第三作目。森博嗣の本にはそれぞれしっ...
『人は常に理由をもって行動するのではない。それにもかかわらず、常に理由を探そうとする。人が関わらない自然現象であれば、そこに、意志や意図を見つけ出そうとすることが、結果的に歪んだ解釈を生み、間違った結論へと人を導くことになる。』 Vシリーズの第三作目。森博嗣の本にはそれぞれしっかりしたテーマが込められているけれど、Vシリーズでは特に哲学的なテーマが設けられているような気がする。それがちゃんと事件の物理的側面であったり、あるいは動機に関連付けられている。だからこそ、一貫しているし、綺麗だ。個人的に、“幻惑の~”で設定されているテーマと対になっているような印象を受けた。
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以下、本書引用― 『 何かが一瞬、面白かった。 もう、それが何かわからない。 それなのに、笑うのはこれから。 人間の動作って、遅い。 馬鹿みたいに、遅い。 感じてから現れるまでのタイムラグ。 』
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Vシリーズの3作目。古本屋で買ったので、2作目がとびました。やれやれ。 なので、いつの間にかタッグを組んでる紅子と保呂草にとまどいつつ、それでも1作目に比べると、キャラに慣れたのか、すんなりと読めた。 つか、S&Mからすると、妙な軽さがあって、というか、地に足が着いてない感...
Vシリーズの3作目。古本屋で買ったので、2作目がとびました。やれやれ。 なので、いつの間にかタッグを組んでる紅子と保呂草にとまどいつつ、それでも1作目に比べると、キャラに慣れたのか、すんなりと読めた。 つか、S&Mからすると、妙な軽さがあって、というか、地に足が着いてない感じがあって、むしろそれゆえに好感度があるように思う。 個人的には、祖父江七夏に同情してしまうのであった。
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いつもの4人に今回は前作から登場した森川素直が加わり、ますます賑やかになっていくなぁと思いました。 森川のキャラクターは他の4人とは違っていて、小鳥遊と香具山の滑らかな掛け合いに森川が加わることでまた新たなリズム感が生まれ読んでいて楽しかったです。 Vシリーズは多種多様な登場人物...
いつもの4人に今回は前作から登場した森川素直が加わり、ますます賑やかになっていくなぁと思いました。 森川のキャラクターは他の4人とは違っていて、小鳥遊と香具山の滑らかな掛け合いに森川が加わることでまた新たなリズム感が生まれ読んでいて楽しかったです。 Vシリーズは多種多様な登場人物のテンポの良い会話も楽しめるシリーズだと思います。 トリックについてはこういうのは好きじゃない!って人も居るかもしれませんが、自分はこう来たかぁと思いました。 森作品は、人の認識や思考などの多種多様な物差しを物語の中で語り、その物差しの存在を再認識したり新たに知ったりという体験ができる作品だと思っています。 その感覚は京極作品でも感じるのですが、森作品はまた違った方向からのアプローチなので面白いです。 こういう物差しもあるのだぁなと思うと、本の読み方が広がると思います。 満足度は★★★★☆。 タイトルの意味を考えるとまた別の見方ができそうですね。
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【評価】※評価は5段階評価 満足度:3 (だんだんと保呂草の活動が盛り上がってきます) シナリオ:2 (ちょっと設定に無理があるのでは・・・・・・ペットにね) 読みやすさ:4 (テンポよく話が進んでいくの読みやすい) トリック:2 (それって警察が調べればすぐにばれるのでは...
【評価】※評価は5段階評価 満足度:3 (だんだんと保呂草の活動が盛り上がってきます) シナリオ:2 (ちょっと設定に無理があるのでは・・・・・・ペットにね) 読みやすさ:4 (テンポよく話が進んでいくの読みやすい) トリック:2 (それって警察が調べればすぐにばれるのでは・・・・・・) 【感想】 人っていつでも何かを待っている。 この本を読んでそんなことを思いました。 人は答えを探している。 それは人生の答えであったり、恋人との間での答えであったり、 未来への答えだったりする。 答えを探していると書きましたが、 実際はそんなに積極的なことをしてるわけじゃなく、 雨があがるのを待つように答えが見えるてくるのを待っている。 悪い意味ではなく、「何かを待っていられる」っていうのは 幸せなことなのかなと感じます。 まだ見ぬ世界に思いを馳せるように、 その到来を待つ。 人が生きるための動機ってこういうところにあるのかな? と少しまじめに考えてしまったりします。 一生を懸けて答えを探す。人生の最後に結論を出す。 (多分結論は出ないんだろうけど) その答えが出るまで生きるのも悪くない。 そんな幻想を見せてくれるところが、 森博嗣の魅力だなと感じます。 【内容】 美しい館にひそむオオカミ男の犯罪か!? 薔薇屋敷あるいは月夜邸と呼ばれるその屋敷には、オオカミ男が出るという奇妙な噂があった。瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)たちが出席したパーティの最中、衣服も引き裂かれた凄惨な死体が、オーディオ・ルームで発見された。現場は内側から施錠された密室で、床一面に血が飛散していた。紅子が看破した事件の意外な真相とは!? 【その他の作品のレビュー】 白いサンタのブックログ http://siroisanta.blog62.fc2.com/
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