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人生は、だましだまし の商品レビュー

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2018/09/19

最近、老大家になられた、佐藤愛子さん、田辺聖子さんの本をよく読んでいる。 両大家ともがご健勝で、老いてますますというふうで、若いころから、このお二方のファンだった私には、頼もしいことこのうえない。 最近になっても、新著がどんどん発刊されて、図書館でも常にリクエスト本のトップに位...

最近、老大家になられた、佐藤愛子さん、田辺聖子さんの本をよく読んでいる。 両大家ともがご健勝で、老いてますますというふうで、若いころから、このお二方のファンだった私には、頼もしいことこのうえない。 最近になっても、新著がどんどん発刊されて、図書館でも常にリクエスト本のトップに位置している。 ここ最近は、田辺聖子さん著書の本を読むことが多く、昨夜は『 人生は、だましだまし 』を読み終えた。 引用 ---生きていくために必要な二つの言葉、『 ほな 」、と「 そやね 」。 別れる時は「 ほな」、相づちには、「 そやね 」といえば、万事うまくいくという。 関西弁をご存知ない方には、分かりづらいかもしれない。 ほな、は標準語では、「 じゃあ、またね 」 そやね、は相槌で、「 そうですね 」になります。 大阪では大抵、この言葉で会話が成り立つのです。 本書は田辺ことばと共に楽しめる究極の人生の哲学満載である。』--- 本の紹介には、このように書かれている。 --田辺聖子さんは、大阪弁でロマンチックな恋を書いてみたい、とエッセイなどにも書かれていて、男と女の機微を細やかに、細い糸を絡めるように紡がれる-- 少し古い本ではあるけど、寝る前の軽読み物としては、やっぱり田辺聖子さんの本はいい。 難しく考えなくてもいい、手にもって読むにも軽い、活字が大きい、何より心がほっこりする。 【 男と犬はよく似ている。場所ふさぎでカサ高いわりに、甘エタで、かまってやらないと淋しがってシャックリをする 】 昨夜は、この一文が寝る前の心に残り、笑いながら眠りにつけた。 まさに、そうだ!と、口をぽかんと開けている夫の寝顔を、思わず観てはにやりとしてしまう。

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2009/10/04

『本の旅人』に連載された「アフォリズムの飴玉」に加筆訂正。 お聖さんならではの鋭い視点で見つめた人生エッセイ。

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