サロメの乳母の話 の商品レビュー
もしかすると真実はこうであったのかも…と思ってしまう。歴史小説と言われるようなものを読む時にはいくらか構えてしまうが、この本は大変読みやすかった。
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かなり遊んでますね。 神話や歴史をこういう風に料理するのも面白くて良いのではないでしょうか。 最後の自虐ネタはどうかと思うけど(笑)
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歴史上の人物を、身近な人や馬(!)の視点で描いた短編集。へえへえ〜っと言いながら、面白く読みました。 塩野七生女史の著作を読むのは久しぶりでしたが、いつもと少し作風が違うような……? ラストの女傑たちによる饗宴は、 イタリア版、田辺聖子、あるいは永井路子 といった趣き(失礼?)。...
歴史上の人物を、身近な人や馬(!)の視点で描いた短編集。へえへえ〜っと言いながら、面白く読みました。 塩野七生女史の著作を読むのは久しぶりでしたが、いつもと少し作風が違うような……? ラストの女傑たちによる饗宴は、 イタリア版、田辺聖子、あるいは永井路子 といった趣き(失礼?)。 それにしても、ホントに日本に悪女はいないのか?
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またまたななみんぐ 西欧の歴史上の大人物を隣人の視点からややシニカルに描写。 ただ他の塩野作品で知ったエピソードが被っていて残念だった。
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歴史は必ずしも事実とは限らず、後世の人がどのように受け取るかによって左右されるものだろう。学校で教えられる歴史は、歴史はただひととおりの道でしかないような印象を与えがちだが、史実をもとに、どのように考えるか、ということが歴史の本当の面白さなのだろうと思う。『サロメの乳母の話』は言...
歴史は必ずしも事実とは限らず、後世の人がどのように受け取るかによって左右されるものだろう。学校で教えられる歴史は、歴史はただひととおりの道でしかないような印象を与えがちだが、史実をもとに、どのように考えるか、ということが歴史の本当の面白さなのだろうと思う。『サロメの乳母の話』は言うなれば、西洋史で誰もが知っている人物の意外な素顔をその人物に近しい人の口に語らせた外伝的な物語の数々だ。
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