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神様のボート の商品レビュー

3.8

107件のお客様レビュー

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2009/10/04

【メモ】愛する人だけを待つ葉子とその娘、草子・旅がらす・ピアノ、バー・「浮かないけど馴染まないことはまわりの人間を孤独にする」・過ぎたことは箱の中・ロッド ステュアート・スプリング ハズ カム・チョコレート・シシリアンキス・〜いちばん危険な小説〜あとがきより

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2009/10/04

「骨ごと溶けるような恋」 はじめ全然だったけどちょっとづつわたしも神様のボートに乗ったみたいになった。 葉子の思いはちょっと異常な感じもしてしまうけど、どこかその気持ちもわかるのだ。 そして、ラストまさかぁって思って、ふつうはこうはならないよなぁって思ったけど(それは初めからか。...

「骨ごと溶けるような恋」 はじめ全然だったけどちょっとづつわたしも神様のボートに乗ったみたいになった。 葉子の思いはちょっと異常な感じもしてしまうけど、どこかその気持ちもわかるのだ。 そして、ラストまさかぁって思って、ふつうはこうはならないよなぁって思ったけど(それは初めからか。)。 思わず微笑んでしまいました。 わたしは、まだ14歳なのに。 草子の気持ちになってしまったのです。 ひきこまれましたねー BOOK OFFで\105

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2009/10/04

骨ごと溶けるような恋を、私はまだしていない。 いつかするのだろうか。 シシリアン・キスにうっとりする。

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2009/10/04

既婚者と不倫をして草子を身ごもった葉子が、先生と離婚をして、草子と引っ越しを繰り返す話。「神様のボート」に乗って。 葉子の視線で書いた部分と草子の視線で書いた部分が交互に出てきます。 (不倫相手が)いつかきっと見つけてくれるという期待を持ち続けている葉子。 大きくなるに連れて...

既婚者と不倫をして草子を身ごもった葉子が、先生と離婚をして、草子と引っ越しを繰り返す話。「神様のボート」に乗って。 葉子の視線で書いた部分と草子の視線で書いた部分が交互に出てきます。 (不倫相手が)いつかきっと見つけてくれるという期待を持ち続けている葉子。 大きくなるに連れて、引っ越しをしたくない意志をあらわにする草子。 お互いに相手を悲しませたくないと思いながら、引っ越しの事で意見が合わず、相手を悲しませてしまうことに悩む二人。 切ない物語だと思います。 恋に全力でぶつかっていく女性が主人公なのは、江國香織さんの小説では珍しくありませんが、子供が巻き添えになっているのも、なんだかなあ、と思ってしまう。あとがきで、江國香織さんは「いままでに私の書いたもののいち、いちばん危険な小説」と言っています。

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2009/10/04

初めて江国さんの小説読んだ。ロマンティストの母親と、リアリストの娘。母親は少々狂気の沙汰です。ただそれほど人を愛すしてやまないというのは大事かも。そんな人に出会えたらいいな。

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2009/10/04

私が江國ワールドに入った記念すべき一冊vもう江國さんの小説の雰囲気が大好きなんです!何度読んでも飽きませんv

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2009/10/04

葉子がピアノを弾く場面になる度に、ピアノを弾きたくなった。最後にあの人がでてきた時は、探したよりも、ひかれあって、見つけたのかもしれないな。

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2011/07/07

本当に、本当に、好きな一冊。 恋愛小説なのに全部を通して出てくるのは母と娘。どこにいるかもわからない「あのひと」をずっと、疑わずに待って、「現実を生きてない」ような生活を送る母葉子と、それが当たり前なのだと信じて育ちながらも、成長するにつれて自分だけの人生を見つけようとしだす娘の...

本当に、本当に、好きな一冊。 恋愛小説なのに全部を通して出てくるのは母と娘。どこにいるかもわからない「あのひと」をずっと、疑わずに待って、「現実を生きてない」ような生活を送る母葉子と、それが当たり前なのだと信じて育ちながらも、成長するにつれて自分だけの人生を見つけようとしだす娘の草子。 葉子の狂気的にも思える「あのひと」への思いは、側に草子がいたからこそのものなんだよね。草子は草子で自分の人生を見つけたって、大好きな母親に悲しい思いをさせてまでしたいことなのか、悩んだり。 単なる親子の愛情物語ではないと思う。単なる純愛ものでもないと思う。葉子は「狂気」だと分かってても、その生き方を選ぶことしかできなくて、そして草子もそれを分かってるの。 静かな、そして危険な、まっすぐすぎる想い。 江國さんの本の中で初めて私が読んだ一冊で、そして私が彼女の本の中でいちばん好きなお話です。

Posted byブクログ

2009/10/04

江国香織さんのはクセがあるのであんまりスラッとは読めないんだけど、この作品は、読みやすい。ただやっぱり江国さんらしい。 地に足が着かない母親と、そんな母親を見て育った娘の話。 遠まわしに危険だ、と思うね。 最後はどうなるのか、と思ったらこうなったのね、って感じ。

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2009/10/04

著者によるあとがきの一文「いままでに私の書いたもののうち、 いちばん危険な小説だと思っています」という文章がいまでも忘れられません。青い炎が激しく燃えるような、恋愛小説。タイトルを見ても、センスのある作家だなぁと思わずにはいられません。

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