幽霊が多すぎる の商品レビュー
P・ギャリコ作でこれ…
P・ギャリコ作でこれが一番好きだな。映画の「ポセイドン・アドベンチャー」を書いた人とは思えないし、同様に「雪のひとひら」の人とも思えない。いろんな作風を持つ作家だが、妙にこの変な探偵が出てくるのがシリーズでないのが残念なほど。ある館でおこったポルターガイストによる殺人を解決しよう...
P・ギャリコ作でこれが一番好きだな。映画の「ポセイドン・アドベンチャー」を書いた人とは思えないし、同様に「雪のひとひら」の人とも思えない。いろんな作風を持つ作家だが、妙にこの変な探偵が出てくるのがシリーズでないのが残念なほど。ある館でおこったポルターガイストによる殺人を解決しようとする、その名も心霊探偵。ゴーストは本当にいるのか、それとも・・・?探偵と継妹の掛け合いも面白いです。
文庫OFF
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初のポールギャリコ。ポセイドンアドベンチャーの原作者なんですね! 本作は、幽霊騒ぎが頻発する屋敷へ、心霊探偵が調査しにいく話。登場人物は多いが、みんな癖が強く、キャラクターがよく書き分けられている。15人以上いるのに、一人一人存在感があるのがすごい。 幽霊騒ぎのそれぞれのトリックは、説明されてもいまいちピンとこなかったが、愛憎入り乱れる人間関係や、ほっこりする終幕は、読んでいて楽しかった。
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以前からタイトルがかわいいな〜と思っていたのと、最近ミステリばっかり読んでいて、この本が本格ミステリと紹介されていたので手に取った。 読む前はわくわくミステリホラー小説だと思っていて、館で次々と起こる怪奇現象…という序盤の流れは期待通りだった。 でも読み終わってみると、人間の群像劇ど真ん中みたいな作品で、この読後感がとても意外で面白いな〜という気持ちになっている。 主人公のヒーローはとても魅力的な主人公なのに、シリーズ化しなかったことが意外だし残念。 あらゆる女性にモテまくってその度になびいてしまう姿は読んでいて面白かったのに! というかむしろ怪奇現象の種明かしより人間模様の方が気になってた!! 本格ミステリと言われて手に取ると肩透かしをくらうかもしれないけど、ドラマを見るのが好きな人は好きかもしれない。 私はけっこう好きだった。 メグがかわいい!
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ミュージカルか舞台の原作だったかな?と思い違いしちゃうような、ミステリー。 陰惨なシーンがないのも、沢山の人の思惑が絡むのも面白い。 シリーズ化ならなかったのか、映像化、舞台化されてそうなのに?とも思う。
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久しぶりにポール・ギャリコの本を読んだ。本当に久しぶり。スノーグースとか雪のひとひら、ジェニイを読んだのは20年近く前じゃないか。。。 復刻ミステリとの帯が付いいて、復刻するくらいだから面白いのだろうと目を止めたら作者にギャリコとある。ギャリコのイメージは先の3冊だったから「ミス...
久しぶりにポール・ギャリコの本を読んだ。本当に久しぶり。スノーグースとか雪のひとひら、ジェニイを読んだのは20年近く前じゃないか。。。 復刻ミステリとの帯が付いいて、復刻するくらいだから面白いのだろうと目を止めたら作者にギャリコとある。ギャリコのイメージは先の3冊だったから「ミステリ?」と不思議に思って手にとってみた。 結果。結末や展開が気になって一気に読んでしまった。。。 あまりにイギリス人気質の根にあるものが書かれてるので、作者はイギリス人かと思ってしまう。でもそうじゃないから分かるってことなんだろうなあ。 主人公に好感が持てて、楽しく読めた。またギャリコの世界に触れたくなったけど、手に入るかな?
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東京創元社2019年復刊書目の1冊。 ポール・ギャリコと言えばミステリのイメージは全く無いが、本書は著者が唯一残した、本格ミステリ長編とのこと。 内容としてはかなりオーソドックスな本格もので、幽霊屋敷やポルターガイストといったオカルト的な要素が雰囲気とよく合っていた。 ミステリとしてはこれ1冊しか無いというのが惜しい。主人公の活躍をもっと見たかった。
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【古本屋で購入】 ミステリーか?確かに犯人探し、その動機とトリックを追うのだけど、あまりひねったところもなく、主人公ヒーロー氏(!)の大活躍というわけでもなく。 色々な登場人物達がワイワイ駆けまわったり、騒いだり、恋愛模様も淡く・華やかに(?)、顔を青くしたり、白くした利、赤くし...
【古本屋で購入】 ミステリーか?確かに犯人探し、その動機とトリックを追うのだけど、あまりひねったところもなく、主人公ヒーロー氏(!)の大活躍というわけでもなく。 色々な登場人物達がワイワイ駆けまわったり、騒いだり、恋愛模様も淡く・華やかに(?)、顔を青くしたり、白くした利、赤くしたり、深刻にならず騒動を傍観者として眺めている感じ。 なお、原題のページが『Too Many Chosts』となっています。
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これ一冊で終わるのが勿体ない、シリーズ化して欲しかったミステリでした。この時代から、ポルターガイストには子供が深い関わりがあることは知られていたのね。真犯人に一番同情した。恋愛模様が面倒くさすぎ。
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12歳の少女から他人の奥さんまで次々に好かれる(自覚的。ただしメインヒロインの義妹に対しては鈍感)男性探偵が主人公のハーレムミステリ。ってコレなんてラノベ?
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ギャリコの作品は今まで「ハリスおばさんパリへ行く」しか読んだことがなかった。ユーモラスで優しくはあるけれど、一方で驚くほど人生の皮肉と哀感を描く作家でもあるのだな、という印象だった(ご都合主義とも言えるような楽しい展開で油断していると、痛烈なパンチで胸をえぐってくるような)。 こ...
ギャリコの作品は今まで「ハリスおばさんパリへ行く」しか読んだことがなかった。ユーモラスで優しくはあるけれど、一方で驚くほど人生の皮肉と哀感を描く作家でもあるのだな、という印象だった(ご都合主義とも言えるような楽しい展開で油断していると、痛烈なパンチで胸をえぐってくるような)。 この作品では、貴族の館で起こった幽霊騒動をおさめるために、心霊探偵アレグザンダー・ヒーローが捜査をするのであるが、巧みな性格描写で形作られた登場人物がいかにも!な感じ。 友情出演か、ハリスおばさんが思いがけなく現れたのでちょっと嬉しかった。ヒーローくんは気が多すぎて身から出た錆。メグが一番魅力的なのに、困ったもんですね。
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