安心社会から信頼社会へ の商品レビュー
信頼の解き放ち理論に痺れました。信頼が既存の関係を強化するだけでなく、もっと大きな世界へ目を向けさせるために機能するという新たな視点は、とても興味深い。自文化の限界を認識するからこそ、信頼が生まれるのかもしれないな。
Posted by
リストラ、転職、キレる若者たち―日本はいま「安心社会」の解体に直面し、自分の将来に、また日本の社会と経済に大きな不安を感じている。集団主義的な「安心社会」の解体はわれわれにどのような社会をもたらそうとしているのか。本書は、社会心理学の実験手法と進化ゲーム理論を併用し、新しい環境へ...
リストラ、転職、キレる若者たち―日本はいま「安心社会」の解体に直面し、自分の将来に、また日本の社会と経済に大きな不安を感じている。集団主義的な「安心社会」の解体はわれわれにどのような社会をもたらそうとしているのか。本書は、社会心理学の実験手法と進化ゲーム理論を併用し、新しい環境への適応戦略としての社会性知性の展開と、開かれた信頼社会の構築をめざす、社会科学的文明論であり、斬新な「日本文化論」である。
Posted by
いろいろと考えさせられた。信頼モデルの想定する射程をどう考えるのかがそれ程明確でないところが気になる。
Posted by
図書館で借りた本。 信頼と安心を区別し、信頼した方が有益であるということを実験で証明した。 信頼と安心を分ける視点が僕には新しかった。 実験の信頼性云々というのは、大学の先生がやっていることなんだから、大丈夫だと思っている。視聴率のサンプル数だって少ないのだから。 最後の方では、...
図書館で借りた本。 信頼と安心を区別し、信頼した方が有益であるということを実験で証明した。 信頼と安心を分ける視点が僕には新しかった。 実験の信頼性云々というのは、大学の先生がやっていることなんだから、大丈夫だと思っている。視聴率のサンプル数だって少ないのだから。 最後の方では、信頼を築くためには情報の公開が必要だと結論づけているが、それは一歩間違えば、息苦しい相互監視社会になってしまわないかな。 もう何度か読みたい。
Posted by