星降り山荘の殺人 の商品レビュー
倉知淳。クローズドサークルもの。タレントとその付き人が雪山の山荘で閉じ込められ、殺人事件に巻き込まれる話。凶器やアリバイなど事件に関わる要素を論理的に解きほぐし犯人にせまる過程は僕好みでとても良かった。さらにそこからひとひねりあるところもよかつた。登場人物が少なく犯人がわかりやす...
倉知淳。クローズドサークルもの。タレントとその付き人が雪山の山荘で閉じ込められ、殺人事件に巻き込まれる話。凶器やアリバイなど事件に関わる要素を論理的に解きほぐし犯人にせまる過程は僕好みでとても良かった。さらにそこからひとひねりあるところもよかつた。登場人物が少なく犯人がわかりやすいのが難点だろうか、それでも楽しめた一冊でした。
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所々にある作者の説明書き、最初はこれを信じていいのかと疑いながら読んだ。クローズドサークルもので容疑者の人数も少ないから、騙されたとかそんな感覚になれるのかなとも思っていたが、最後になって、なるほど!そういうことか!と分かった時は気持ち良かった。 探偵と助手の関係もいい感じ。 少...
所々にある作者の説明書き、最初はこれを信じていいのかと疑いながら読んだ。クローズドサークルもので容疑者の人数も少ないから、騙されたとかそんな感覚になれるのかなとも思っていたが、最後になって、なるほど!そういうことか!と分かった時は気持ち良かった。 探偵と助手の関係もいい感じ。 少し長めのお話なので、ごめんなさい、難しい専門分野はざーっと読んだ。
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帯の文言から騙されないように考えていたため、真相が想像を大きく超えることはなかった。 謎解きのシーンは論理が複雑で理解は出来なかったが、楽しむことはできた。
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この手法も初めてで、気持ち良すぎる騙され方。 ミスリードの真相のほうを予想しちゃっていたので、そこからのどんでん返しにびっくり。 いやあ、でもこの探偵(偽)好きだったなあ…。 彼の推理する続編はないと思うと悲しい。
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このような「どんでん返し」と呼ばれる物に出会う度に、自分の先入観がどれだけ深く根付いているのかがよくわかる。 最初の部分にこの章はこのような展開が起きると前書きまでされていることに違和感を感じながら、その真の意味に気づくことが出来なかった。なによりずっと○○な人が○○役であるとは限らないのだから。まだまだ読書量が浅い僕は様々な物語に触れていきたい。
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※2006/3/1のblogより転載 上司を殴った杉下和夫は、スターウォッチャー・星園詩郎のマネージャーに左遷される。 最初の仕事は、山奥キャンプ場の再生企画だった。 リゾート会社の現場に招待されたのは、星園の他に人気女流作家・草吹あかね、UFO研究家・嵯峨島一輝と、一癖も二癖もある人物が招かれていた。 人里離れたキャンプ地での一夜が、予期せぬ大雪により、街中との連絡や交通を遮断し、外部からの進入が不可能な密室状態となってしまった山荘で、殺人事件が発生する。 星園と和夫は、真犯人を突き止めようと捜査を開始する。 実際に読んだのは2年以上前(2004年ごろ)かな!? このレビューも本館(一番最初のHP)のHPに載せているものです。 ネットで面白そうな本を検索して見つけたこの作品。なかなか入手できずようやく読むことが出来ました。 最近は、どうしても作者の手法を深読みしすぎる傾向があるのか、素直に没頭できないことも多いのですが、この作品もそんな感じで読み始めて、途中までは伏線探しなぞしながら。 が、途中からなにげに入り込んで、ストーリーにはまり、なんとなく犯人像が判り始めた後半から一気に加速。寝不足を助長する捲くり読みを披露。 最後にアッと驚く顛末もなんとなくはわかっていた範疇。 しかしボタンの掛け違い的間違いをしていたため、やられたーという事になるのでありました。 ネット上での批評は、賛否両論別れるところですけれど、個人的にはまんまと倉知先生の思惑に引っ掛かったし、それについても別に悪い気分では無かったので、非常に面白い作品だと感じています。 <妄想キャスト>2023年版 星園詩郎:斉藤工 杉下和夫:中村倫也 岩岸豪造:生瀬勝久 財野政高:高杉亘 草吹あかね:篠原涼子 早沢麻子:吉岡里帆 嵯峨島一輝:モロ師岡 小平ユミ:秋元真夏 大日向美樹子:新川優愛 池ヶ谷良彦:北村一輝 河坂部長:篠井英介
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好物のどんでん返し系から一冊。真犯人が意外なのは当たり前。トリックが奇想天外なのも当たり前。犯人当てやトリックに思いを巡らせることに興味が無い手前、いわゆる本格は、どうしても物足りなさが残ることが多い。本作は久しぶり、ミステリという概念そのものに対してのどんでん返し。そうそう、こ...
好物のどんでん返し系から一冊。真犯人が意外なのは当たり前。トリックが奇想天外なのも当たり前。犯人当てやトリックに思いを巡らせることに興味が無い手前、いわゆる本格は、どうしても物足りなさが残ることが多い。本作は久しぶり、ミステリという概念そのものに対してのどんでん返し。そうそう、こういうのが好きなのです。一つのジャンルに過ぎない以上、これ系が量産されないのは百も承知。だからこそ、出会えたときの喜びもひとしお。そんな作品でした。ちなみに、クローズドサークルものである点は、個人的には何の評価にも当たらない。
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王道クローズドサークル、読者への挑戦状チックなメッセージがたびたび出てくる。 このメッセージが良い感じにミスリードしてて、最後まで読んで意図が分かるとなるほどね!ってなる。 ただ、クライマックスで犯人が判明してからが残念。 キャラが急に変わりすぎでは? 動機がイマイチなのは、もともと動機を重要視しない進め方だから良いとしても、 犯人が喚き散らす時のセリフが汚いし、罵倒のレパートリー少なすぎるし、急に知能レベル低い人が書いたみたいな文章になって戸惑う。 せっかく少しずつ少しずつ好感が持ててきたキャラクターなのに、もったいないなぁこれは。 あの夢を語るくだりは何だったのか。 最後のどんでん返し、「まだ終わりじゃないよね?さらにもう一回どんでん返しがあるよね?」と期待したら、何もなく、という感じだった。
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いやー、見事に騙された!犯人は「もしかしたら…」とは思ってたもののそこへ至るまでの道筋がわからなくて、「あー?」と思ってたら探偵の指摘で一気に疑問が氷解したのは気持ちよかったゾクゾクできた。しかもガチガチの本格ミステリなのにユーモアも交えてあって読み応え抜群。満足!
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個人的にですが、面白くなかったです。 トリックが見破れたかに関係なく面白い作品は面白いですが、これはトリックがばれると、ストーリーや人物も微妙なので何も魅力を感じません。 この作品のトリックには直ぐに気づいてしまいました。 わざとらしいですし、何だか腑に落ちない騙し方。 しか...
個人的にですが、面白くなかったです。 トリックが見破れたかに関係なく面白い作品は面白いですが、これはトリックがばれると、ストーリーや人物も微妙なので何も魅力を感じません。 この作品のトリックには直ぐに気づいてしまいました。 わざとらしいですし、何だか腑に落ちない騙し方。 しかもそれに気付いてしまうと、犯人を名指ししているようなものなので、事件が起こる前から犯人がわかります笑 私には合わなかったようです。
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