星降り山荘の殺人 の商品レビュー
主人公(ワトソン役)杉下和夫は、上司を殴り左遷された。左遷先は、「スターウォッチャー」と言う肩書きの芸能人・星園詩朗の付き人見習い。初日に挨拶をして次の日は、秩父に同行。不動産開発会社が買った秩父の山の中にあるキャンプ場のイメージキャラクターになって欲しいと星園が指名されたのだ。...
主人公(ワトソン役)杉下和夫は、上司を殴り左遷された。左遷先は、「スターウォッチャー」と言う肩書きの芸能人・星園詩朗の付き人見習い。初日に挨拶をして次の日は、秩父に同行。不動産開発会社が買った秩父の山の中にあるキャンプ場のイメージキャラクターになって欲しいと星園が指名されたのだ。 このキャンプ場は、細い山道の行き止まりにあり周囲には民家がない。 そこに集まったのは、不動産会社社長・岩岸豪造、岩岸の部下の財野政高、作家の草吹あかね、草吹の秘書の早坂麻子、UFOの研究家の嵯峨島一輝、女子大生の小平ユミ、大日向美樹子、そして、星園と杉下。 天気も良く星空が見えた夜に事件が起きた。朝起きてみると岩岸が殺されたのだ。岩岸のコテージに向かう足跡が三筋、コテージの裏のは、ミステリーサークルと思われる後が・・・。 天候が悪くなり交通が遮断された、電話も通じなく陸の孤島となったキャンプ場。そしてまた一人・・・・。 犯人は、誰なのか?真相は?読者に真っ向勝負を挑む本格推理ミステリーです。 各章の初めにここでのポイントみたいな事が書かれてて親切な設定?かな?読者が謎を解く楽しみを与えてくれる本です。これは、なかなか面白かったです謎解きに主を置いてるけど、物語を楽しむ人でも大丈夫でしょう
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閉ざされた雪山の山荘での殺人事件。 雪の密室とミステリーサークル。 探偵役の正体は? ちゃんとフェアプレイではありました。しかし好きにはなれないな(--;)狙いすぎな感じがしてしまう。 船橋図書館
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クローズドサークル+フーダニット。他の方も感想に書かれていたが、真犯人が指摘されてからの豹変ぶりが笑えた。そして騙された自分にも笑えた。
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すごく面白かったです。テンポがいいから読みやすかった。 そしてそれはもう見事にだまされました。単純すぎるよ自分。でも嘘はついてないんですよね。フェアだ。ああ悔しい。
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ナイスミステリ! やられました。 どこかで前評判だけは聞いてて、それならばと構えてじっくり読んでたはずなのに、真相にいたるどころかまんまと作者の思う壺でした。 なんか色々言うとネタバレになりそうなので簡単にいうと、 「雪山の殺人。ト書つき」 でした。 「雪山の殺人」ってのはま...
ナイスミステリ! やられました。 どこかで前評判だけは聞いてて、それならばと構えてじっくり読んでたはずなのに、真相にいたるどころかまんまと作者の思う壺でした。 なんか色々言うとネタバレになりそうなので簡単にいうと、 「雪山の殺人。ト書つき」 でした。 「雪山の殺人」ってのはまんまですね。ミステリの定番です。雰囲気としては「かまいたちの夜」とかを思い出しました。 「ト書」ってのは、この本独特の仕組み。 シーンごとにいちいち『まずはワトソン役の主人公が登場』とか『したいが発見される』とか『このシーンには伏線がある』とか書いてあるんですよ。 これがいい感じに作用するんだまた! これが「本格」ってやつなのでしょうか。こんな本格ならまた読みたいなー。
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ミステリー物という性質上、ここで語れることはあまりない。 ミステリーが好きであれば、一度読んでみてほしいと思う。 読者には、「超越的な第三者」とでもいうべき視点から、正確で客観的な、思考のための材料が提示される。問題解決に必要な材料はすべて、物語の途中で公開されている。後は犯人...
ミステリー物という性質上、ここで語れることはあまりない。 ミステリーが好きであれば、一度読んでみてほしいと思う。 読者には、「超越的な第三者」とでもいうべき視点から、正確で客観的な、思考のための材料が提示される。問題解決に必要な材料はすべて、物語の途中で公開されている。後は犯人を推理をするだけだ。 読むにあたっては、書評などの前情報は完全に遮断したほうがいい。 そして、読み終わった後にどう思ったか? をディスカッションしてみたくなる作品。
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ロートレックが期待はずれだったので、前評判を参考に期待して読んだ。見事に引っ掛かり満足。以下ネタバレ。本編そのものは地味なロジックを積み上げていく本格もの。しかしメインである叙述トリックが素晴らしい。各章の初めに作者が手の内を明かすかのような説明がついているが、まさしくこれ自体が...
ロートレックが期待はずれだったので、前評判を参考に期待して読んだ。見事に引っ掛かり満足。以下ネタバレ。本編そのものは地味なロジックを積み上げていく本格もの。しかしメインである叙述トリックが素晴らしい。各章の初めに作者が手の内を明かすかのような説明がついているが、まさしくこれ自体が叙述トリックの肝となっている。これが無ければ最後の驚きも半減してしまうだろう。「読者への挑戦状」自体がトリックの背骨となっている作品に初めて遭遇した。やはり叙述トリックというからにはこのレベルの仕掛けが無いと楽しめない。謎解きの説明が丁寧すぎて、少々間延びしている気がする。
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雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?あくまでもフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推...
雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?あくまでもフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理。という宣伝文句でしたが・・・ 犯人はコイツかな・・・との思いが最後に当たりガッカリ・・・。見事に裏切られることを期待していたのに残念。もっともっとひねって欲しかったた。本格初心者にはお手ごろな作品だと思います。
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猫丸先輩は出てきません。面白いし高確率で欺かれるだろうけどなんか平仮名というか柔らかい言葉が多すぎてて、悪い言葉を使えば子供染みた印象。うちにあったはずなのにどこかに行ってしまった一冊。ミステリの王道と言っても良いのでは(桐切)
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各章の頭に簡単なヒントがあり、とっても読者に親切で優しい。 えぇ親切で優しいです。本当に親切で・・・。 とにかくフェア。あくまでフェア。とことんフェア。 淡々と話が進む中、注意しながら読むのって面白かったです。 はい。見事に騙されました。やられました。
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