モラル・ハラスメント の商品レビュー
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300ページの本だけど同じような内容が繰り返し書かれているので、冗長に感じる。男女間の問題が主軸で、企業や社会でのモラルハラスメントについての考察は少なめ。 ・モラルハラスメントの加害者は自己愛的な変質者 ・加害者は誰かを攻撃していないと自分が安定しない ・被害者には被害者とし...
300ページの本だけど同じような内容が繰り返し書かれているので、冗長に感じる。男女間の問題が主軸で、企業や社会でのモラルハラスメントについての考察は少なめ。 ・モラルハラスメントの加害者は自己愛的な変質者 ・加害者は誰かを攻撃していないと自分が安定しない ・被害者には被害者として選ばれる理由や落ち度はない この本は被害者の苦悩については詳細に繰り返し記述されているが、 加害者をどうにかするにはどうしたらよいかはほとんど書かれていない。被害者のことをどれだけ知っても根本的な解決にはならないので、むしろ加害者について詳しく書かれた本を読みたいと思った。
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セクハラ、パワハラに続き、こんな言葉も出てきてるんですね。 <本の紹介> 言葉や態度によって、巧妙に人の心を傷つける精神的な暴力=モラル・ハラスメント。家庭や職場で日常的に行なわれる、この「見えない暴力」は、相手の精神状態をしだいに不安定なものにし、ひどい場合は自殺に追いこむと...
セクハラ、パワハラに続き、こんな言葉も出てきてるんですね。 <本の紹介> 言葉や態度によって、巧妙に人の心を傷つける精神的な暴力=モラル・ハラスメント。家庭や職場で日常的に行なわれる、この「見えない暴力」は、相手の精神状態をしだいに不安定なものにし、ひどい場合は自殺に追いこむという。いったいどんな人間がこのような暴力をふるうのか?いかなる方法がよく使われるのか?どのような性格の人が標的にされやすいのか?どうしてその関係から抜け出せないのか?経験豊富な精神科医がその実態を徹底解明。人間関係に悩むことの多い現代人にとって必読の書である。 ----- この本は、紹介文にもある通りですけど現代社会で働いている人は一度読んでおくといいと思います。今まさにこういった暴力に悩んでいる人、よくわかんないけど結局いつも自分が悪いと思ってる人、今は全くそんなことに悩んでいない人も含めて。 いつ、こういった暴力を振るわれるかはわからないし、自分じゃない周りの誰かがこういった目に合っていたとしたら手を差し伸べてあげられるかもしれない。「こういったことも起こりうる」ってことを知っておくだけでも、意味のあることなんじゃないかなと思います。 特に、真面目にこつこつと仕事をこなしていく人。責任感の強い人。 そういえば、インテルのアルゼンチン代表サネッティが以前インタビューで「何をやるにしても全力を尽くすようにと両親から教わった。だから、僕の座右の銘は責任感だ。もちろん、ちょっとした幸運も必要だが、努力は報われる。成功の基礎を築くのは、平日の練習だよ。」ってことを言っていたけど、、、彼は大丈夫なんだろうか(僕はアルゼンチンファンです)。 仕事で一緒に働く人は選べない。でも、その人への接し方は選べる。 相手に対してどういった対応をすべきかは、同じ相手が2人といない以上相手に合わせて変えるべきだと思う。「誰に対しても分け隔てなく」が常に正しいとは限らない。 どんな職場でも難しいのは人間関係で、仕事を辞める人の多くの理由もこれだったりする。 それだけ、準備をする必要があるし、おろそかにできない部分だと思います。 あと、職場だけじゃなく、結婚生活や親子の関係にも言及しているんで、そういう意味だと対象範囲は全ての人になるのかもしれません。 ちなみに、「子供の権利条約」によると、子供に対する精神的虐待とは次のように規定されているそうです。 ・言葉による暴力(大声で怒鳴りつけたり、心を傷つけるようなことを言う)。 ・サディスティックな態度と、子供を過小評価する態度(乱暴な態度をとったり、自分はダメな 人間だと子供に思わせる)。 ・愛情の拒否(子供を愛さない)。 ・子供の年齢から考えて不釣合いな要求、あるいは過大な要求(まだ小さいのに無理なことを させようとする)。 ・教育における矛盾した、あるいは不可能な指示や命令(矛盾したことを教えたり、できないことを 命令したりする)。 同世代には今まさに子育て中のパパさんママさんもいます。あんまり心配はしていないけど、自分のモラルも相手のモラルも気をつけてみてくださいね。
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モラル・ハラスメントとは何か、どのようにそれは行われるか、どう対処すればいいか、のわかりやすい3部構成の本。 途中読み進めるのに気分が重くなることが多々ありましたが(実例が載っていてそれがまたとてもえぐい内容)、長い人生知っていた方がいい内容ばかりの良書です。精神的護衛術として一...
モラル・ハラスメントとは何か、どのようにそれは行われるか、どう対処すればいいか、のわかりやすい3部構成の本。 途中読み進めるのに気分が重くなることが多々ありましたが(実例が載っていてそれがまたとてもえぐい内容)、長い人生知っていた方がいい内容ばかりの良書です。精神的護衛術として一読の価値はありかと。 モラハラをやる側のことを加害者と呼んだ上で“自己愛的な変質者”“精神の吸血鬼”等なおもきつい表現が並んでいて「言い過ぎじゃないの!?」と思うかも知れませんが、著者がなぜそこまできつく表現しているか自ら説明しているくだりを読むと言い過ぎではなくこれはほんとに笑えない事実を言い表しているにすぎないことがよくわかります。そのへんのホラーよりよっぽど読んでて怖いです。
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モラルハラスメントの構造から被害者の救済まで幅広く「モラルハラスメントとは何なのか」ということを論じている。 筆者が論じたように、モラルハラスメントまがいの行為は私たち誰もが行うことがあるし 被害者がその苦痛を訴えることがあっても理解されず、むしろ非難されてしまうことすらある。 ...
モラルハラスメントの構造から被害者の救済まで幅広く「モラルハラスメントとは何なのか」ということを論じている。 筆者が論じたように、モラルハラスメントまがいの行為は私たち誰もが行うことがあるし 被害者がその苦痛を訴えることがあっても理解されず、むしろ非難されてしまうことすらある。 それがこの問題をより複雑に深刻にしてしまう原因の1つでもあるのだろう。 筆者はモラルハラスメントを「支配の段階」と「暴力の段階」に分け、加害者を自己愛的変質者とする。 病的な自己愛を持ち、自分の責任を省みず、他者を貶め相対的に自らの価値を上げることで心の安定を図る加害者は まずその魅力で被害者を惹きつける。そして、悪意の仄めかしや冗談による言葉の暴力で被害者の自信を失わせ 支配下に置こうとする。暴力の段階は特に関係が終わる時に始まりやすく、より露骨な言葉の暴力が振るわれる。 会話を避け侮辱し、口論の際にはわざと相手を逆上させ自分が被害者であるかのように見せかけさえする。 しかし、文中ではモラルハラスメントとそれまがいの行為を第三者が明確に見分ける指標はなく この言葉が一人歩きすることで、逆に被害者を苦しめることに使われかねないのではないか (例えば加害者が反論に出た被害者をそれはモラルハラスメントだ!と糾弾することで黙らせてしまうなど)と危惧してしまう。 重要な概念であるとは思うけれど、この段階ではまだ使用するのはためらってしまうなぁ。
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モラル・ハラスメントとはどういうことか、明確にされている。 ハラスメントの被害にあったら、自分の状況に気づく事が、まずは解決の第一歩! なんだか説明がつかないけれど、一方的に自分や身の回りの人が傷ついている。そんな状況にあったら、この本を読んでみるとよいかもしれない。
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第3者からはわかりずらく、そして第3者から見ると加害者が被害者に見えてしまったり、 被害者が被害を受けていることを自覚していないという、複雑なモラルハラスメント。 しかし読んでゆくうちに、あれはモラルハラスメントだったのか?と 思い当たる節が出てくる。 かなり身近な存在のような気...
第3者からはわかりずらく、そして第3者から見ると加害者が被害者に見えてしまったり、 被害者が被害を受けていることを自覚していないという、複雑なモラルハラスメント。 しかし読んでゆくうちに、あれはモラルハラスメントだったのか?と 思い当たる節が出てくる。 かなり身近な存在のような気がする。 セクハラやDVの様に、早急な対策が必要。
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帯の言葉 あなたをむしばむ「精神的な暴力」 いい人こそが狙われる! パワハラ、セクハラ、ドクハラ、いじめ、嫌がらせ、口撃、ことばの暴力・・・・ みんな「モラル・ハラスメント」だ!! 人間関係につぶされないために! 現代人の必読書 目次 第1部 モラル・ハラスメントとは何か ...
帯の言葉 あなたをむしばむ「精神的な暴力」 いい人こそが狙われる! パワハラ、セクハラ、ドクハラ、いじめ、嫌がらせ、口撃、ことばの暴力・・・・ みんな「モラル・ハラスメント」だ!! 人間関係につぶされないために! 現代人の必読書 目次 第1部 モラル・ハラスメントとは何か 第1章 家族におけるモラル・ハラスメント 夫婦間のモラル・ハラスメント 子供に対するモラル・ハラスメント 第2章 職場におけるモラル・ハラスメント 何がモラル・ハラスメントなのか 誰が標的にされるのか 誰が誰を攻撃するのか どうやって被害者が反抗できないようにするか モラル・ハラスメントのはじまり 見て見ぬふりをする企業 モラル・ハラスメントを助長する企業 第2部 モラル・ハラスメントはどのように行われるのか 第3章 巧妙に支配下に置く 第4章 不安に陥れる 直接的なコミュニケーションを拒否する 会話を歪める 相手が誤解するように仕向ける 相手を軽蔑したり嘲弄したりする 言っていることと矛盾する態度をとる 相手を認めない態度をとる 支配を容易にするために不和の種を播く 権力を濫用する 第5章 心を破壊する 憎しみがわきあがる 暴力の開始 追い詰められる被害者 第6章 加害者とはどんな人物か 自己愛的な変質者 自己愛的な人格とは 変質者への移行 誇大性 自己への過大な評価 精神の吸血鬼 無責任 妄想症との類似 第7章 被害者はどんな人間か 狙われた人間 被害者はマゾヒストか 被害者のためらい 私が悪かったのではないか 活力にあふれる被害者 素直な性格だからこそ 第3部 モラル・ハラスメントにどう対処すればよいか 第8章 支配されたことの影響 睨みあいの段階 混乱 どうしたらいいのかわからない 罪悪感から抜け出せない ストレスの捌け口がない 恐怖にとらわれる 孤立無援 第9章 より長期の影響 暴力に気づいたときのショック 抑うつ状態に陥る 加害者との決別 その後の被害者 第10章 被害者へのアドバイス 家族における場合 モラル・ハラスメントであると認識する 相手と対立する 信頼できる人を見きわめる 法律に訴える 第11章 被害者へのアドバイス 職場における場合 モラル・ハラスメントであると認識する 企業のなかに助力を求めよ 休職 冷静さを保つ 行動する 法律に訴える 予防措置 第12章 被害者の救済 どうやって回復するか さまざまな心理療法
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分厚くて、そのぶん内容も重い。 しかし、モラハラを受けた人間として読むと うなずける点が多いのも確かである。
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日本に「モラル・ハラスメント」という言葉が紹介された本だということで。 翻訳本なので、少々、文面固くて読み辛いよ!な部分もあったりしますが 「モラハラ」については、ここは抑えておきたい一冊です。 夫婦間のことはもちろん、恋人関係、職場、そして親子関係におけるモラハラ。 あらゆる...
日本に「モラル・ハラスメント」という言葉が紹介された本だということで。 翻訳本なので、少々、文面固くて読み辛いよ!な部分もあったりしますが 「モラハラ」については、ここは抑えておきたい一冊です。 夫婦間のことはもちろん、恋人関係、職場、そして親子関係におけるモラハラ。 あらゆる場面における事例が書かれているところが、分かりやすいところです。 そして、もしもあなたが、こんなモラハラをする人物と出会ってしまったら。 速攻、逃げる!!!これが鉄則!! いや、いろんな意味で目から鱗の本でありますよ。 分厚い本ですが、図書館などで見かけたら、手にとって損はないです。
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