人獣細工 の商品レビュー
私はひとぶた。全てを…
私はひとぶた。全てを豚から移植された少女のお話。短編集ですが私的に、次の『吸血狩り』がおもしろかったです。子供の、純粋で無邪気ゆえの怖さがすごく表現されてます。
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表題作『人獣細工』 …
表題作『人獣細工』 パッチワーク・ガール。生物学的な「ヒト」と「ブタ」の区切りであるとかアイデンティティのゆるぎ。そういった部分をじわじわと揺さぶるような展開に引き込まれました。 他の収録作『吸血鬼』 従姉妹を吸血鬼の魔の手から守る!といった少年の活躍を描く・・・・・・と思わせて...
表題作『人獣細工』 パッチワーク・ガール。生物学的な「ヒト」と「ブタ」の区切りであるとかアイデンティティのゆるぎ。そういった部分をじわじわと揺さぶるような展開に引き込まれました。 他の収録作『吸血鬼』 従姉妹を吸血鬼の魔の手から守る!といった少年の活躍を描く・・・・・・と思わせておいて、多角的に見ると実は。といった仕掛けが成されている作品でもあります。 もうひとつの収録作『本』 実はこれが一番好きです。幻想と現実の狭間であるというか、どこか「世にも奇妙な物語」のよう
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この作品、大好きだー…
この作品、大好きだーっ!!ホント大好きだ!!小林泰三マニアにはたまらない、小林ワールド全開の短編集だ。グロ系ホラーからSFホラーまで、得意ジャンルできたなぁ~と思わずにはいられない。特に「本」なんか、意味不明なところまで愛しい。
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そう。わたしは継ぎは…
そう。わたしは継ぎはぎ娘。その傷痕の下には私のものではない臓器が埋められている。わたしのものではない臓器。ちょっと難しいかも?でも小林泰三さんらしい意外性があっておもしろいです。
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ブタの臓器を移植され…
ブタの臓器を移植された少女。どんな結末が待っているのかとドキドキしました。
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遺伝子操作の果てに生…
遺伝子操作の果てに生み出されたのは……。世界から抜け出せなくなるんじゃないかと思うくらいに怖かった。「吸血狩り」「本」も収録。
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私はひとぶた。全てを…
私はひとぶた。全てを豚から移植された少女のお話。短編集ですが私的に、次の『吸血狩り』がおもしろかったです。子供の、純粋で無邪気ゆえの怖さがすごく表現されてます。
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表題作ほか2編を収録…
表題作ほか2編を収録したホラー短編集。怖いものが好きな人に。
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意外と身近なネタなの…
意外と身近なネタなので親近感ありましたが、、、笑
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【人獣細工】 病気がちな娘に次々と豚の臓器を移植させた父。娘は、自分は豚なのか?人間なのか?と苦悩する。 父が亡くなり、父の研究資料を整理していると、自分はそもそも人間ではなく、豚から生まれたのだと知る。 (主人公には生まれつき特徴的な痣があった。父の研究資料である映像に、豚が産んだ豚のような生き物に同じ痣があった) →お父さん最低。豚の移植を散々してきたのに、いざ自分が癌になったとき、「豚の臓器なんて入れるな!汚らわしい!」と。娘の気持ちも考えず。 主人公は嫌がっていたが、もし自分に命の危機があり、豚の臓器を移植すれば助かると言われたら、喜んで移植すると思う。父の人間性は置いておいて、彼の臓器移植の技術が現実にも確立されることを望む。つい最近、豚の臓器を移植された方が亡くなったとニュースで拝見したばかりなので。 【吸血狩り】 8歳の男の子が、吸血鬼から15歳の従姉を守るために奔走する話。 従姉が小屋で吸血されているところに乗り込み、自作の十字架で吸血鬼の胸を刺して終わり。 →主人公は男のことを吸血鬼だと思い込んでいたみたいだが、もしかしたら従姉の恋人?ただの人間?だとすると、その男は8歳の吸血鬼ごっこに付き合ってくれていた? 「初めて吸血鬼を殺したのも8歳だった」で物語は締められる。これからも何度か殺すのだろうか?殺すのは本当に吸血鬼?従姉の恋人? 【本】 古い本が送られ、それを受け取った者は、「絶対芸術家」になるよう暗示がかかるという話。 →正直、私にはよく分からなかった。 主人公の友達が、なくなった指にコンパスをさしてピアノを弾くなど、想像するとかなりグロテスクな表現あり。 でも、同級生の両親がダンスに熱中するシーンと、その同級生が画家みたいになったシーンはあまりにも滑稽で思わずふふふと笑ってしまった。ホラーなのかコメディなのか。
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