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チグリスとユーフラテス の商品レビュー

4.1

80件のお客様レビュー

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おすすめ!

他の惑星への移住を進めている未来の地球。移民先のひとつ、惑星・ナインが物語の舞台となる。ナインに移り住んだ人間たちが紡いだ未来。彼らが生きた意味。壮大な逆さ年代記を、5人の女が語りはじめる……。

abtm

2023/08/28

レイデイはそーゆー人だったのね このままだと怖い終わり方しかないのでは…と思っていたけれど、意外やなんだか爽やかに、人生讃歌にも思える終盤 人類は滅んじゃうけどね

Posted byブクログ

2023/05/09

移住した惑星での最後の子供ルナが冷凍睡眠する祖先を起こし、自分を生んだ理由を問う物語。 祖先の人生とルナの今が畳みかけてくるSFです。 崩壊を前にした舞台、そして個々の背景と問いかけ。 しんどいけど、継承とタイトルの美しさ。

Posted byブクログ

2021/05/27

うぉー!久しぶりにすごい物読んじゃった、没頭しちゃいました。 重たい問題をがっしり抱えた内容なのに、 ラストには何も意味のない豊かな物を預かる作品でした。 長編ですが、読み進む甲斐がある!

Posted byブクログ

2021/05/22

惑星ナインへの移民後430年、人類に子供が生まれなくなり、残った最後の子供、ルナ。未来の医療を待ってコールドスリープしている人たちを、無理やり目覚めさせていく。起こされた彼女たちが綴る文書、各時代の特権階級、生殖能力者・管理局員・地球直系の画家・建国の女神。 ひとが生きる意味は...

惑星ナインへの移民後430年、人類に子供が生まれなくなり、残った最後の子供、ルナ。未来の医療を待ってコールドスリープしている人たちを、無理やり目覚めさせていく。起こされた彼女たちが綴る文書、各時代の特権階級、生殖能力者・管理局員・地球直系の画家・建国の女神。 ひとが生きる意味は、生きがい・繁殖・生存。しかし人間は死ぬ。想像力を手に入れたゆえに死ぬことを知る… ってことが、壮大なものがたりになってます。

Posted byブクログ

2020/07/02

中学生の夏休み、地元の図書館で見つけて一気読みした本。今までたくさん本を読んできたけど、その中でも飛び抜けて特別な本。 人生の中で、このタイミングでこの本を読んだ方がいいっていうものがあると私は普段から考えている。生と死、そして1人取り残される恐怖を感じ、子どものままでいること...

中学生の夏休み、地元の図書館で見つけて一気読みした本。今までたくさん本を読んできたけど、その中でも飛び抜けて特別な本。 人生の中で、このタイミングでこの本を読んだ方がいいっていうものがあると私は普段から考えている。生と死、そして1人取り残される恐怖を感じ、子どものままでいることを要求されたルナに思いを馳せることができたことはとっても大切なことだったと思う。そういう意味でチグリスとユーフラテスは中学生の私にはドンピシャだった。

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2020/04/17

移民星で最後の子供になったルナの生きざま 生を受け 死へと向かう その意味とはなんなのか を考えさせられ  登場人物が導き出した答えそれぞれが 胸にぐっと迫ってきます

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2020/01/09

読み進めるごとに変わる印象。 最後の子は何故生まれたのか。人は人を選ぶことができるのか。人生に意味があるのか。 様々な問題が行き着く先にあるものが「これ」なのか。 絶望と希望が混じり合った物語。未来の物語、でもいつ読んでも「今」の物語だろう。これがSFの持つ力なのかもしれない。

Posted byブクログ

2019/09/26

惑星ナインの最後の子供、ルナのお話。 少し前に「トゥモローワールド」という映画をテレビで見て、原作も読んでみたいなと検索してみた結果、原作はもう手に入らない?ようで。 原作のレビューに、似たような話なら『チグリスとユーフラテス』の方が面白いと書いてあったので読んでみました。 パ...

惑星ナインの最後の子供、ルナのお話。 少し前に「トゥモローワールド」という映画をテレビで見て、原作も読んでみたいなと検索してみた結果、原作はもう手に入らない?ようで。 原作のレビューに、似たような話なら『チグリスとユーフラテス』の方が面白いと書いてあったので読んでみました。 パラパラ眺めた時にルナは幼女だと思っていたので、ちゃんと読んだら老婆と知って驚き。 絵面的にはカオスチャイルド症候群みたいなもんかと納得してみたり。 四人の女性達、マリア・D、ダイアナ・B・ナイン、関口朋美、レイディアカリ 繁殖、仕事、芸術、生きがい。 どれも今の自分にとっては、柱にはなっていない要素。 それでも彼女たちに没入して読めてしまいました。 作者が見た夢の情景という、最後のシーンに泣きました。 ルナにとっては不幸な人生だったと思うけど、それでも人が死ぬのは悲しいことです。

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2018/09/11

25年ほど昔に読んだ本。なんだか懐かしくなって読みました。久しぶりの新井素子さん。 文体がもう懐かしい。 世話焼きな文章で、長編だけに。大人になってから読むと後半はくどくて、少し疲れがきた。 でも、やっぱりこの世界観は好きですね。感じることも昔とは違う。 生命の存在と人類の見方は...

25年ほど昔に読んだ本。なんだか懐かしくなって読みました。久しぶりの新井素子さん。 文体がもう懐かしい。 世話焼きな文章で、長編だけに。大人になってから読むと後半はくどくて、少し疲れがきた。 でも、やっぱりこの世界観は好きですね。感じることも昔とは違う。 生命の存在と人類の見方は昔読んだ時よりも感慨深く読みました。

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