冷たい密室と博士たち の商品レビュー
「だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。最も役に立たないということが、数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね。」 数学ってなんの役に立つの?と聞かれたらこう答えます。 ...
「だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。最も役に立たないということが、数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね。」 数学ってなんの役に立つの?と聞かれたらこう答えます。 このセリフ以外はそこまで覚えてない。。 やっぱりFになるか笑わない数学者か私的詩的ジャックがおすすめ
Posted by
1作目が奇想天外な面白さだっただけに、今回は意外にこじんまりとまとまった感が有ったなぁー。 天才×天才×お嬢様の理解不能な思考や、めちゃくちゃな展開が1作目の魅力だったのに対して、今作は天才+天才+お嬢様くらいの 私の思考にもギリ収まる内容だったわ。 それはそれで人間臭さを感じて...
1作目が奇想天外な面白さだっただけに、今回は意外にこじんまりとまとまった感が有ったなぁー。 天才×天才×お嬢様の理解不能な思考や、めちゃくちゃな展開が1作目の魅力だったのに対して、今作は天才+天才+お嬢様くらいの 私の思考にもギリ収まる内容だったわ。 それはそれで人間臭さを感じて良かった。 1作目が突き抜けてたからなぁ。 密室?のトリックもの納得の収まり方で安心感が!笑。 桃子様推しの私には今後の桃子様から目が離せないわ!笑。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
S&Mシリーズ二作目 今回も理系用語がたくさん出てきて調べながら読了 序盤はちょっと時間かかったけど面白かった 次作も積んでおこう! ■密室 突拍子もないトリックも面白いけどさすが理系。理詰めで一つずつ可能性を消していき残ったものが真実という解き方が気持ちよかった。 まぁ宇宙服出てきた時点でそうなるよね(笑) 同じトリックを別の人間が二重で行うことで無理なく複雑になっていたところが個人的には良かった ■理系用語 理系のくせにわからない言葉が多く調べながら読了。情けなし… 名古屋大学助教授の作家ってすごすぎるでしょ 引き続きこのシリーズは定期的に読んでいきたい
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初の導入が長すぎて断念しました。。。 「すべてがFになる」は面白くて一気に読みましたが、こちらは途中からページが先に進まず……。 聞いた話によると、この作品は「すべてがFになる」より先に書かれていたらしい? それを聞いていたからなのか、犀川先生の回想(初めての殺人事件に立ち会った時)部分に違和感を感じました。 元々出来上がっていた文章に後から文章を入れこみました、というような。 自分には合わなかったようです。 四季先生に会いたいので、四季シリーズから読んでみようかな……。
Posted by
大学で研究してる人って恋愛には興味無さそうなイメージだけど、意外とドロドロなのかな? 理系で美人の大学院生なんて、1人でも研究室にいたらめちゃくちゃギクシャクしそう、、、 それはさておき、さすが理系ミステリという感じだった。数1で習った逆、裏、対偶の問題を解く時みたいな頭の働か...
大学で研究してる人って恋愛には興味無さそうなイメージだけど、意外とドロドロなのかな? 理系で美人の大学院生なんて、1人でも研究室にいたらめちゃくちゃギクシャクしそう、、、 それはさておき、さすが理系ミステリという感じだった。数1で習った逆、裏、対偶の問題を解く時みたいな頭の働かせ方で、物語が進んでいく。 部屋の位置関係が若干分かりにくいのはあるけど、なかなか面白かった。 ただ、すべてがFになるの時もそうだったけど、おっさんと学部生の恋愛が絡んでくるのがどうしても気持ち悪い。 恋愛の進み方も萌加のキャラ設定も、なんかラノベみたい
Posted by
S&Mシリーズ第2弾 冷たい密室と博士たち シリーズ1弾の「すべてがFになる」に匹敵する 奇妙さ度合いの色は違うが、もう大満足! 重厚感がいい そして、後味が決していいわけではないこの 感じも非常に心地よい展開でした 派手さは決してないですが 動機がなかなか重かったの...
S&Mシリーズ第2弾 冷たい密室と博士たち シリーズ1弾の「すべてがFになる」に匹敵する 奇妙さ度合いの色は違うが、もう大満足! 重厚感がいい そして、後味が決していいわけではないこの 感じも非常に心地よい展開でした 派手さは決してないですが 動機がなかなか重かったのと まさかの絆は流石に1ミリも気づけなかったです そして、この想う気持ちがこんなかたちに昇華してしまうとは。。。 最後の雨中での表情とか 勝手に悲しさ怒り寂しさ信念が入り混じってる表情を想像して 怖いのだが、応援したくなるような気持ちになってしまいました 犀川も言っていた信じられないと。。(他人が計り知れないと)そして、彼らの業績が消えたわけでもない。という締めも、このニュアンスが凄く上手いなと感じました 敵でも味方でもなくいち研究者としての考えがまっすぐで着飾ってないところが魅力的に思えました 登場人物の想いと実行動、犀川(&萌絵)視点での感じ取り方、この言葉と表現のチョイスが私の感性と凄く相性がいいんだろうなと想いはじめてきました(※理解できるともニュアンスは違って、分かる1/3、わからない1/3、新しい気づき1/3 この塩梅が心地よいのかも) 途中から犀川先生は(長谷川博己+綾野剛)/2の ような脳内イメージに勝手に変換されておりw さらに楽しみになってきました 続いて第3弾へ 笑わない数学者
Posted by
Kindleで読んでいるとイマイチ部屋の位置関係がピンとこないまま読んでしまった。飲酒運転に対する考え方とか現代とやっぱ違うな〜とか思ってしまった。
Posted by
S&Mシリーズ第2弾読みました。 前作よりいっそう主人公2人の親密なコンビが表されており、シリーズを通してどうなるのか楽しみです。 密室での事件で犯人はどうやって中に入ったのか?明かされるトリックと真相には驚きました。
Posted by
面白くてあっという間に読み終わってしまった。 1作目よりも理系色は強くなった印象で半分は何言ってるのか分からなかったけど…。 犀川先生と萌絵の掛け合いも相変わらず面白くてテンポがよくていい関係だな〜。
Posted by
だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。最も役に立たないということが、数学が一番人間的で純粋な学問である証明です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね。 数学は嫌いだけど、犀川先生はなんかちょっと好き。 個人的に、...
だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。最も役に立たないということが、数学が一番人間的で純粋な学問である証明です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね。 数学は嫌いだけど、犀川先生はなんかちょっと好き。 個人的に、すべてがFになるよりも読みやすくて良かった。でもあれが唯一の傑作であることがこっちを読んだことで身に染みて分かったような。 先生と西之園くんの結末が知りたいからこのままシリーズ完走を目指す。がんばる。
Posted by