QED 百人一首の呪 の商品レビュー
歴史ミステリーが好き…
歴史ミステリーが好きな方はお薦め。中々このジャンルは、書き手が居ないので、うれしいデビュー作。
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メフィスト受賞作品…
メフィスト受賞作品であり彼のデビュー作であり シリーズ開始の 記念すべき作品だと思う。このシリーズの一番の魅力は やはりタタルさんの 圧倒すべき知識と かなり稀なキャラクターかな。
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いわゆる薀蓄系ミステ…
いわゆる薀蓄系ミステリの期待の星。日本史に関しては見直しが進んでいるし、いわゆる怨霊や呪なんかも解明の手がかりになっている。問題はすぐ文面に囚われてしまう記録至上主義と古代人をことさら迷信深い者たちと考える古代人蔑視主義が日本の場合はすぐ出てくることである。そうならないようにシリ...
いわゆる薀蓄系ミステリの期待の星。日本史に関しては見直しが進んでいるし、いわゆる怨霊や呪なんかも解明の手がかりになっている。問題はすぐ文面に囚われてしまう記録至上主義と古代人をことさら迷信深い者たちと考える古代人蔑視主義が日本の場合はすぐ出てくることである。そうならないようにシリーズを続けて欲しい。めんどくさい話題なりによくまとめている筆者だと評価できる。
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何故「百人百首」じゃ…
何故「百人百首」じゃないのか?…確かにこれ、疑問に思った記憶があります。「百人一首に纏わる真相を解き明かす」というよりは、仮説を立てて読者を導く、といった感じですね。怨霊になる恐れのあるものを神として封じる、という考え方が新鮮。因みにこのシリーズ、つながっていないようで全編の時間...
何故「百人百首」じゃないのか?…確かにこれ、疑問に思った記憶があります。「百人一首に纏わる真相を解き明かす」というよりは、仮説を立てて読者を導く、といった感じですね。怨霊になる恐れのあるものを神として封じる、という考え方が新鮮。因みにこのシリーズ、つながっていないようで全編の時間軸が(一部を除いて)発行順に進んでいるので、どうせならこちらの第一弾から通読されることをお奨めします。
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日本史や古文がわんさ…
日本史や古文がわんさか出てくるので、途中手間取ったり休憩を取らざるを得ませんでしたが、文章自体はすんなり読めました。歴史ミステリーと小説自体のミステリーが上手く絡まっていて、とても面白かったです。
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百人一首の謎に無理矢…
百人一首の謎に無理矢理殺人事件を絡めたような物語。シリーズ第一作というせいか、ぎこちなさが感じられた。
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古典・歴史が好きな人にお薦め
第9回「メフィスト賞」受賞の、シリーズ第1作。殺された社長が握り締めていた百人一首の札の謎とは?殺人事件の謎解きよりも、百人一首に隠されたメッセージ、読み解きに心奪われる。古典・歴史が好きな人にお薦め。
midori
高田崇史さんの作品、2作目の(2作しか、アタックしてませんか)、中断。182ベージまで、頑張りました。 ダメだ、こりゃ…僕には読めません。 これって、百人一首をキチンと、ビシッとわかってないと、読めない本?飛ばして読むのは嫌なので…延々と続く百人一首講義(?)を全く理解してな...
高田崇史さんの作品、2作目の(2作しか、アタックしてませんか)、中断。182ベージまで、頑張りました。 ダメだ、こりゃ…僕には読めません。 これって、百人一首をキチンと、ビシッとわかってないと、読めない本?飛ばして読むのは嫌なので…延々と続く百人一首講義(?)を全く理解してないなら、断念するしかないですよね。理解しなくてもパズラーとして読める、と言うなら、もう少し簡略にお願いしたいです。 作品や、作家さんへの悪口ではないです。あくまでも、僕の知力、知識、根気ではダメ、というだけの話でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とてつもなく濃い面々(一応このシリーズの主人公)やその相方のゴリラ(?)がいますが作品としてはもう壮大すぎるほどで驚くばかりでした。 あるとてつもなくいわくありげな金持ちの御仁が 何者かによって殺されます。 さらに、ほかの家族も殺されて… どうやらそこには「百人一首」が関わってくるようで…? その真相には、金持ちの御仁が犯した どこまでも悲しき罪と罰が出てきます。 確かに傍若無人でしたが、結局は蚤の心臓だったようで。 でも、最後にこの作品でも明かされない 描写が出てくるのです。 きっとね…そういうことだけど切ないよな。
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2018.01.16 start ⇒2018.01.19 fin きっかけ: 昔 読んだのだけどシリーズ後半を読んで読み直したくなって。 百人一首の謎と百人一首コレクターだった企業の社長殺人事件 中学生の時か高校生の時に私も百人一首の配列の謎に関する書籍に出会って、感動したの...
2018.01.16 start ⇒2018.01.19 fin きっかけ: 昔 読んだのだけどシリーズ後半を読んで読み直したくなって。 百人一首の謎と百人一首コレクターだった企業の社長殺人事件 中学生の時か高校生の時に私も百人一首の配列の謎に関する書籍に出会って、感動したのを覚えている。 百人一首をすべて覚えられてないし、意味も分かってないから配列の詳しい内容まで理解してはなかったが、とにかく。 和歌を選ぶだけでなく、その配列まで考えて選ぶなんて!! 当時の人達の和歌への情熱にもすごくひかれた。ある言葉を使うことでその言葉を詠んだ過去の和歌たちが連想されるなんて、どれだけ和歌と密接な生活をしていれば出来るのだろう…。 あれから百人一首、覚えよう!と思い立ったものの結局覚えられてなく…タタルさんの謎への証明も詳細まで理解できてないが、タタルさんの導きだした証明には奈々ちゃん同様感激した。 今度こそ百人一首、覚えてみようか。 そして、カルタを使って並べてみようか。 このシリーズの面白さはもうひとつ、同時に発生する事件とタタルさんのほぼ趣味の領域(それに奈々ちゃん、熊さんが巻き込まれる)の歴史、伝説の謎解きがつかず離れずのところでリンクするところ。 今回はシリーズ一作目だけあって、かなり分かりやすいリンクではないかな。 感想終了。
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