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黒い家 の商品レビュー

4

1046件のお客様レビュー

  1. 5つ

    326

  2. 4つ

    401

  3. 3つ

    200

  4. 2つ

    40

  5. 1つ

    10

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2024/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

保険会社で働くという事、そしてそれを取り巻く人々、こういった辺りはなるほどと感じる部分が多々あり、いろいろ考えさせられる部分もあり、全体としてとてもおもしろく読めました。 ただ、犯人が足を引きずるように歩く年配の女性だった為、包丁を持っているにしても、若い男性である主人公が本気で戦えば、負ける事は無いのではないか?と思えてならなかった。 若い男性が、年配の女性に殺される、と言って怖い怖いと逃げ続けるだろうか?なぜ恐怖心ではなく闘争心にならないのか? といった思いが終始よぎってしまい、恐怖心があまり起きなかった。 特に、三善なんかは、とてもとても負けるとは思えず…。 その為、「ホラー小説」という見方をした場合は、微妙だった。 主人公が女性、という設定であれば理解出来る恐怖なのだが…。 ちなみに、「クリムゾンの迷宮」がすごくおもしろかったので、貴志祐介さんの他の小説も読んでみたいと思いこれを手に取った次第。貴志祐介さん他の小説も読みたいと思います。

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2024/05/20

ただただ怖い。怪奇現象などが起きるホラーではなく、とにかく「人間」という生き物がとてつもなく怖い。壊れた人間ほど怖いものってこの世に無いと思う。映画もとても怖かった記憶。

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2024/05/20

保険会社で働く若槻が保険金殺人に巻き込まれていく話。若くしてそこそこの位置に就いているだけあってその真面目さや優秀さがある一方、精神的に熟達しきってない感じがよく現れており、それが主人公が葛藤している部分と照らして違和感がなくすんなり読み進められた。vsキチガイ殺人鬼というよくあ...

保険会社で働く若槻が保険金殺人に巻き込まれていく話。若くしてそこそこの位置に就いているだけあってその真面目さや優秀さがある一方、精神的に熟達しきってない感じがよく現れており、それが主人公が葛藤している部分と照らして違和感がなくすんなり読み進められた。vsキチガイ殺人鬼というよくある展開ではあったがその鬼気迫る迫力はさすが貴志祐介。怖い怖いと思いながらもページをめくってしまった。ただ相手さんの戦闘力高すぎませんか?その辺の説明がしっかりあればより納得感あったなぁと。

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2024/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シンプルな話だな、と思った。 一言で言ってしまえば、暴との鬼ごっこ&タイマン。 今回の鬼は非常に戦闘力が高い。個人的には時計館以来の格闘家。 しかし著者お得意の死の追いかけっこは臨場感に満ち満ちている。さすが。 ただサイコパスとは言えども、さすがに見境なさすぎるというか、「そんな薄い動機でそこまで殺意を持ってしまっていたら何万人殺しても足りないのでは…?」という疑問に駆られる。しかしそんなことを思ってしまうというのは、平和な人間関係の中で生きている証拠なのだろうか?

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2024/05/18

この世で怖いものは人である、ということを強く感じた。 貴志祐介らしく、細かな描写を交えて迫りくる恐怖が表現されている。 狂気、不気味、不安。そんなスリルさがページを捲るごとに大きくなるのだが、そのヒヤヒヤで続きが気になって読み進めてしまった。 現実世界にも起こり得る怖さで、余...

この世で怖いものは人である、ということを強く感じた。 貴志祐介らしく、細かな描写を交えて迫りくる恐怖が表現されている。 狂気、不気味、不安。そんなスリルさがページを捲るごとに大きくなるのだが、そのヒヤヒヤで続きが気になって読み進めてしまった。 現実世界にも起こり得る怖さで、余計に没頭してしまい、よりリアリティのある小説を読みたい方にはおすすめです。

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2024/05/01

私がヒトコワ系得意ということもあり、そこまで怖くはなかったです。ホラーというよりアクションを感じる部分もありました。 緊迫感が好きな人にはおすすめの1冊です!

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2024/04/27

読めば読むほど怖くなり、不安感を覚えるのだが不思議と読む手が止まらなかった。 人への恐怖感がすごい勢いで増幅して行ってしまった。特段大きな事件、出来事ではない些細な日常の中に込められた狂気が日本のホラー作品の代表的な描き方だと感じた。

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2024/04/27

こうするべきだと後から気づくこと、ある日答えが見つかると今まで引っかかってたことにすら気づいていなかったことにハッとすることがある。そんなことの繰り返しなのかなと思った。 考えが堂々巡りを始めたら、直感に従うべきなのは私自身の悩みにも刺さった。

Posted byブクログ

2024/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後半は一気読みした。面白かった。 有り得なさそうな事象にも丁寧に理由付けがしてあり有り得そうに思えてくる。 ただ、それなら知能の低いっぽいおばちゃんが十数人も殺して今まで疑われなかったカラクリも説明して欲しかった。 恵が聖女過ぎて鼻につくこと、警察の無能さがストレスだったのが残念。特に警察の方は警察をも動かす力がある奴を敵に回したのかと思ってたんだけど

Posted byブクログ

2024/04/20

ヒトコワ系ではトップクラスの恐怖。 緊迫した状況のラストは手に汗握る展開で ものすごいインパクトのある作品でした。

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