黒い家 の商品レビュー
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読み終えて、これがホラー小説に分類されるのだなという印象。 確かにホラーと言えばホラーなのだが どうも自分の好みではなかった。 スプラッタのグロさはあるが 正直どう考えても犯人は嫁の方だろうと思っていたし そう思っていないとしても 警察を装って手紙を送ってしまったり 鍵を増やすほど警戒しているのに 仕事は普通に行くし警察を呼ばず観察したり といった主人公の行動の異常性で 犯人のホラーさが薄まってしまった感がある。 蝉を改めて潰し直すあたり、主人公も十分ホラーに感じた。 保険金詐欺のところはまだ興味深く読めるのだが、 中年女性が小動物や子供、自分を信用している知人は兎も角 金石や三橋、警備の人、そして主人公と次々大の大人の男を襲ったり その場で不意打ちで殺すだけならまだしも 拘束して拷問したりできる体力や計略のあたりが 今ひとつ納得できなかった。 気持ち悪いなという感じでホラー小説という感じはしない。 恵がひたすら可哀想だし、何より猫や犬が可哀想だった。
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生命保険会社の査定担当である若槻は、ある日、子供の死体を発見する。父親の態度に不信感を抱いた若槻は、独自に調査を始め、次第に不可解な事件に巻き込まれていく。 最後の100ページは一気読み必至。犯人が若槻に迫ってくる緊迫感にハラハラドキドキし、若槻の行動にもどかしさを感じる場面も多い。 保険会社の査定担当として、若槻は保険金の支払いの可否を巡って様々な人々とやり取りをする。保険会社に勤務されていた作者ならではの、現場のリアルな状況が伝わってきた。
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ホラーですね。保険会社の様子が伺える。読み人のイメージはそれぞれなので、映像化したものは失望に繋がる恐れがあるので、見ない方が良いかもしれない。 読みやすいけど、普通かな?
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小説で怖いと思ったのは、 この作品が初めてです。 黒い家や人物の不気味さ、読めない展開、 終盤の臨場感は実際に自分がその場所にいるような感覚になりました。 生きている人間(壊れてる)ほど怖いものはないですね。 読み終えた後も暫く引きずります。 夏場にピッタリな1冊。
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怖すぎた。 文章表現ですぐに情景が思い浮かびあがるのも凄いと感じたし、これから怒ることに対してのドキドキも凄まじかった。 間違いなく今まで読んだ本の中で1番怖いです。
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ジワジワ来る恐怖が少しずつ積み上がっていき、一気に駆け降りる瞬間は、まさにジェットコースター。 映像化されてますが大竹しのぶさんがやられてると思うと怖くて見ないと決めています。
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いわゆるヒトコワの類 文章だけで人をここまでゾクゾクさせられるものかと、恐怖とともに感心してしまった。
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ほんっとにこわかったです 読んでからしばらく放心状態 何日経っても頭の片隅にあるぐらい印象強かったです 昔に映画を見た記憶がありますが、小さい頃だったので内容とかは理解できずに ちらっと見ただけでした だけど、小説を読むにつれてあの時ちらっと見ただけのシーンが回想されて ...
ほんっとにこわかったです 読んでからしばらく放心状態 何日経っても頭の片隅にあるぐらい印象強かったです 昔に映画を見た記憶がありますが、小さい頃だったので内容とかは理解できずに ちらっと見ただけでした だけど、小説を読むにつれてあの時ちらっと見ただけのシーンが回想されて より怖かったです 月並みな言葉になるが、世の中人間が一番怖い
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ミスリード まさか女性の方だとは 思い込み 断片的な情報による決めつけ 緩急 一件落着?と思いきや、、、 和也の保険金払われた→親父の両腕切断、、、 三善の対応で青白くなっていた(幸子を動揺させた、これで事態落ち着くか?)→家を出た時と鍵の上下が違う 黒い家からなんとか逃れる→研修の参加者一人多いらしい、、、 後悔する感じ(明かりをつけて警察を誘導すれば、、、)若槻の行動は焦ったいが、若槻が犯罪と無縁であることや頭が回らない状況であることが伝わってくる 読み進めたくない、、、 でも読み進めたい、、 ホラー小説初めて 伏線貼られてるから腹落ちするし、嫌な予感、、をちゃんと抱ける 後半の怒涛の展開、予想を裏切られる感じ 読み進めるのが怖い、この後絶対恐ろしいこと起きるやん 幸子が家に侵入するシーン(鍵の上下が違う→入れ違いで侵入に気づく) 黒い家を捜索するシーン 早く見つけて出てきて!警察呼んで! ビルでのエレベーター乗るか乗らないかの葛藤、空の下で待ち受けてることを悟った際の絶望 飲み込まれる、ストーリーに、心拍数が上がっていく
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