ソクラテスの弁明・クリトン の商品レビュー
「無知の知」という、…
「無知の知」という、知の創始を。読むのは大変だが、分量は多くない。
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プラトン哲学の入門書…
プラトン哲学の入門書にして、そのエッセンスが最も抽出されている1篇です。ソクラテスの高邁な姿勢には涙すら誘うものがあります。
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哲学者プラトンの師で…
哲学者プラトンの師であるソクラテスが、「青年に悪い教えをした」という言いがかりをつけられて、告発されたことに対する弁明の書です。プラトンの入門の書として、また哲学の入門の書としても非常に良書だと思います。
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哲学者プラトンの師で…
哲学者プラトンの師であるソクラテスが、「青年に悪い教えをした」という言いがかりをつけられて、告発されたことに対する弁明の書です。プラトンの入門の書として、また哲学の入門の書としても非常に良書だと思います。
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かのソクラテスが弁明…
かのソクラテスが弁明するも、所謂「裁判官諸君」には一種隔たりがあるというか、どこか通じずの感があり、何んとも歯がゆい所である。裁判後のソクラテスとクリトンの対話もまた興味深いものである。
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講談社学術文庫版の弁…
講談社学術文庫版の弁明には、プラトンのそれだけでなくクセノポンの弁明も収められている。これはとても有用でソクラテスという人物についてもっと違った角度から見られる。クセノポンのソクラテス像は色々と批判されているが、史的なソクラテスを捉えるというつもりではなく一人の人物が捉えたソクラ...
講談社学術文庫版の弁明には、プラトンのそれだけでなくクセノポンの弁明も収められている。これはとても有用でソクラテスという人物についてもっと違った角度から見られる。クセノポンのソクラテス像は色々と批判されているが、史的なソクラテスを捉えるというつもりではなく一人の人物が捉えたソクラテスと見るのならばこの2人のソクラテス像が比較できる本書は面白い。
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これは難しいですね。…
これは難しいですね。。何度も読まないとキツいものがありそうです
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クセノポンのソクラテスの弁明や関連年表や地図も載っていて、とても親切である。 また、解説も充実していておすすめ。読後の感想:ソクラテスの弁明よりクリトンの方が名作だと思う。 ソクラテスが考える「正しく生きること」について、彼自身が、「このような考え方を持つのは少数の人だけであり、...
クセノポンのソクラテスの弁明や関連年表や地図も載っていて、とても親切である。 また、解説も充実していておすすめ。読後の感想:ソクラテスの弁明よりクリトンの方が名作だと思う。 ソクラテスが考える「正しく生きること」について、彼自身が、「このような考え方を持つのは少数の人だけであり、またこれからも少数であろう。」と、述べている。 確かに、彼の死後2400年経った今でも、彼のように正しく生きることが、良き生き方とは考えない人が大多数である。 また、彼の頭の中にある国家観と、現実の国家との差も、現在もまだ埋まっていない。
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目次 ・ソクラテスの弁明 ・クリトン ・クセノポン『ソクラテスの弁明』 一ページ当たりの文字数を見ると、もっと早く読み終わってもよかったのだけれど、思いのほか時間がかかったのは、プラトンだし、ソクラテスだからだと思いたい。 がしかし、書いてある内容はシンプル。 1.ソクラテス...
目次 ・ソクラテスの弁明 ・クリトン ・クセノポン『ソクラテスの弁明』 一ページ当たりの文字数を見ると、もっと早く読み終わってもよかったのだけれど、思いのほか時間がかかったのは、プラトンだし、ソクラテスだからだと思いたい。 がしかし、書いてある内容はシンプル。 1.ソクラテスは若者を惑わす不敬の輩だと訴えられたのに対するソクラテスの弁明。 2.死刑判決を受けてむざむざ死ぬくらいなら、脱獄して他国で生き延びよという親友クリトンとの対話。 ソクラテスは、アテナイの法を悪法とは言っていない。 自身が清廉潔白であるのは自明なのだから、訴えた方が不誠実であるというのみ。 だけど、正論が必ず人の心に訴えるかというと、そういうわけではない。 後ろ暗いところのある人は、自身の足を掬いそうな人を排除する。 良薬は口に苦いし、耳が痛くなるような説教は誰しもが疎ましい。 というわけで、ソクラテスは民衆の心をつかむことができなくて、死刑になる。 あれだけ賢い人なのだから、自分の主張が人の心を打つかどうかなどわかりそうだけれど、正論原理主義のソクラテスは、アテナイの法の下、死刑を受け入れる。 説得できないほうが負けだから。 クリトンの主張は明確。 いい加減なやつらのいい加減な主張のために死刑になるくらいなら、この国を出て受け入れてくれる国で真っ当に生きればいい。 そのために動く人はたくさんいる、と。 しかしソクラテスは、アテナイの法を受け入れたうえでアテナイに暮らしていたのだから、自分の意見が通らないからと言ってそれを無視するのは、遵法精神にもとる、という。 それもわかるし、公務員として私も法を尊ぶのは当然と思うけど、命をかけますか? とはいえ、ソクラテスの立場になって見れば、70歳にもなって、今さら命を惜しむ姿を見せて、今までの自分の生き方を否定するのも違うよね。 誰でもない、自分が自分を軽蔑するような行動は、彼には取れなかったのだろう。 ということで、謎なのは彼を訴えた人たち。 結局彼の命を奪うことで、ソクラテスの名前は後世までずっと残っているのだし、逆に彼を訴えた人たちもまた永久に名を残すことになったしまった。 「人を呪わば穴二つ」という言葉を彼らに送ります。 それにしても、プラトンの『ソクラテスの弁明』の参考資料にクセノポンの『ソクラテスの弁明』を収録しているとは、ややこしいやないかい!
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WEDGE 2009年4月号で紹介されていた。 論理的に考え尽くしていくことで煮詰まる。10年後の現代語訳で再読する。
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