ハゲタカ(上) の商品レビュー

真山仁(著者)

2009/10/04

07/10/7「ビジネスで失敗する最大の原因は、人だ。味方には、その人がこの闘いの主役だと思わせ、敵には、こんな相手と闘って自分はなんて不幸なんだと思わせることだ。そして、牙や爪は絶対に見せない。そこまで細心の注意を払っても、時として人の気まぐれや変心、あるいはハプニングのせいで、不測の事態が起きるんだ。だから結果を焦るな。そして馴れ合うな、いいな」

2011/07/16

ＮＨＫのドラマがかなり面白かったので、ためしに読んでみたらドラマの数倍面白かったです。原作はこうだったのか、という設定もあるし、より複雑です。ファンドの仕組みとか銀行の不良債権の処理とか、ドラマを見ていたからやっとわかったけど、見てなかったら途中で挫折していたかも？経済の勉強にもなります。そうそう、鷲津のビジネスパートナーでもあり恋人でもあるリンの、仕事をバリバリやってる、傲慢なくらい強い男が好き、みたいな設定は、やはり男性作家だなーと思いました。

2009/10/04

なにが正義かって一概にはいえないのね。みんな最初は理想があって、堕落していく人をみて「自分はこうならない」って思うけど、はたときづく現在の自分のすがた。

2009/10/04

ドラマ再放送に触発されて読んでみた。一応”フィクション”とは書いてあるけど、これは日本金融界の歴史を書いたノンフィクションのようなもの。経済素人には用語の勉強にもなります。新渡戸稲造の言葉が引用されているように、「日本人とは何者か」という観点から経済小説が書かれているのが面白い。スピーディで上巻一気読み。これから下巻にとりかかります。

2009/10/04

NHKのドラマをハイビジョンの再放送で観て購入。自分は大森南朋が好きなのか、鷲津政彦が好きなのか、よくわからなくなる(笑)。

2009/10/04

面白いんだけど、たまに作者自身のオヤジ臭さが滲み出てくる。若者はそんな言葉遣いしないだろうと感じる場面が多すぎ。

2009/10/04

出版社 / 著者からの内容紹介
ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再生プランを披露し、業績を上げていく。企業買収、再生の真実を克明に描いた問題作。

内容（「BOOK」データベースより）
ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再プランを披露し、業績を上げていく。企業買収、再生の真実を克明に描いた問題作。

2009/10/04

投資会社にいるのに、ファンドのこととかあまり知らず、これではいけないと思って読みました。
そしたらおもしろくて･･･ファンになってしまいました。
ファンドビジネスが日本で始まったのは銀行の不良債権処理の整理がきっかけ。
恥ずかしながら銀行ってこんなんだったんだと初めてちゃんと知ることができました。
そしてターンアラウンド投資の幕開けも感じさせる内容となっています。

2009/10/04

[2007/04]
NHKドラマの最終回だけみて、妙に気になったのでやっと手にとってみた。
会社経営って、、大変。ひとごと

2009/10/04

ハゲタカと聞いてあまりいいイメージがわかなかった。しかし、投資ファンドの思惑、思考、手法どれをとっても感心するばかりだ。日本の銀行、さらには企業の愚かさが鮮明に描かれている。またストーリー展開もすばらしく、いつに間にか読み終わっていた。?も読みたい。