ハゲタカ(上) の商品レビュー
M&Aを舞台にした痛快アンチヒーローのピカレスク、あるいは金融経済事情入門書にして現代日本バブル経済偽史。愛憎の復讐劇と、反体制のカタルシスには寝食惜しんで文庫4冊一気読み。
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昨年映像版ハゲタカにはまったのですが今更原作に着手。けっこう背景が違う。重い話なので映像の方が軽くなり、入りやすい。キャスティングが秀逸だった。下が気になるけど図書館なのですぐに読めないのがもどかしい!
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NHKでドラマが放映され、映画化もされたため結構有名になった作品 の原作。 テレビドラマを観てからこちらを読んだが、原作の方が面白い。も ちろんドラマはドラマの良さがあるけれど、原作の方が生々しさが あるというが。テレビ(特にNHK)では表現できない表現もあるだろうし。...
NHKでドラマが放映され、映画化もされたため結構有名になった作品 の原作。 テレビドラマを観てからこちらを読んだが、原作の方が面白い。も ちろんドラマはドラマの良さがあるけれど、原作の方が生々しさが あるというが。テレビ(特にNHK)では表現できない表現もあるだろうし。 金融の中心アメリカで豪腕を振るった「ゴールデンイーグル」こと鷲 頭が日本の金融界をまさに買いたたいていく。その一方でそんな中 でも必死に働く日本側の側面を銀行員である芝山を軸に展開。 経済には詳しくない私も、ある程度読めて、しかも読み終わった後 になんだか経済がわかった気分に少しなれる、というか勘違いさせ てくれるのはやっぱり作品の力なのかなと思ったり。 面白かった。
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NHKのドラマになった原作 ドラマを見て読みたくなったので読んでみた とても面白かった 正直、社会人になってから買う本といったらコンピュータ関連などの仕事の本しか買わなかった人間に小説などの読み物の面白さを再認識させてくれた それから毎日の通勤時間には必ず本を片手に時間をすごすよ...
NHKのドラマになった原作 ドラマを見て読みたくなったので読んでみた とても面白かった 正直、社会人になってから買う本といったらコンピュータ関連などの仕事の本しか買わなかった人間に小説などの読み物の面白さを再認識させてくれた それから毎日の通勤時間には必ず本を片手に時間をすごすようになった 内容はちょうど、ホリエモンの事件などがあったのでとても身近に経済のことが入ってきたりして面白いのだが、それだけではなく何か、不思議と経済とか金融とかがとても身近に感じられた
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上下巻ですが、まとめて紹介。 投資ファンド業界で「ゴールデンイーグル」の異名を取る、鷲津政彦。 ある事件をきっかけに日本で事業を開始した彼を待ち受けるのは… 企業買収、企業再生、金融・銀行業の真実を描いた意欲作。 現実に限りなく近い設定・歴史で物語が進む点(例.りそ...
上下巻ですが、まとめて紹介。 投資ファンド業界で「ゴールデンイーグル」の異名を取る、鷲津政彦。 ある事件をきっかけに日本で事業を開始した彼を待ち受けるのは… 企業買収、企業再生、金融・銀行業の真実を描いた意欲作。 現実に限りなく近い設定・歴史で物語が進む点(例.りそあ銀行)と、小説を媒体にテンポ良く物語が進む点、2点が上手く働いていて、内容の難しさに比べ、遥かに読みやすい作品でした。 あの手この手で鮮やかにライバルを出し抜く鷲津という男は、けして勧善懲悪のヒーローではありませんが、その生き様と仕事ぶりには惚れてしまいますね。 バイアウト、バルクセール、不良債権、ターンアラウンドマネジメント、デューデリジェンス… 新聞等で一度は目にしたことはありますが、金融の知識が無いと目眩がしそうな言葉です。 しかし、本書では、最低限度ではありますが、鷲津の快刀乱麻ぶりを楽しみながら以上の言葉や企業買収の仕組みについて学ぶことができます。 新聞の金融欄に苦しむあなた、金融の勉強に手がつけられないあなたにお勧めの一冊!
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映画『ハゲタカ』が話題になっています。 中国企業が日本の大手自動車会社を買収するという、可能性がゼロとは言えないストーリー。 そのストーリーに引かれて原作を読んでみようと思ったのがきっかけで本書を知りました。 映画『ハゲタカ』の原作は同著者の『レッドゾーン』。これはハゲタカシリー...
映画『ハゲタカ』が話題になっています。 中国企業が日本の大手自動車会社を買収するという、可能性がゼロとは言えないストーリー。 そのストーリーに引かれて原作を読んでみようと思ったのがきっかけで本書を知りました。 映画『ハゲタカ』の原作は同著者の『レッドゾーン』。これはハゲタカシリーズの3作目になり、1作目が本書『ハゲタカ』。 所謂、ハゲタカファンドと呼ばれる投資会社がバブル崩壊後の日本企業を買収するストーリーですが、主人公が買収側というのが面白い点。 一見、外資による買収と聞くと、悪いイメージばかりが先行しますが、バブルに浮かれて乱雑な経営をした企業、会社を個人の所有物のように扱う経営者と、買収される側に問題がある事もあります。 外資という共通の敵を作り、自分達の責任回避を行う。 そんなフレーズが本書にも出てきます。 買収攻防の中で語られる家族企業の内情や、会社を通した親子関係、投資ファンド側の超個性的なキャラクターも手伝い、単なる企業小説以上の読み応えがあります。 とにかく物語の緩急の付け方がとてもうまいので、あっと言う間に時間が過ぎる。 現実的ではない側面も多くありますが、正面から体当たりしない交渉という点で、お手本になるところもあるかもしれませんね。 【あらすじ】 ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再生プランを披露し、業績を上げていく。企業買収、再生の真実を克明に描いた問題作。 (本書より)
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投資銀行が舞台であるというので遅ればせながら読んだ。沢山の人の思惑が錯綜し、次へ次へと引き込まれた。 一番の強者は、自身の目的を叶えるために手段を考え、人を動かすことの出来る人であると感じた。
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経済小説としてはあまりに有名だし、ドラマも好評、映画化までされているのでいまさらって感じですが、私はこの小説で初めて本作に触れました。今はアメリカが弱くなってるので、この小説の時代とはズレを感じることはあるけど、「企業再生」に挑む男たちの熱い戦いがよく伝わってくる。私は金融に詳し...
経済小説としてはあまりに有名だし、ドラマも好評、映画化までされているのでいまさらって感じですが、私はこの小説で初めて本作に触れました。今はアメリカが弱くなってるので、この小説の時代とはズレを感じることはあるけど、「企業再生」に挑む男たちの熱い戦いがよく伝わってくる。私は金融に詳しくはないけども、全般的にわかりやすく仕上げられているので助かった。鷲津もリンも芝野のみんなそれぞれ大変だけど、かっこいいなあ。こんな大志と信念をもって一生懸命仕事できるのはある意味至福かも。まあ、ぬるま湯に漬かった典型的なサラリーマンの私からするとうらやましくもあり恐ろしくもあり。。
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同名の映画を見て、内容が興味深かったので、原作シリーズの本を読んだ。 映画では、主人公の価値観がバイアウトの勝ち負けにのみ向けられているように感じて、少し不満だったが、書籍ではそのあたりも表現されていて面白かった。
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~内容(「BOOK」データベースより)~ ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再プランを披露し、業績を上げていく...
~内容(「BOOK」データベースより)~ ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再プランを披露し、業績を上げていく。企業買収、再生の真実を克明に描いた問題作。 ~~~~~~~~~~~~~~~~
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