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女湯のできごと の商品レビュー

3.7

44件のお客様レビュー

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2018/02/08
  • ネタバレ

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益田ミリさんは赤ちゃんのときから20代半ばまで暮らしていた実家にはお風呂がなくてほぼ毎日銭湯に通っていたそうです。その銭湯で垣間見られた顔見知りさんとの人情劇やらあっと驚く珍事やら家族との思い出などの数々が漫画とエッセイで描かれていてたいへんおもしろかった。古き良き昭和の風物詩がそこにはある。そういえばアニメのあたしンちでも、あかちゃんだったみかんを母が銭湯に連れてって近所のおばちゃんたちが交代で見てくれたとかいうエピソードがあったなぁ。今赤ちゃんを銭湯に連れていく人はほぼ皆無ですよね。あの頃にしかなかったあたたかきものって確かにあったんですよね。昔が良くて今はダメとかそういうのではなくて…。神田川とかも銭湯あればこその名曲だし。銭湯の文化よ、どうか消え去らずに細細とでも続いてほしい。といいつつ本目ではやはり家にお風呂があったほうがいい!(笑)

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2017/06/29

文春にOLものの連載を持っているのよね「女湯」を省略してタイトルを列挙~の自分ルール(ひとまわりするおばさん)での成長(ワキ毛、どうしよう)の裸(素っ裸で世間話)のマナー(器が小さい!)の帰り道(歩きながら飲まれへん)の挨拶(ええお湯やったよ~)と赤ちゃん(茹であがったお芋)の読...

文春にOLものの連載を持っているのよね「女湯」を省略してタイトルを列挙~の自分ルール(ひとまわりするおばさん)での成長(ワキ毛、どうしよう)の裸(素っ裸で世間話)のマナー(器が小さい!)の帰り道(歩きながら飲まれへん)の挨拶(ええお湯やったよ~)と赤ちゃん(茹であがったお芋)の読書(マンガバトル)とおばちゃん(もったいない魂)の飲み物(フルーツ牛乳だけじゃない)のタオル(タワシ派vsタオル派)からのラブコール(子供のわたしが夢見ていたこと)とパンツ(ミニパンとデカパン)と風呂券(「中人」か「大人」か)のミニロッカー(仲間になれて良かったね)の大晦日(あんたとこおせち作るの?)の温度(怖いもの見たさ)のタイル(ちいさな秘密)の座席(つかの間の「親子関係」)のお婆さん(長い人生)~大阪で住んでいた団地には風呂がなかったから銭湯に通い、東京に来ても銭湯に行っている。一回りするのは背中のシャンプーを落とすため・お母さんは風呂上がりの飲み物を歩きながらは無理・良いお湯とは良い湯加減の意味だった・もったいないから短髪のおばちゃんは御釜型ドライヤーの残り時間を他の子どもに使わせる・女湯から男湯へ声を掛ける夢は以前の彼氏で実現・風呂券ってのは記憶がないが「中人」は「ちゅうにん」と読むしかないけど「大人」は「だいにん」?「おとな」?ま、だいにんだろうけど・どこかでミニロッカーのシステムは見たことあるけど恵比寿湯にはなかったような?・花模様のタイルにお湯をあげていたが水にしておばちゃんと母に怒られた。彼女にとって母親はよっぽど特別な存在なのだろう。まあ誰にとっても母親は唯一無二の存在だけどね

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2016/07/12
  • ネタバレ

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銭湯に行ったことがない私。 偏見だけど、鈍くさい私は(ご当地ルールみたいなのがあって)常連のお局様?ヌシ?から怒られそうなイメージ。 あ、番台は欲しいな(笑)

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2015/02/16

画期的! 年代は益田さんよりは上の私だが、土地柄か、お風呂屋さんはあまり入った記憶が無い。 しかし、お風呂屋さんの文化にはあこがれる。 この本の、赤ちゃん連れのお母さんがお風呂屋さんに来て、赤ちゃんをあげた後、赤ちゃんの面倒はお風呂屋さんのおばチャンがみてくれて、おかあさんは自分...

画期的! 年代は益田さんよりは上の私だが、土地柄か、お風呂屋さんはあまり入った記憶が無い。 しかし、お風呂屋さんの文化にはあこがれる。 この本の、赤ちゃん連れのお母さんがお風呂屋さんに来て、赤ちゃんをあげた後、赤ちゃんの面倒はお風呂屋さんのおばチャンがみてくれて、おかあさんは自分たちのお風呂タイムになる…というところ… 地域や年配の人との交流が苦手な私でも、いいなあ~と思った。 これが今でもあれば、子育て中のママたちも、もっと楽になるのにな…と思った。

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2015/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

銭湯に関するエッセイと漫画。短くてあっという間に読める。益田ミリは私の8コ年上なだけなのに、大人になるまでずっと銭湯だったそうだ。大阪というのもあるのかな。思春期の頃は大変だったろうなぁ。エッセイや漫画にもそこらへんのことも描かれてて面白い。ちゃんとした銭湯って行ったことがない。1回くらい行ってみたいけどな。将来、銭湯とか日帰り温泉の近くに住んで、自宅の風呂は使わないようにするのが私の理想。もうアレもないし、風呂場掃除は面倒だもの。でも風呂で本読んだり、DVD見るのはできなくなるなぁ。

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2014/10/05

田舎じゃ家に風呂がないなんて考えられないが、都会の下町だったら(昔は)よくあったのかもしれない。 とはいえ、ないと「貧乏人と思われる」ってことは、やっぱりある方が多数派だったのだろう。 でも、こういう普通よりちょっと貧乏で、家族仲良く、近所づきあいもこなせるような人が、物書きにな...

田舎じゃ家に風呂がないなんて考えられないが、都会の下町だったら(昔は)よくあったのかもしれない。 とはいえ、ないと「貧乏人と思われる」ってことは、やっぱりある方が多数派だったのだろう。 でも、こういう普通よりちょっと貧乏で、家族仲良く、近所づきあいもこなせるような人が、物書きになることは非常に稀で、(西原理恵子の元ヤンしかり)そこが一般人の熱い支持を得ている理由だと思う。 実際には日本中にはこういうレベルの生活している人は、普通のもの書きである都会の有名大学を出たインテリの数よりずっと多いわけだから。 次にこういう人が出てくるまで、益田ミリの人気は続くだろう。本人はもうとっくに「お金持ち」の生活レベルになっているだろうけど、幼いころの生活体験というのは一生残るからね。 しかし、こんな居心地の良いちょい貧乏一般人ライフから抜け出したところを見ると、益田ミリは、やはり普通の人ではなく、相当な野心家なのでしょう。

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2014/01/26

2014.01.25 益田さんのエッセイは何冊か読みましたがなんとなく肌に合わないものばかり…。これもどうかなぁと思って読んでみましたが、銭湯でのほっこりとした思い出が書いてあって楽しく読めました。益田さんの本の中で一番好きかも。 赤ちゃんのベビーベッドの話、家族でジュースを奪...

2014.01.25 益田さんのエッセイは何冊か読みましたがなんとなく肌に合わないものばかり…。これもどうかなぁと思って読んでみましたが、銭湯でのほっこりとした思い出が書いてあって楽しく読めました。益田さんの本の中で一番好きかも。 赤ちゃんのベビーベッドの話、家族でジュースを奪い合って飲んだこと、お風呂の中でのおばちゃんたちとの交流など、ほんわかと良いお話が多かったです。 特に子供時代のほうが、辛くて大変だったという部分に共感しました!確かに大人になった今のほうがいろいろ鈍感になって生きるのがラクになった気がします。 ひとつ気になったことが…銭湯通いをしたことが無いのでわからないのですが、女性の方は生理の時はどうしているんでしょう??

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2013/03/28

銭湯にまつわる話。 常連さんたちの挨拶は、あ~あるよなあと思った。 あの挨拶の感じ、たぶん常連になってしまえば心地いいんだろうけど、初めて行くとちょっと居心地が悪い。 そういう雰囲気があるよなあ。 もちろん、周りの人も番頭さんもそんなこと関係なく挨拶してくれるから素敵だなとは思う...

銭湯にまつわる話。 常連さんたちの挨拶は、あ~あるよなあと思った。 あの挨拶の感じ、たぶん常連になってしまえば心地いいんだろうけど、初めて行くとちょっと居心地が悪い。 そういう雰囲気があるよなあ。 もちろん、周りの人も番頭さんもそんなこと関係なく挨拶してくれるから素敵だなとは思うんだけど。

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2013/02/18

わたしには幼少期に銭湯に通った経験がない。 しかしながら同じ姉妹ながら8つ上の姉にはこの経験があるらしい。 それも姉から聞いたわけではなく、母からいくつか聞いたもの。 それが心の片隅にあったからか、益田さんのエッセイとリンクして、 思わず本書を手に入れておりました。 なにしろわ...

わたしには幼少期に銭湯に通った経験がない。 しかしながら同じ姉妹ながら8つ上の姉にはこの経験があるらしい。 それも姉から聞いたわけではなく、母からいくつか聞いたもの。 それが心の片隅にあったからか、益田さんのエッセイとリンクして、 思わず本書を手に入れておりました。 なにしろわたしには、物心ついたときから今の実家(戸建)がそれで、 当たり前のように内風呂があったので。 風呂に限らず、姉妹でこれだけ育った環境が違うのも珍しいということが、我が家ではいくつかある。風呂もそのひとつ。 ちなみに近所の銭湯を経営していたのは同級生のおじいちゃんだったけど、結局1度も入ることなく亡くなってしまった。ついでに銭湯もなくなってしまった。今思えば、1度入ってみてもよかったのにな。 益田さんはわたしより上で、姉よりちょっと下の年代になるらしい。 他のエッセイでも伝わってくるが、本当にお母さんと仲がいいし、 ここでは妹さんとの関係もおもしろい。 なにより公衆の「浴場」という世界で培った成長過程が今のミリさんを形成し、それが作品に影響していると思うと、それもまた親近感なのである。 いい時代の、いい話。 笑えて、ほっこりできて、きゅんとなる。

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2013/01/06

益田さんの本を図書館で一気に借りて読んだ時の本。 銭湯に通ったことはないし、まして通いたいと思ったことは 今まで一度もないけれど きっと通っていたらこんな風に思ってた! というのはわかる気がした。

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