ヒストリアン(I) の商品レビュー
物語の世界に非常に入り込みにくいのですが、根気良く読み進めていけば、それなりに面白くはなってきます。ただしこれはヴィラド・ツェペシュの真実を追う歴史ミステリーではなく、ほんとに吸血鬼を追う歴史ファンタジー(ホラー?)だとうことがわかるまで時間がかかり、損をしました。 (下巻に続...
物語の世界に非常に入り込みにくいのですが、根気良く読み進めていけば、それなりに面白くはなってきます。ただしこれはヴィラド・ツェペシュの真実を追う歴史ミステリーではなく、ほんとに吸血鬼を追う歴史ファンタジー(ホラー?)だとうことがわかるまで時間がかかり、損をしました。 (下巻に続く)
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※このレビューにはネタバレを含みます
ドラキュラを題材にした歴史ミステリー 主人公の父が見つけた古書の謎を親子二代に渡って謎を解き明かすミステリー 謎を解き明かすために行った様々な国々の風景描写がキレイで情景がありありと浮かぶ様でした
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歴史ミステリーにカテゴライズされてはいるものの、展開にさしたる起伏はなく、風景描写が細かいことも手伝ってゆったりとした構えで読める。旅先で読むパンフレットのような感触。 「ブラッドラッド」や「吸血鬼のお仕事」のように、従来のアウトラインを変形させた姿で描かれることが多い日本のドラ...
歴史ミステリーにカテゴライズされてはいるものの、展開にさしたる起伏はなく、風景描写が細かいことも手伝ってゆったりとした構えで読める。旅先で読むパンフレットのような感触。 「ブラッドラッド」や「吸血鬼のお仕事」のように、従来のアウトラインを変形させた姿で描かれることが多い日本のドラキュラに対して、海外では未だ原型、というかブラムストーカー版のドラキュラ像が重宝されているらしい、という部分が個人的には印象深かったかな。
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読んでてこれくらい背筋が寒くなるというか、 怖くて読むのをためらう本なんか、久しぶりか初めて、 という怖い本。 ドラキュラが現実社会に出てくるのではないかと不安になる。 最近ちょうどドラキュラ(しかもブラドツェペシュ)がでてくる本を読んでいたから(こっちはファンタジー)、 ち...
読んでてこれくらい背筋が寒くなるというか、 怖くて読むのをためらう本なんか、久しぶりか初めて、 という怖い本。 ドラキュラが現実社会に出てくるのではないかと不安になる。 最近ちょうどドラキュラ(しかもブラドツェペシュ)がでてくる本を読んでいたから(こっちはファンタジー)、 ちょっとルーマニアに興味がでてきた。
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長かった…。 子供向けなのでしょうか。 歴史小説としては偏りを感じるし、 「時代を超えたサスペンス」としては 伏線が多い割には単調だし。 それでも、先は読めない展開だったので とりあえず、ずるずると最後まで読んでしまいました。 クライマックスになるはずのシーンも、 盛り上がりは不...
長かった…。 子供向けなのでしょうか。 歴史小説としては偏りを感じるし、 「時代を超えたサスペンス」としては 伏線が多い割には単調だし。 それでも、先は読めない展開だったので とりあえず、ずるずると最後まで読んでしまいました。 クライマックスになるはずのシーンも、 盛り上がりは不足していたかな。 着想のよさと、クライマックスをほぼ最後まで隠し通したことで☆2つに。
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ドラキュラや、中世ヨーロッパの歴史に興味がある人には本当に興味深い本なのだと思います。 私は、そういった歴史に疎くて不覚にも難しいと感じてしまいました。 でも、3つの時代を書き分けるレトリックは面白くスリル満点のドキドキする展開に加え苦々しい物語の中にも頬の緩むような恋の話が混ざ...
ドラキュラや、中世ヨーロッパの歴史に興味がある人には本当に興味深い本なのだと思います。 私は、そういった歴史に疎くて不覚にも難しいと感じてしまいました。 でも、3つの時代を書き分けるレトリックは面白くスリル満点のドキドキする展開に加え苦々しい物語の中にも頬の緩むような恋の話が混ざっており楽しめました。
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少女が父の書斎で見つけた本から始まる物語。 おどろおどろしい歴史と、始終ちらつく影に不安と緊張を持ちながらページをめくりました。 今まで読んだような、吸血鬼物語はちょっと違って恐ろしい存在として書かれていて、読んでいてかなり引き込まれました。 描写もはっとするほど美しいシーンがい...
少女が父の書斎で見つけた本から始まる物語。 おどろおどろしい歴史と、始終ちらつく影に不安と緊張を持ちながらページをめくりました。 今まで読んだような、吸血鬼物語はちょっと違って恐ろしい存在として書かれていて、読んでいてかなり引き込まれました。 描写もはっとするほど美しいシーンがいくつかあり、本筋とのコントラストが素敵です。 歴史や旅をすることに、興味も持ちました。続きが気になります。
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『ダ・ヴィンチ・コード』で注目された歴史ミステリーの東欧版(Ⅰ.Ⅱ巻)。 実在したドラキュラ、ワラキア公ブラド・ツェペシュの吸血鬼伝説を題材に、東欧各地からトルコまで旅をします。 ドラキュラの首はどこにあるのか? 吸血鬼は今でもいるのか? 主役の少女、その父、父の恩師と、三人の旅...
『ダ・ヴィンチ・コード』で注目された歴史ミステリーの東欧版(Ⅰ.Ⅱ巻)。 実在したドラキュラ、ワラキア公ブラド・ツェペシュの吸血鬼伝説を題材に、東欧各地からトルコまで旅をします。 ドラキュラの首はどこにあるのか? 吸血鬼は今でもいるのか? 主役の少女、その父、父の恩師と、三人の旅が並行します。 『ダ・ヴィンチ・コード』のようなアクションは無く、史料や伝説、民謡を調査して真相を探求する物語です。 若き日の父や、父の恩師の旅の回想では、冷戦時代の共産主義国の事情も描かれていて面白いです。 調査の目的が奇想天外なだけに、周囲の無理解がもどかしくも仕方の無いところですが、同じ奇妙な体験をした人が現れるシーンでは救われますw 「私についてくれば、人の一生で得られる一万倍の知識を与えよう。」 この台詞には、読んでいる私もグラッときましたねwww ニン、トン♪
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ヒストリアンというタイトルからロマンティックなアドベンチャー系のお話だと思いきや、実は3世代にわたったドラキュラ探究のお名無しで途中からホラーミステリーへとお話変わって。。。 でもこれはこれで楽しく、いままでにない感じだと思います。
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著者の父親が語った物語。著者の旅。著者の想像、創造。 想像力を掻き立てられ、旅に出たくなる本。 世界地図片手に是非。
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