春になったら苺を摘みに の商品レビュー
美しく姿勢の正しい文…
美しく姿勢の正しい文章でつづられたエッセイ。留学記は、ひとつ間違えれば自慢のような鼻持ちならないものになる可能性があるが、このエッセイではまったくそんなことがない。静かで美しく、読み終えたあと胸にじんわりとあたたかいものが広がってくる。
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エッセイだとは思わず…
エッセイだとは思わずに、タイトルと表紙につられて衝動買いした。梨木さんの留学時代、イギリスでの話。すごく面白かった。こういうバックグラウンドがあって梨木さんのカラーが出来上がってるんだな、と思った。
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著者がイギリスに滞在…
著者がイギリスに滞在していたときの体験を綴ったエッセイ。下宿先のウェスト夫人をはじめとして、登場人物の視点がとても優しくてあたたかい。そしてエッセイなのにどの話もすごくドラマチックです。
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梨木さんとタイトルに…
梨木さんとタイトルに惹かれて購入した、英国の香り漂うエッセー集。魅力的な人物がたくさん登場しますが、特にウエスト夫人の人種を超えた付き合い方や隣人に対する接し方が純粋に素敵だと思える作品です。
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梨木さんのイギリス留…
梨木さんのイギリス留学中のことをつづったエッセイです。ホームステイ先の夫人の「理解はできないけれど受け入れる」という姿勢には感心しました。
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梨木さんの書かれるエ…
梨木さんの書かれるエッセイということで、半分の期待と半分の不安で読み始めましたが、不安になる必要などなかったようです。梨木さんらしい繊細な感覚と、素直に心に伝わる文章は、その他の作品に共通するものがあり、その穏やかなリズムに癒されました。「西の魔女が死んだ」や「裏庭」なども、この...
梨木さんの書かれるエッセイということで、半分の期待と半分の不安で読み始めましたが、不安になる必要などなかったようです。梨木さんらしい繊細な感覚と、素直に心に伝わる文章は、その他の作品に共通するものがあり、その穏やかなリズムに癒されました。「西の魔女が死んだ」や「裏庭」なども、このエッセイを読んだ後でもう一度再読してみると、さらに深く楽しめるのではないかと思います。
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梨木さん初のエッセイ…
梨木さん初のエッセイ。知らずに読むと、普通に文学小説として読めてしまう。背景に人種問題が強く感じるが、文章力がハンパじゃない。
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海外作品の翻訳ものを…
海外作品の翻訳ものを読んでいるような感じがしました。ウェスト夫人の人柄に影響され、若い頃の「私」は見聞を広めていく。ウェスト夫人から吸収した、人種の違いを超えた博愛精神が、梨木作品の根底に流れているのだなと確信しました。
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Kの経験すること、出会う人たち、全てがわたしに新しい考えと見方をくれました。魅力的な世界を生きていることをうらやましく思い、わたしも世界へ行って経験をしたいという気持ちになります。
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〈再登録〉梨木香歩さんの初エッセイ。「裏庭」の風景描写や異国情緒はイギリスの町、S・ワーデンで過ごした日々がルーツなのでしょうか。様々な人種が集まる土地で感じた価値観の違いに真摯に向き合う姿が印象的です。 若い時にウェスト夫人という慈愛に満ちた人と共に過ごしたこと、彼女と変わらぬ...
〈再登録〉梨木香歩さんの初エッセイ。「裏庭」の風景描写や異国情緒はイギリスの町、S・ワーデンで過ごした日々がルーツなのでしょうか。様々な人種が集まる土地で感じた価値観の違いに真摯に向き合う姿が印象的です。 若い時にウェスト夫人という慈愛に満ちた人と共に過ごしたこと、彼女と変わらぬ友情を築いてきたことは一生の財産なのでしょう。
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