ウは宇宙船のウ 新版 の商品レビュー
読んでノスタルジックな気持ちになるといったら自分的にはこれ。 風景から心情描写まで、異質な世界の設定までが詩のように表現され、よくある日常の一コマを切り取ったかのように描写されてる。 あれ?これオチ?と思うときもあるのが逆に癖になる、明らかに舞台はファンタジーなSFなのに、普段わ...
読んでノスタルジックな気持ちになるといったら自分的にはこれ。 風景から心情描写まで、異質な世界の設定までが詩のように表現され、よくある日常の一コマを切り取ったかのように描写されてる。 あれ?これオチ?と思うときもあるのが逆に癖になる、明らかに舞台はファンタジーなSFなのに、普段わき起こったことある感情、思い出と重なることがあるのがノスタルジーを感じさせてるところかなあ 大好きな話は長雨。
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SFの抒情詩人と言われるブラッドベリの自選短篇集。タイトル通り、宇宙船が主要なモチーフとして使われているものが多い。 『長雨』と『霜と炎』が好き。
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ブラッドベリの作品には、一種の黄金のきらめきを持つ設定がある。 それは、二人の少年。 少年たちは、大親友だ。 誰もがそこを疑う余地はない。 だけど、少年たちは、やがて気づく。 自分と彼とは、やがて変わっていくのだと。 いつも一緒にいて、いつも同じことをして、いつも同じ...
ブラッドベリの作品には、一種の黄金のきらめきを持つ設定がある。 それは、二人の少年。 少年たちは、大親友だ。 誰もがそこを疑う余地はない。 だけど、少年たちは、やがて気づく。 自分と彼とは、やがて変わっていくのだと。 いつも一緒にいて、いつも同じことをして、いつも同じものを好きになり、いつも同じものに対して怒りをぶつけ、泣き、笑い、そして、お互いがいない生活など考えられないどころか、想像もしたことがない。 そんな二人が、やがておのおのの進むべき道を見いだしたとき、彼らは大人になる……。 なんかぼやかすような書き方をしたけど、ブラッドベリの作品には、こういうモティーフが、どこかしらにいるような気がする。 それは、『何かが道をやってくる』もそうだし、この短編集の表題作『「ウ」は宇宙船の略号さ』もそう。 もしかするとなんだけど。 たとえば、キャラメルボックスの役者、阿部丈二と多田直人でこのテーマ「二人の少年」で物語を作ったら、さぞかし面白いものになるだろう。 そう思える。 そこには、少年ならではの葛藤と、そして、彼らだからこそ生まれる物語が、きっとある。そんな気がする。 そしてこの短編集には、少年の心を忘れない大人たちのための物語が、これでもかと詰まっている。 この物語を読んだら、しばし宇宙を見上げてみませんか。
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最近、お亡くなりになったので初めて読みました。「華氏451度」のタイトルと何となく内容を聞いた事ある程度の予備知識しかありませんでした。 この短編集を読んだだけでは私には、面白さが全く理解できませんでした。これを子供の頃に読んで理解できた方々は、凄いと思います。 でも、まだ一冊だ...
最近、お亡くなりになったので初めて読みました。「華氏451度」のタイトルと何となく内容を聞いた事ある程度の予備知識しかありませんでした。 この短編集を読んだだけでは私には、面白さが全く理解できませんでした。これを子供の頃に読んで理解できた方々は、凄いと思います。 でも、まだ一冊だけなのでもう少し他のも読んで見ます。
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ずいぶん前に読んだ本なのに今頃登録。 理由は、今日突然父が「恐竜が出てくる小説があるのか?」と聞いてきたこと。 ブラッドベリの「霧笛」だとピンと来たので、自室のリアル本棚からこの短編集を探し出して父に渡しときました。 父は海外の翻訳ものはまず読んだことがないと思う。 小説そのもの...
ずいぶん前に読んだ本なのに今頃登録。 理由は、今日突然父が「恐竜が出てくる小説があるのか?」と聞いてきたこと。 ブラッドベリの「霧笛」だとピンと来たので、自室のリアル本棚からこの短編集を探し出して父に渡しときました。 父は海外の翻訳ものはまず読んだことがないと思う。 小説そのものも、読んでるのは司馬遼太郎くらいしか見たことがない。 あとは経済誌とか、実用書的なものがほとんど。 どうやら最近ブラッドベリが亡くなって、新聞に追悼記事が出たのを読んだらしい。 SF開眼してくれると楽しいんだけどな~。 あ。レヴューでしたね。 「霧笛」が素晴らしいのはもちろんですが、タイトルロールの「ウは宇宙船のウ」も大好きです。
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2009/10/24購入。 2011/08/25〜2012/01/09 「宇宙船乗組員」は切ない。
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家族の物語 未来を見ているような、過去をみているような。 SFなんだけど、とてもノスタルジックで詩的な短篇が16篇。 宇宙旅行や地球外の世界を題材にしていても、 そこにあるのは、誰にでもある日常、家族の思い出なのだ。
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古典SF短編集。 地球上のどこにでもあるお話から遠い星の不思議なお話まで幅広いけど、「幻想と叙情の詩人」なんて謳われるだけあってどのお話にもとびっきりのロマンがぎゅっと詰まってます。 少年少女の世界のきらきらとした輝きとか、星空の先の別世界への憧れとか、逆に星の上に立って想う郷愁...
古典SF短編集。 地球上のどこにでもあるお話から遠い星の不思議なお話まで幅広いけど、「幻想と叙情の詩人」なんて謳われるだけあってどのお話にもとびっきりのロマンがぎゅっと詰まってます。 少年少女の世界のきらきらとした輝きとか、星空の先の別世界への憧れとか、逆に星の上に立って想う郷愁とか、そういうお話たち。そういう世界たち。です。 「長雨」「亡命した人々」「竜」「霜と炎」あたりが特に印象深かったかな。普段はハードSF中心に読んでるのでかえって新鮮でした。
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16話のSF短編集。 宇宙、恐竜、タイムマシーン 誰もが、子供のころに憧れたようなストーリーが詰まっています。 ハラハラドキドキワクワク… ちょっと子供に還ってみるのも良いかもしれません。
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12.6.10 ブラッドベリが亡くなった。霧笛を再読。/09.3.6『半神』で知った、『霧笛』が目当て。
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