狼と香辛料(Ⅰ) の商品レビュー

支倉凍砂(著者)

2010/06/15

旅の青年行商人クラフト・ロレンスは、商取引のために訪れたパスロエ村を後にした夜、荷馬車の覆いの下に眠る一人の密行者を見付ける。それは『ヨイツの賢狼』ホロと名乗る、狼の耳と尻尾を持つ少女であった。

ホロは遙か北の故郷『ヨイツ』を離れての放浪の中、パスロエ村の麦に宿った狼であった。ホロは神と呼ばれ長年村の麦の豊作に尽くしていたが農業技術の進歩によってないがしろにされるのを感じ、望郷の念を募らせていた。そしてついに収穫祭の日、通りかかった荷馬車の麦束に乗り移って、村を脱出したのであった。

2008年アニメ化作品（終了済）

2010/05/26

経済学部に入って、急激に読みたくなって読みました。
行商人が主人公というちょっと変わった旅小説です。のんびりした優しい感じがすごく好み。
たびたび経済のお話が出てくるので、少し知識があるともっと楽しめます。
商人同士の駆け引きや考え方、その中で貫くロレンスの優しさ、かっこよさ、ホロとの掛け合いも微笑ましいです。

2010/05/16

物語全体が、ほのぼのした雰囲気に包まれているな、と思いました。
ただ、経済の話ですので、少し難しいところはあります。
「え？どういうこと？」となることもしばしば。
ですが、少し考えれば分かるくらいの仕組みではありますので、そこには特に問題はありませんでした。

ホロがとにかく可愛いです。
彼女とロレンスの掛け合いは読んでるだけで楽しいですね。

2010/05/01

狼ホロとひょんなことで出会ってしまった行商人ロレンス。
初めは狼と名乗るホロに不信感を抱くものの、旅の同行を許可することにした。
そんな中、別な行商人からの儲け話からロレンスは大きな利益を得る機会を手に入れたのだが・・・。

読みやすいと思ったが、途中商業関係の話が出てくるため、貨幣価値のことを知らないと躓いてしまう可能性も。しかしかなり難しいわけでもないので、そんな気にすることもないのか。

魅力の一つとしては言葉の言い回し、特にロレンスとホロの会話だと思う。
現実でもこのような会話ができたらいいなぁ、と憧れてしまうほどテンポがよく、上手いと思う。

一つ残念なのは最後のまとめの台詞。完全に蛇足だと思ったのだが、感じ方は人それぞれなのでこれがいいと思う人もいるだろう。

2015/06/04

1~9巻まで読了
人気シリーズなだけあって面白い。
中世ヨーロッパ？的な世界観で、魔法はほとんど出てこなくて主に経済の話。こういう視点のファンタジーははじめて見たので新鮮でした。

2010/04/05

みんなも大好きな狼と香辛料（ﾏﾃｗ
色々知識を得るのが好きだ！って人や頭を使いつつシャレてる掛け合いが好きだ！って人にお勧めの作品
時にワクワク、時にハラハラする展開もあり読者を飽きさせない魅力がある

2010/07/20

ファンタジーものの定番である剣と魔法…の代わりに
金貨と知恵で旅をする行商人＋狼神の物語。

何となく気象精霊を思い出した。

財布と本棚に相談中...

2012/04/16

ﾍﾀﾚ主人公と見た目は美少女､実は相当長生きしている神狼のお話♪
主人公のﾍﾀﾚっぷりと、狼の老成?してるけど(苦笑)時たま見せる弱さが可愛いｗ
とりあえずがんばれ、主人公！ｂ←何

2010/03/09

個人的に文倉十さんの絵がすごく好きです。最初話は面白かったですがだんだんと読んでいくうちに、同じような話になっている気がします。
6割くらいは絵を見るために買ってる気がします；

2010/03/05

印象に残ったフレーズ・・・

「後ろ足で砂をかけてやれ。」

「俺は幸運に慣れてるからな。」

かっこよくなら死んでも良いかもしれない。